ここではOracle DatabaseをOracle Management Cloudに監視対象としてエンティティ登録する手順を紹介します。この手順を実行するためには、既にCloud Agentが対象のデータベースサーバーにインストールが完了していることが必要です。
※Cloud Agentをインストールしているユーザーは、Oracle HomeとGrid Home(ASMも検出する場合)のディレクトリにアクセスできる必要があります。例えば、Database Cloud Serviceの場合は以下のように対応します。
oinstallグループをCloud Agentをインストールしたopcユーザーに付与
sudo usermod -aG oinstall opc
※cloud Agentを再起動
./omcli stop agent
./omcli start agent
##シングル・インスタンスの場合
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以下のエンティティ追加の画面で、必須項目の値を入力
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資格証明の値を入力し、一番下のエンティティの追加をクリックする
##RACインスタンスの場合
以下の手順は、Database Cloud ServiceでRACインスタンスを作成した環境をベースに記述しています。オンプレミスのRAC環境によっては一部手順が必要ないかもしれません。
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以下のエンティティ追加の画面で、必須項目の値を入力
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資格証明の値を入力し、一番下のエンティティの追加をクリックする
※どうしてもASMの認証で失敗してしまうので、再度SYSユーザにパスワードを明示的に付与してみました
gridユーザーで接続
sqlplus / as sysasm
alter user sys identified by xxxxxxxxx;
同様の手順で、残りのノードのデータベースもOMCに登録します
次は実際にOracle Databaseを監視する方法を試していきます
OMCでOracle Databaseを監視する
※追加が成功しているのにOMCのモニタリング画面に表示されない場合は、追加したエンティティにライセンス定義が割り当てられているか以下の手順で確認して下さい
OMC Cloud Agentのインストール - Linux編 -
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