時は2025年12月…
Nintendo Switch 2を4台持ち寄って8人でマリオカートワールドを遊ぶイベントで、私は設営の協力を行いました。
その時にトラブルが発生し、参加者を20分程度待たせてしまうことがあったので記録しておきます。
ざっくり
- ローカル通信(無線アドホック通信)は意外とおっかないぞ!
- 4台のSwitchをLANケーブルで繋ぐとき、LANケーブルは5本要ることが多いぞ!
- SwitchはインターネットにつながらないWi-Fiにはつながない仕様になっているぞ!
- 結論、Switchを使ったオフラインイベント開催時は最初から有線接続を考えよう!
"それ"は突然起こった
私はマリオカートワールドを16人で遊ぶオフラインイベントにて、設営の協力を行うことになりました。
私を含むSwitch 2を所有している参加者が4人集まり、4台のSwitchをローカル無線通信で繋ぎます。
会場はバーのような場所で、カウンター席に1つ、テーブル席に2つ、座敷のような場所に1つディスプレイやプロジェクターが設置されていましたので、それぞれに接続できるようSwitch 2とドックを配置しました。
マリオカートワールドは(ローカル通信の場合)1台のSwitchで2人まで参加できるので8人同時対戦が可能、1試合ごとに観戦する側とプレイする側を交代すれば16人オフラインイベントが成り立つ、という算段でした。
実際、イベントが始まる前のテストプレイでは8プレイヤーが一つの部屋に合流できました。
無事に8人同時プレイが出来る…その場にいる誰もがそう思っていました。
しかし…
最初のレースが始まって少し経過した我々の目に映ったのは、
無慈悲にも表示される、「通信エラーが発生しました」のダイアログ…
その後もう一度試しましたがやはり通信エラーが発生し、安定して対戦ができない模様。
どうしよう…
有線接続を試みる
いえ、まだ諦める時ではありません。
実はこんな時のために対策グッズを家から持ってきていたんです。
それが
小型ルーター+スイッチングハブ!
実はマリオカートワールドには「LANプレイ」というモードが搭載されています。
これはアドホックな無線通信でもインターネット通信でもなく、ローカルネットワークを経由して対戦を行うモードです。
Lボタン+Rボタン+左スティック押し込みで「ローカル通信で」のメニュー項目が「LANプレイ」に変化します。
幸いSwitch 2のドックには標準で有線LANポートが搭載されています。
それぞれのSwitch 2を有線LANで繋いで「LANプレイ」を行えば、きっと安定したマルチプレイ環境が得られることでしょう。
そう思ったのも束の間、次のトラブルに巻き込まれました。
あれ…?
LANケーブルが4本しかない!!
説明しよう!
今回の構成ですべてのSwitch 2を有線LAN接続する際、スイッチングハブには4台のSwitch 2に加えてルーターも接続する必要がある。
つまり、LANケーブルは5本必要なのだ!!
当日の朝に急いで荷物を詰めたせいで、5本用意していたLANケーブルのうち1本を入れ忘れていたというわけだ!
ルーター繋ぐ必要ある?と思う人もいるかもしれませんが、DHCPによるIPアドレス割り付けが必要なのでルーターは必要です。
固定IPアドレスでも良かったのかもしれませんが、固定IPアドレスで動作する確証がありません。
それに人様のSwitch 2の設定を変更するのは憚られます。確証がないならなおさらです。
LAN端子が4つある家庭用ルーターを持ってきた方が確実だったのではと思う人もいるかもしれませんが、どうせ有線接続は使わないだろうと思ってましたので、より省スペースな小型ルーターを持ってきた次第です。
LANケーブルを買いに行こうにも家電量販店は遠い、近所のコンビニに売ってるはずもない…私はオール有線接続以外の手を探す必要に迫られました。
有線+Wi-Fiのハイブリッド、これでいける!…はずだった
悩んでいた私に参加者の一人が何気なく言ってくれた一言のおかげで、次の一手が決まりました。
「Wi-Fiで繋げばいけるんじゃない?」
それだ!
