はじめに
AWS認定資格には有効期限(取得から3年間)があり、期限が切れる前に何かしらの対応をしないと失効してしまいます。
これまでは「再認定試験を受け直す」一択でした。しかし、AWS Skill Builder上で対象のアクティビティ(デジタルコースやハンズオン)をこなすだけで、試験を受けずに有効期限を1年延長できる「認定資格の維持(Recertification via Skill Builder/ベータ版)」という仕組みが2026年6月23日よりスタートしました。
今回、保有している AWS Certified Solutions Architect – Professional の有効期限が近づいてきたため、このSkillBuilderでの1年延長を実際に試してみました。本記事ではその一連の流れをスクリーンショット付きで紹介します。
結論
- 試験を受けずに1年間の資格の有効期限の延長が可能
- 注意:この「1年」は元の有効期限からではなく、すべての要件(合格スコア+実践的アクティビティ)を満たした完了日から1年というカウントになります。なので期限ギリギリに更新を行った方がよいです。
- 対象の資格に応じた複数の講座(ハンズオン等)の受講が必要
- 対象講座の受講にはAWS Skill Builderへの登録が必要で、最低でも月額29ドルのサブスクリプションがかかる
- AWS Certified Solutions Architect – Professionalの場合、所要時間は合計2-6時間
- 登録できるのは有効期限の90日前から
- 上位資格を維持すると、紐づく下位資格の有効期限も連動して延長される(通常の試験での延長と同じ)
登録から更新までの流れ
- 対象資格のプログラムページを開く
- AWS Skill Builderへの登録
- 推奨プログラムを確認する
- 対象プログラムの登録する
- アクティビティに取り組んで進捗を確認する
- 700ポイント到達で1年延長が確定
1. 対象資格のプログラムページを開く
以下のURLにアクセスすると、再認定オプションの一覧ページが表示されます。
延長したい認定資格(今回は AWS Certified Solutions Architect – Professional)の「プログラム表示」を選択すると、そのプログラムの概要ページが表示されます。
2. AWS Skill Builderへの登録
プログラムに参加するには、AWS Skill Builderのアカウントが必要です。先ほどの画面の[利用資格を確認]をクリックするとサブスクリプションプランの案内画面が表示されます。
継続利用を考えていないのであれば一番安い月額プランでよいと思います。
Skill Builderの有料プランの支払いはAWSアカウントの請求と合算される仕組みになっているため、有料プランに申し込む場合は事前に支払い用のAWSアカウントを発行しておく必要があります。
3. 推奨プログラムを確認する
Skill Builderにサインインすると、自分が保有している認定資格をもとに「推奨されるプログラム」が一覧表示されます。
このタイミングでは「認定取得済み - まだ対象期間外」と表示されていました。認定資格の維持プログラムは、有効期限の90日前を切ってから登録できる仕様になっているためです。
4. 対象プログラムの登録する
[プログラムに登録]ボタンをクリックするとその資格に応じた講座の受講を始めることができます。
※画像は90日前のため「まだ要件を満たしていません」の表示です。
5. アクティビティに取り組んで進捗を確認する
登録後は、デジタルコース(コースを修了するとポイント獲得)と、実践的なアクティビティ(AWS SimuLearnなどのハンズオン演習)の一覧が表示されます。
有料コンテンツなので詳細な内容については触れませんが、私個人的には実際に使用したことがないAWSサービスをハンズオン形式で触ることができとてもためになりました。
このプログラムでは、
- 合格スコア:700ポイント
- 実践要件:少なくとも2個の実践的なアクティビティ(ハンズオン)を完了
の両方を満たす必要がありました。デジタルコースはそれぞれ80〜120ポイント程度が割り振られており、いくつか受講すると着実にポイントが貯まっていきます。どれだけ内容をじっくり理解して取り組むかで大きく異なりますが、700ポイント貯めるには大体2~6時間くらいかかると思います。
6. 700ポイント到達で1年延長が確定
必要なコースを受講し続け、無事に合格スコアの700ポイントに到達すると、以下の画面に切り替わりました。
「お疲れ様でした。プログラムを完了しました。」と表示され、「延長を確認」ボタンから申請を行うことで、有効期限が延長されます。今回は有効期限が 07/12/2027(残り365日) に更新されました。試験を受けることなく、SkillBuilder上の学習だけで有効期限を1年延ばすことができました。






