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Oracle Data Safeを有効化する

Last updated at Posted at 2020-01-16

※本記事は内容が若干古くなっていますが、内容は一部参考にできるので残しておきます。こちらの記事もご参考にして下さい、
Oracle Data SafeでAutonomous Databaseを管理する

Oracle Databaseをより安全に利用するためのクラウドベースのデータベース・セキュリティ・サービスです。
セキュリティ対策が後手になりがちなデータベースに対して、CISベンチマークを基準にしたリスク評価やマスキング、監査ログ監視等の運用によりデータベースをセキュアな状態に保つことが可能です。

主に以下の5つの機能で構成されています。
セキュリティ・アセスメント(Security Assessment)
ユーザー・アセスメント (User Assessment)
機密データ検出(Sensitive Data Discovery )
データ・マスキング(Data Masking)
アクティビティ監査(Activity Auditing)

Oracle Cloud上のOracle DBだけでなく、オンプレミスや他社クラウドのOracle DBも同様に管理することが可能です。サポートしているCloud Databaseサービスはこちら

Oracle Cloud Databaseが対象の場合は無償です。※アクテビティ監査は100万レコード/月まで無量。オンプレミス、他社クラウド上のOracle DBの場合は有償です。価格はこちら

Data Safe用のアカウントの作成

2020/1/17からフェデレーテッド・ユーザーがサポートされました。フェデレーテッド・ユーザーを使用したい場合はこちらのリンクを参照して下さい。
https://qiita.com/western24/items/f86a6b7d789e017a6361

また、OCI上にAdministrator権限を持つローカル・ユーザーを使用する場合は以下の手順は不要です。スキップして、次のData Safeの有効化から実施して下さい

  • IAMにData Safe用のローカルユーザーを作成する。アイデンティティからユーザをクリック
    image.png

  • ユーザーの作成をクリック
    image.png

  • 名前: datasafe, メールアドレス: 任意
    image.png

  • datasafeユーザーをクリック
    image.png

  • ローカルユーザーのパスワードを作成
    image.png

  • Data Safeに必要なグループの作成。アイデンティティからグループをクリック
    image.png

  • グループの作成をクリック
    image.png

  • グループ名は、datasafegrpで作成
    image.png

  • datasafegrpグループをクリック
    image.png

  • ユーザーをグループに追加をクリックし、datasafeユーザーを追加する
    image.png

  • ポリシーのリンクから、ポリシーの作成をクリック。コンパートメントはrootを選択しておくこと
    image.png

  • 以下の通りに入力

    • 名前: datasafepolicy
    • ポリシー・ステートメント:
    • allow group datasafegrp to manage data-safe in tenancy
    • allow group datasafegrp to inspect groups in tenancy
    • allow group datasafegrp to manage autonomous-database in compartment datasafe
    • allow group datasafegrp to manage database-family in compartment datasafe
      image.png

※必須なのは、data-safeとgroupsの権限。それ以外、今回の場合はAutonomousがdatasafeコンパートメントに作成しているので、manage権限を付与しています。ご自身の環境に合わせてポリシーは適宜修正して下さい

  • ポリシーが追加された
    image.png

以上で、Data Safeを操作することができるローカル・ユーザーの作成は完了です

Data Safeの有効化

  • ローカル・ユーザーで明示的にOracle Cloudにサインイン。すでにフェデレーテッド・ユーザーでサインインしている場合は、サインアウトすると下記の画面に遷移する
    image.png

  • Data Safeを有効化したいリージョンを選択し、データセーフをクリック
    ※Data Safeは、Regional Serviceなので、Database Cloudのインスタンスがあるリージョンと同じ場所で作成する
    image.png

  • Data Safeの有効化をクリック
    ※一旦、Oracle Data Safeを有効にすると、無効化にできないことに注意
    image.png

  • サービスコンソールをクリック
    image.png

  • 再度、SIGN INの画面が表示される場合は、datasafeでサインインする
    image.png

  • Data Safeのホーム画面
    image.png

  • Securityタブを選択し、datasafegrpのグループにManageの権限を付与する
    image.png

これで、Data Safeを使用するための準備が完了しました。

次は、実際にAutonomous Databaseにテストデータを生成して、Data Safeのデータ・マスキング機能を実施する一連の手順を紹介していきます。

Oracle Data Safeの関連情報はこちら

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