ここでは、認証を強化することで、OMCのセキュリティを向上させる方法をご紹介します。
OMCは、Oracle CloudのIDCS(Oracle Identity Cloud Service)で認証されています。このIDCSは、Oracle Cloud Infrastructureのコアな機能として提供されており、多要素認証やIPアクセス制御などの認証周りのセキュリティを強化する様々な機能を持っています。
このIDCSの機能を利用することで、特定のIPアドレスからしかOMCをアクセスできないように制限し、かつ、従来のパスワードだけでなくモバイルアプリでのニ要素認証に変更することで、OMCへのアクセスを強化しセキュリティを高めます。
以下からは実際の設定例です。
今回はモバイルアプリケーションを使用しましたが、SMSやメールへのアクセスコード送信など、従来のパスワード認証に追加することで認証を簡単に強化することができます。
ひとつ注意事項としては、IDCSのMFA(マルチ・ファクタ認証)の機能は、IDCSのStandardの機能となるため利用は有償となります。詳しくは、IDCSのドキュメントでご確認下さい。