※本記事は内容が若干古くなっていますが、内容は一部参考にできるので残しておきます。こちらの記事もご参考にして下さい、
Oracle Data SafeでAutonomous Databaseを管理する
Oracle Databaseをより安全に利用するためのクラウドベースのデータベース・セキュリティ・サービスです。
セキュリティ対策が後手になりがちなデータベースに対して、CISベンチマークを基準にしたリスク評価やマスキング、監査ログ監視等の運用によりデータベースをセキュアな状態に保つことが可能です。
主に以下の5つの機能で構成されています。
セキュリティ・アセスメント(Security Assessment)
ユーザー・アセスメント (User Assessment)
機密データ検出(Sensitive Data Discovery )
データ・マスキング(Data Masking)
アクティビティ監査(Activity Auditing)
Oracle Cloud上のOracle DBだけでなく、オンプレミスや他社クラウドのOracle DBも同様に管理することが可能です。サポートしているCloud Databaseサービスはこちら
Oracle Cloud Databaseが対象の場合は無償です。※アクテビティ監査は100万レコード/月まで無量。オンプレミス、他社クラウド上のOracle DBの場合は有償です。価格はこちら
Data Safe用のアカウントの作成
2020/1/17からフェデレーテッド・ユーザーがサポートされました。フェデレーテッド・ユーザーを使用したい場合はこちらのリンクを参照して下さい。
https://qiita.com/western24/items/f86a6b7d789e017a6361
また、OCI上にAdministrator権限を持つローカル・ユーザーを使用する場合は以下の手順は不要です。スキップして、次のData Safeの有効化から実施して下さい
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以下の通りに入力
※必須なのは、data-safeとgroupsの権限。それ以外、今回の場合はAutonomousがdatasafeコンパートメントに作成しているので、manage権限を付与しています。ご自身の環境に合わせてポリシーは適宜修正して下さい
以上で、Data Safeを操作することができるローカル・ユーザーの作成は完了です
Data Safeの有効化
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ローカル・ユーザーで明示的にOracle Cloudにサインイン。すでにフェデレーテッド・ユーザーでサインインしている場合は、サインアウトすると下記の画面に遷移する
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Data Safeを有効化したいリージョンを選択し、データセーフをクリック
※Data Safeは、Regional Serviceなので、Database Cloudのインスタンスがあるリージョンと同じ場所で作成する
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Data Safeの有効化をクリック
※一旦、Oracle Data Safeを有効にすると、無効化にできないことに注意
これで、Data Safeを使用するための準備が完了しました。
次は、実際にAutonomous Databaseにテストデータを生成して、Data Safeのデータ・マスキング機能を実施する一連の手順を紹介していきます。
Oracle Data Safeの関連情報はこちら