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<Stack Monitoring①> WebLogicとTomcatを監視する

Last updated at Posted at 2023-04-18

Stack Monitoringは、アプリケーションのスタックとなるデータベースやアプリケーション・サーバーといったミドルウェア・リソース及びアプリケーションを監視するためのメトリック・データを提供します。
また、Stack Monitoringは、管理エージェントをインストールすることで、OCIのコンピュートだけでなく、オンプレミスや他社クラウド上のリソースも対象にすることが可能です。
サポート対象のリソースはこちらのドキュメントをご確認下さい。

OCIチュートリアルに基本的な設定手順がありますが、今回は具体的に各ミドルウェア・リソースの検出方法について紹介します

WebLogicの検出

OCIにWeblogicインスタンスを新規に作成し、Stack Monitoringにリソース追加する手順を紹介していきます

  • まず最初に、マーケットプレイスのOracle WebLogic Server Enterprise Edition UCMからインスタンスを作成する。作成時のパラメータや構成はお好みでどうそ
    image.png

  • インスタンス作成後、WebLogicのコンピュート・インスタンスのOracle Cloudエージェントにある管理エージェントのプラグインを有効化する
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  • しばらく待つと、OCIメニューから管理エージェント -> エージェント内にWebLogicインスタンスのAgentが表示されるので選択し、Stack Monitoringのプラグインのデプロイを行う
    image.png

  • OCIメニューからアプリケーション・パフォーマンス・モニタリング -> スタック・モニタリングを選択。リソース -> すべてのリソースでWebLogicインスタンスが稼働中になっていることを確認
    image.png

  • ここまでWeblogicのLinux OSがStack Monitoringへの追加が完了。上記の名前をクリックし、チャートを見るとLinux OSの監視メトリックを参照できる。
    image.png

  • 続いてWebLogicのリソースを追加する。アプリケーション・パフォーマンス・モニタリング → スタック・モニタリング -> リソース検出から新しいリソースの検出をクリックする。リソース・タイプをOracle WebLogicドメインを選択し下記を入力し検出を実行
    リソース名 -> 任意、管理サーバー・ホスト -> VMのホスト名
    管理サーバー・ポート -> 9071、プロトコル -> t3、
    管理エージェント -> WebLogicインスタンスのエージェント、WebLogic作成時に指定したAdminユーザー名とパスワード
    image.png

  • 正常に検出できればジョブのステータスは成功で完了
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  • リソース名をクリックし、メンバーを確認すると、WebLogicドメインを構成するクラスタ、管理サーバー、管理対象サーバーがメンバーとして構成されている
    image.png

  • 管理・管理対象サーバーにはWebLogic用の17種類のメトリックが定義されている
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以上でWebLogicをStack Monitoringで監視する手順は完了です
OCIのコンピュート上に稼働するWebLogicの場合は、Cloudエージェントのプラグインで管理エージェントを有効化させることができましたが、オンプレミスやOCI以外のクラウドの場合は、管理エージェントを手動でWebLogicサーバーにインストールする必要があります
手動で管理エージェントをインストールする場合はこちらの手順を参考にして下さい

Apache Tomcatの検出

Tomcatの設定手順については割愛
Tomcatは、JMXで監視されるため、リモートからJMXが監視できるように事前設定が必要。こちらのドキュメントを参考に設定する

$ vi $CATALINA_HOME/bin/setenv.sh
※下記を追加し保存
CATALINA_OPTS="-Dcom.sun.management.jmxremote -Dcom.sun.management.jmxremote.port=9999 -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=true -Dcom.sun.management.jmxremote.password.file=../conf/jmxremote.password -Dcom.sun.management.jmxremote.access.file=../conf/jmxremote.access"
$ chmod 755 $CATALINA_HOME/bin/setenv.sh

$ vi $CATALINA_HOME/conf/jmxremote.password 
※下記を追加し保存
control tomcat
admin tomcat

$ vi $CATALINA_HOME/conf/jmxremote.access 
※下記を追加し保存
control readonly
admin readwrite

$ chmod 600 jmxremote.access
$ chmod 600 jmxremote.password

$ sh $CATALINA_HOME/bin/shutdown.sh
$ sh $CATALINA_HOME/bin/startup.sh
  • 続いてApache Tomcatのリソースを追加する。アプリケーション・パフォーマンス・モニタリング → スタック・モニタリング -> リソース検出から新しいリソースの検出をクリックする。リソース・タイプをApache Tomcatを選択し下記を入力し検出を実行
    リソース名 -> 任意、管理サーバー・ホスト -> ホスト名
    JMXポート -> 9999
    管理エージェント -> Apacheインスタンスのエージェント、JMXで指定したユーザー名とパスワード
    image.png

  • 正常に追加できれば、Tomcat用の15種類のメトリックが参照可能
    image.png

次回は、Oracle Databaseのリソース検出方法について紹介します。

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