この記事は ウェブクルー Advent Calendar 2023 24日目の記事です。
メリークリスマス。
世のなかクリスマス一色ですね。クリスマス感。
「○○感」とか「○○っぽい」とか「○○風」とか。
デザイン業務をやっているとよく聞く言葉です。
最近は「○○系」もあるかも。
この「っぽさ」みたいな、とても曖昧なものを具現化するのもデザインの大きな役割です。
「っぽさ」の分解
前職まで長く旅行商材を扱っていました。
ハワイっぽく、沖縄っぽく、夏休みっぽく、リゾート感、学生(旅行)風、女子旅風、などなど。
「っぽさ」の乱発です。
「っぽさ」って具体的にどういうことか。
まず分解してみます。
沖縄と聞いてイメージされるものは。
・青い海
・マリンスポーツ
・リゾートホテル
・美ら海水族館
・やんばる
・シーサー
・赤瓦や石垣の家
・守礼門
・沖縄料理
・泡盛やオリオンビール
・ハイビスカスやブーゲンビリア
・サンゴ
・水着やビーチサンダル
・紅型
いっぱい。
そもそもなんで沖縄か。
今、私がとても沖縄に行きたいからです。
ターゲット層(商品内容)に合わせる
年齢によって、興味の範囲や知識レベルによって、少しずつイメージは変わります。
そんな時は「どういう行動を起こしそうか」を考えてみます。
例えば、子連れ旅行なら。
浅瀬のビーチやホテルのプールで遊びたい。
美ら海水族館にも行きたいし、ホテルが充実しているのもありがたい。
若い女性のグループ旅行なら。
青い海で1日中遊びたい。
マリンスポーツなどアクティビティを期待しているかも。
シニア旅なら。
ビーチアクティビティより景色を楽しみたいかも。
観光やグルメも満喫したいでしょう。
求めるものが違えば、そこにイメージするものも変わります。
デザインする
商品のコピーももちろん大事ですが、
グラフィック面では、フォントや配色、写真などの組み合わせで表現します。
文字間を狭く、色をビビットにすると、可愛さや元気さが出たり。
あるいは、教科書体や明朝体で文字間を広くとると、ゆるい優しい感じを演出できます。
とりあえず、沖縄に、行きたい。
参考にするもの
画像検索はもちろんですが、雑誌もいいです。
雑誌は読者ターゲットが明確なので、同じものを扱っていても「っぽさ」が全然違います。
本屋の雑誌コーナーは「っぽさ」が渋滞しています。
おわりに
最近、シニア向け12ヶ月分のバナー作成をすすめていて、シニアの「季節感」をひたすら考えて行き詰まっています。
ということで、楽しい沖縄へ少し逃げてみました。
明日は、私の長年のデザイナー仲間 @hiro19840624 さんの記事です、よろしくどうぞ。