OMCでWordPressを監視する

Wordpressの運用監視されていますか？ レンタルサーバの標準機能を使う、SaaSだから気にしない、Zabbixで監視する、色々な選択肢がありますね。

ここでは、Oracle Management Cloudを使って、WordpressのアプリケーションとApacheやMySQLといったWordpressを構成するインフラの部分を監視する方法を紹介します。

ご存知の通りWordpressはPHPで記述されています。OMC APM(Application Performance Monitoring)は主にJavaや.NETで作成されたWEBアプリケーションを監視する機能でPHPを直接サポートしていません。
ただ、APMの機能の一部であるブラウザエージェントというJava ScriptをHTMLに直接埋め込むことで実際のユーザーのブラウザ操作やページリクエストの体感パフォーマンスを測定することできます。

また、OMC IM(Infrastructure Monitoring)でLinuxやApache, MySQLといったWordpressを構成するインフラ・リソースの稼働監視をすることもできます。

Wordpressにアクセスできない、レスポンスが異常に遅いという問題が発生した場合に、アラートで迅速な検知をし、どのレイヤーの問題なのか、原因特定に素早く対応するための活用が期待されます。

APMのブラウザエージェントをWordpressで使う

• ブラウザエージェントのJava Scriptをすべてコピーする
  

• WordPressにJava Scriptプラグインを追加し、コピーしたJava Scriptを貼り付けて、Page Headerに追加する
  以下は、Simple Custom CSS and JSプラグインの使用例
  

• ブラウザエージェントを有効化した場合のAPMでの情報の見え方 ～ ページ一覧 ～
  

• ページ・アクセスの詳細情報
  

• ブラウザ上での実際のユーザ操作とレスポンスが記録される
  

WordPressリソースの監視

• WordPressに対して定期的にアクセスしてヘルスチェックを行う
  

• ヘルスチェックの結果。レスポンスが無い、実行時間が設定したしきい値を超えたらアラートで通知するなどで自動化できる
  

• OSの稼働状況
  

• Apacheの稼働状況
  

• アラートの設定。Apacheのダウン検知、または特定の値のしきい値を超えた場合など
  

• 実際に通知されるアラートメール。レビュー詳細はOMCへのリンク
  

OSやApache等のミドルウェアを監視する場合はCloud Agentのインストールが必要です。Log Analyticsを組み合わせてログ分析も同時に行うとより多角的に監視できるかと思います。

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