OCI Log Analyticsは通常エージェントが定期的にログをアップロードしますが、OCI CLIまたはREST APIを使って手動でログをアップロードすることが可能です。この方法を使用すれば、エージェンドをインストールできないリソースのログを分析させることができます。
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ここでは、データベースのXML監査ログをインポートし、分析する手順を手順を説明します。
#サンプルのXML監査ログをダウンロード
wget https://raw.githubusercontent.com/western24/omcdemo/master/ora_audit.xml
#OCI CLIでアップロード
oci log-analytics upload upload-log-file --namespace-name テナント名 --log-source-name 'ログソース名' --upload-name アップロード名 --file ログファイルパス --filename ログファイル名 --opc-meta-loggrpid ロググループのID
oci log-analytics upload upload-log-file --namespace-name xxxxxx --log-source-name 'Database Audit XML Logs' --upload-name uptest --file /home/opc/ora_audit.xml --filename oracleXMLlog --opc-meta-loggrpid ocid1.loganalyticsloggroup.oc1.iad.xxxxxxxxxxxxxxx
今回はOCI LAにプリセットされているOracle Databaseのログタイプを使用しましたが、サポートされていないミドルウェアやアプリケーションのログには、カスタムパーサーの機能で新たに対応するログタイプを作成することが可能です。
本家のOracle Management CloudではGUIで簡単に実装できますが、OCI LAはまだですので、OMC側で作成した正規表現をコピーするというのが良いかもしれません。
OMC Log Analyticsで未対応のログをカスタム・パーサで取り込む
OCI Audit,Flowlog,WAF関連のログを手動でアップロードして分析するといった使い方も実践的ですね。ただ、完全対応したパーサーはまだなので、自身で作成する必要があります。