概要
Semantic Versioning(セマンティックバージョニング、通称SemVer)は、ソフトウェアのバージョン番号の付け方のルールです。
簡単に言うと、バージョンは 「MAJOR.MINOR.PATCH」 の3つの数字で構成されます。
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MAJOR(メジャー)
後方互換性のない大きな変更があったときに上げます。
例: 破壊的なAPI変更、新機能の大幅な改変など。 -
MINOR(マイナー)
後方互換性のある新機能が追加されたときに上げます。
例: 新しい機能を追加しても、既存の機能は壊れない。 -
PATCH(パッチ)
バグ修正などの互換性のある小さな変更があったときに上げます。
例: バグ修正やドキュメント修正など。
例:
1.4.2 → メジャー1、マイナー4、パッチ2
1.4.3 はパッチアップデート(バグ修正)
1.5.0 はマイナーアップデート(新機能追加)
2.0.0 はメジャーアップデート(互換性のない変更)
このルールを守ることで、利用者はバージョンを見ただけで「どんな変更があるのか」を予測しやすくなります。