#自己紹介
(めろん、以下め)
こんにちは!アプリ審査チームのめろんです、好きなおでんの具はたまごです。
(すいか、以下す)
アプリ審査チームのすいかです。好きなおでんの具はごぼう入りの練り物です!
(め)今日はアドベントカレンダーの14日目ということで、「審査にとって大切な3つのこと」ということですが、10日目の「審査ってなあに?」の記事をうけての記事になりますね。
(す)審査に携わる年月も思えば長くなってきましたね~。今回このテーマを選んだ理由なのですが、2点ありまして。
1点目は改めて審査に携わる立場として、何を大切にしてきたか/大切にしないといけないかを振り返るということ。そして2点目は審査という組織はアプリ開発に携わる方からすると謎めいているのではないかと思い。審査のポリシーをお伝えしたいなと思ってます。
(め)審査という品質を守るチームに外からかかわる皆様に、こういうことを大切にしながら日々業務を遂行していますよ~というのを知っていただくという目的もありますよね。
今回は特に大切な3点に絞ってすすめていきます~。
#1.軸をぶらさないこと
(す)「軸をぶらさない」。かっこいいですね。とはいえどういった業務に携わったとしてもぶれない心は必要かと思うのですが審査における「ぶれない」とは具体的にどういうことですかね。
(め)そうですね、面白いゲームをお客さまに届けたい!でも、審査として忘れてはいけないのが「リスクヘッジに必要な判断を下すこと」です。いくら面白い企画であっても、法や基準に照らし合わせた結果、リスクが高いと判断したものに対しては、「NO」と言えることが大事です。結構、勇気が要りますね。。
(す)これが難しいんですよね。。。もちろんできる限り企画側の意図を汲み取り、どうすれば実施が可能か?、について寄り添うことも大事ではありますが、私たち審査の目的ってなんだっけ?というところを念頭にジャッジを下さないといけないですね。
(め)一生懸命考えたであろう企画に「NO」を言うのってはっきり言って嫌な役回りですが。。。まず「NO」を伝えないことには次の議論もはじまらないので、企画側の「期待に添えない」などの感情に流されず、審査という立場から、まずそれが言えることが大事だなと思ってます。
(す)確かに、「NO」を伝えることでそこから落としどころが見えてくる、というのはありますよね。それで関係が崩れるとかはなく、はっきりしないのが一番困るというか。
(め)そうです。タイム・イズ・マネーですよ★
#2.決まり事を疑うこと
(め)なんだか物騒なものがでてきましたね~。
(す)これはですね、私たちは普段、法令だったり定まっているガイドラインを基準に判断していくのですが、そこに書かれている字面だけだと読み取れない何かを感じ取れるか?という意味です!
(め)え?すごいむずい、スピリチュアル的な何か?・・・冗談だよ。そういうセンスって本当に大事だよね。原則に対して忠実であることは大切だけど、さらにそこから「行間を読むこと」「裏を読むこと」が大切ということですかね。
(す)ですね。ここの解釈はこうあってそのまま考えると実施不可っていう判断になるんだけど、この視点を加えると実施はできそうだな、とか、反対に実施可能に見えるけど実はだめなんじゃ?みたいな。。。言い方をかえると「多角的な目線」、でしょうかね。
(め)ただ、「なんとなく」じゃだめというのもポイントですよね。行間を読んだとして「なぜ」よいのか/だめなのか、相手に納得いただける材料をそこからさらに集められるかどうか。
(す)ですね、ですね、なんとなくダメだと思うんです~いいと思うんです~じゃ、納得感ありませんし、ものごとは動き出しませんよね。
(め)私だったら張り倒したいですね!
ものごとを額面通りに受け取るだけでは、本当の意味での正しい判断ができない、ということ、でもそこからなぜ?を突き詰めて言語化して相手に伝えきる、が大切ですね。
#3.意図をよみとること
(め)これはですね、企画書読むのにも法令を解釈するにも必要だと思います。
(す)なぜアプリの開発側でこういった仕様変更をするのだろう?とかなぜ、これはNGなんだろう?とかそういうことをまずは想像でもなんでも感じ取れるか?ってことですかね。
(め)そうですね。たとえば、判断結果を伝えるにしても意図がわかっていれば伝え方も変わってくるかなということで。
(す)NGを伝えるにしても企画意図が分かっていれば、「こうすればどう?」みたいな提案ができるってことですね。法令解釈についてはどうでしょうか?
(め)法令解釈はですね、条文作った人の意図を知るw
(す)難しいですねそれは。。。。
(め)だよね?なので、法令の解釈は、法の成り立ちや背景などについて概要だけでも触れていれば、理解が深まるかと思います。
#さいごに
(め)ここまでご覧くださったみなさまありがとうございました!
記事を読まれるのは審査以外の方が多いと思うのですが。他にもQAだったり品質を守る部門はありますが、その品質を守る一つの組織として審査チームは存在しています。その審査チームの面々がどういったポリシーで仕事をしているんだろう?を理解するにあたっての一助になれているといいなと思います。
(す)改めてこうして必要なことを「言語化する」って大切だなと思いました。これから審査チームにJoinするメンバーも今いるメンバーも「こういったことを意識して行動できているか?」と考える機会になればいいなと思います。
(め)今、他社さんで同じような機能を有するチームの皆さんと情報交換する機会があるのですが、この視点でも今後語り合っていきたいなと思いました!