投稿機能があるサービスなどで、ユーザがアップロードした画像を、S3やGoogle Cloud Storageに画像を保存する場合があると思いますが、オリジナル画像のまま保存すると大きいもので2MBくらいと、そのままクライアントに渡すには大きすぎて表示に時間がかかります。
その場合どうするかというとリサイズするわけですが、クライアントのほしい画像サイズは変わる場合が多いので、リアルタイムにサイズが変更された画像を返せると便利です。
今回は、画像をリサイズしてくれるCDNを紹介したいと思います。
imgixとImage Resizerはすぐ使えるのですが、AkamaiとFastlyはセールスに問い合わせて交渉してから使う形です。
CDNで画像をリサイズ
imgix
変更したい値をクエリストリングで指定します。
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価格: 1000枚のマスター画像毎に
$3
と1GB
のbandwidth毎で$0.08
です。 -
機能
- Resize & Crop: 画像のりサイズができたり、中心の位置を自由にかえてcropできます
- Compression & Performance: 画像のクオリティを変更することで、画像サイズを圧縮できたり、画像フォーマットの変更で圧縮できたりします
- Responsive Design
- A CDN Designed for Image Delivery: 日本では東京と大阪にEdge Nodeがあります
- User-Generated Content: 顔を認識して、その周りにpaddingを入れたり、円でマスクしたりできます。また、くらい写真を明るくしたり自動で調整できます
- Dynamic Text Compositing: 画像にテキストを挿入できます
- Branding & Copyright: コピーライト画像を挿入したりできます
- Image Enhancement: 画像の色を調整できます
- Metadata Operations
Image Resizer
こちらもURLのクエリストリングにパラメを設定し、画像を変更できます。
- 価格: マスター画像数には関係ない形式です。
- 機能: imgixよりは機能が少なめですが、基本的なResize, Crop, マスク, Blur, Grayscale, 画像フォーマット変更, 画像クオリティの変更(JPEGとWEBPのみ), 画像の向き変更, URLにSEOキーワードを入れるができるようです
Akamai Image Manager
- 価格: セールスから問い合わせてから使用する感じでした。
- 機能: リサイズ、ダウンサイズ(クオリティの調整)、クロップ、画像フォーマット変換、バックグラウンド色変更、ウォーターマーク。ただ、クエリストリングではなくポリシーというのを設定して、それをクエリストリングで指定する形だったので柔軟性が低そう
Fastly Image Optimizer
- 価格: FastlyはWeb上ですぐログインして、使い始めることができません。
セールスに連絡しましたが、10億リクエスト/月から使用できると言われたのであまりスタートアップにはむいてなさそうです。 - 機能: Resize, Crop, 画像クオリティの変更, 画像フォーマットの変更, 画像の向き変更, 背景の色変更、などができるようです