今回持ってきた小型ルーターは本来ホテルの有線LANを無線LANにするといった用途で使うものであり、Wi-Fi機能も搭載されています。
遠くにあるSwitch 2は有線で繋ぎ、近くにあるものはWi-Fiでつなぐことで、比較的安定した通信が可能になると思われます。
早速3台のSwitch 2を有線で繋ぎ、残りの1台にWi-Fiを設定します。
しかしここで、Switchのファッキンな一般的とは考えづらい仕様が明らかになります。
インターネットに繋げない場合はWi-Fi自体に接続できないようになっている!
「やりなおす」か「キャンセル」しか選択がなく、続行することができませんでした。
一般的なスマートフォンやPCでは当然、インターネットに繋がらなくてもWi-Fiの接続は続行してくれます。
確かになあ…
子供やネットワーク初心者も使う機器だし、LAN内通信をするためにWi-Fiに繋ごうとする人なんて普通居ないし、Wi-Fi接続ごとエラーで弾くのは合理的かあ…
…でも強制的に接続するくらいのことはできてもいいやん!!!😭
結局どうなった?
嘆いていても仕方ない、他にできる手を探そう…そう思いましたが、この後に行った対策も何かしらトラブルがあって実を結ばずでした。
まずWi-Fiに接続できるようにするために小型ルーターをWANに接続する対策を考えました。
スマホのUSBテザリング機能を使用して4G/5G回線をルーターのWANにつなげる機能が(小型ルーターの方に)搭載されていましたので試しましたが、電力不足か、スマートフォンとの相性問題か何かで上手く動作せず。
なぜか主催の人が偶然にもLAN端子付きのモバイルルーターを持ち歩いていたのでそれと小型ルーターを置き換えてみましたが、多分モバイルルーターの契約が切れていたのが原因でネットには繋がらず。
結局、会場備え付けのWi-Fiに4台とも接続してLANプレイをすることでプレイが可能になりました。
店舗のWi-Fiって大体部屋の隅っこに無造作に置かれていることが多いので不安だったのですが、思ったよりは大丈夫でした。
しかしこれも安定した方法ではなかったようで、イベント最後の試合の全員がゴールした直後にエラーが発生し、通信が切断されてしまいました。
たまたま運が良かっただけで、会場備え付けWi-Fiを使った方法も失敗するおそれがあったということです。
今思えば…
Switchのゲームに用意されているローカル無線通信って、1つのテーブル上にテーブルモードの(本体ディスプレイを使ってプレイする)Switchを並べて遊ぶのが想定されたユースケースで、今回のようにそれぞれをドックに入れて部屋の離れた位置に置いてプレイすることはあまり想定されていないのかもしれません。
しかも今回の環境を思い返すと、ホスト端末と残りの3台が相互に通信し、かつ4台それぞれが2つのコントローラーと無線通信していました。
もしかしたら2.4GHz帯が混雑しており、状況としてはかなり悪かったのかもしれません。
そうなると、Wi-Fi接続に切り替えることで通信が多少安定したのは5GHz帯を使って通信するようになったから? という考えも浮かびます。
当時は焦っていてうまく頭が回らなかったですが、今思えば、会場備え付けWi-Fiをもっと早く試してもよかったかもです。
もしまた同じような機会があるとするなら、下記のように準備して万全を期したい、そう思いました。
- 家庭用Wi-Fiルーターを持っていく
- LANケーブルはSwitchの台数+1本をしっかり持っていく、なんならルーターにつないだ状態で持っていく
-
USB-Cのイーサネットアダプターを一本持っていく
- 万が一Wi-Fi接続が必要になった際は、Androidスマートフォンにこれを繋いで「イーサネットテザリング」機能を有効にする
- LANアダプターのLAN端子と家庭用Wi-FiルーターのWAN端子を繋ぐと、ルーターがインターネットに接続される
- したがって、SwitchをこのルーターのWi-Fiに接続することが可能になる
結論
悪いことは言いません、Nintendo SwitchやSwitch 2を複数台使うイベントを開催する際は、最初から有線LAN接続を前提に考えた方が良いです!
やむを得ず無線LANで接続する場合は、ルーターがインターネットに接続されていることを確かめましょう。
また可能なら、2.4GHz帯のWi-Fiの使用は避けるべきです。
Switchのアドホック通信、ローカル無線通信は思ったよりもおっかないです、「Switch 2は最新ハードウェアなんだからなんか良い感じに進化してるでしょw」とは思わない方が良いです。
しっかり準備して、参加者に快適なゲーム体験を提供してあげてください。







