OMC APM Agentのインストール - JAVA編 -

Oracle Management CloudのApplication Performance Monitoringは、JAVA Application Server、.NET、Node.js上で動作するアプリケーションの性能監視のためのクラウドサービスです。クライアント側、アプリケーションサーバー側の情報を分析することでどこにパフォーマンスの問題があるのかを特定するのに役立ちます。

ここでは、Application Performance Monitoringの設定手順についてご紹介します。対象のAPサーバはApache Tomcatです。

• OMCのコンソールからエージェントをクリック
  

• 右上のアイコンのエージェントのダウンロードをクリック
  

• エージェントタイプをAPMエージェントを選択し、APM JAVA Agentをクリックしてダウンロード
  

• 右上のアイコンの登録キーの管理をクリック
  

• 好きな名前を入力し、新規キーの作成をクリック
  

• 生成されたキーの値をメモしておく
  

• TomcatのインストールされたサーバにAPM Agentをコピーしてログイン

APM Agentの解凍
$ unzip 1.46_APM_226.zip -d 1.46_APM_226
$ cd 1.46_APM_226/
$ ls
AgentConfig.info          ApmAgent-1.46.zip  ProvisionApmJavaAsAgent.cmd
agent_software_build.xml  certificates       ProvisionApmJavaAsAgent.sh
ApmAgent-1.46.dat         install            rootCertificates

スクリプトの権限変更
$ chmod 775 ProvisionApmJavaAsAgent.sh

APM Agentのインストール (※環境変数にCATALINA_HOMEが指定されていること)
$ ./ProvisionApmJavaAsAgent.sh -d $CATALINA_HOME
INFO: Starting APM Java agent installer using the following parameters: -d /home/opc/apache-tomcat-9.0.30
INFO: Your install directory is /home/opc/apache-tomcat-9.0.30
INFO: Please enter the registration key or q to quit
-->メモしておいたキーの値を入力

～色々メッセージが流れてインストール完了～

APM Agentの実体は$CATALINA_HOME/apmagentにインストールされている

以下を環境変数に追加してTomcatを再起動
export CATALINA_OPTS="-javaagent:$CATALINA_HOME/apmagent/lib/system/ApmAgentInstrumentation.jar"

• 正常にインストールされている場合はAPMエージェントの項目に表示される
  

• APMをクリック
  

• サーバーリクエスト、APPServerにデータが表示され、APMの監視がスタート
  

• サーバーリクエスト毎の詳細なパフォーマンス分析
  

• エンドユーザー・モニタリングの有効化 (ユーザのブラウザ操作を記録)の設定方法は、OMC APM Agentのインストール - .NET編 -を参照して下さい
  https://qiita.com/western24/items/855cee9d2c0a93b8cf79

今回はTomcatをご紹介しましたが、それ以外のサポートしているWeb Application Serverは、WebLogic、WebSphere、Jboss、Jettyです。各APサーバごとにAPM Agentのインストール手順が若干異なりますので、マニュアルを参考にして下さい。

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