こんにちは、Nefryの開発者のわみです。
今年はクラウドファンディングもあり、Nefryが大きく成長した一年でした!ありがとうございます!
さて、NefryAdventCalendar2日目ですが、Nefryでできることを紹介していこうと思います。
初めての方にむけてNefryの紹介をちらっと入れておきます
Nefryとは
USBに直接差せるフリスクサイズのIoTデバイスです。
初心者でも簡単に扱えるように差すだけでセンサを繋げられるGrove規格に対応していたり、Webページ上でWiFiやデバイスの設定ができるようになっています。
ArduinoIDEからプログラミングをしてIFTTTやAWSなどWebサービスに接続し自分専用のIoTデバイスをつくることができるものになっています!
さて、このNefryでどのようなサービスと連携させることができるのか紹介していこうと思います。
#クラウドサービス
個人的な独断と偏見で分類分けしてます…
汎用的な機能を持っているものをここに分類しています。
AWS IoT
AmazonのIoTデバイス向けサービス。
Nefry BTで接続できる記事が1ft-seabassさんより公開されています。
AWS IoTをNefry BTで使うメモ
Azure IoTHub
Microsoft AzureのIoT向けサービス
Nefry v2、Nefry BTともに扱えるライブラリがNefryライブラリ内に含まれています。使いかたは下記の記事を参考にしてください。
Azure IoT HubをESP8266で使おう!
Firebase
Googleの(m)baas、スマートフォンとの連携やデータの保持ができる。
Nefry BTで扱えるライブラリがNefryライブラリに同封されていて扱うことができるのですが、紹介記事がありませんでした…(誰か書いてくれるとうれしいです)
サンプルコードも含まれているので今の最新バージョンでも動作すると思います。
Milkcocoa
日本のテクニカルロックスターズという企業が開発していたbaas
とても簡単に様々なデバイスに情報を通知させたり、データを保存できたりする、さらに始めるのも簡単でとても便利!
Nefry v2のみの対応(Nefry BTでもできるようにしたいが上手く動作してくれない…)
NefryとMilkcocoaを連携させて、WebサイトにリアルタイムでPush通知してみる
Google Apps Script
GoogleがやっているGoogleドライブ(スプレッドシート等)やGmailをJSで制御できるプラットフォームです。
スプレッドシートなどに複雑なデータを書き込む場合やさらに条件によってGmailで警告メールを出すことができるすぐれものです。
まだ公開されているライブラリはないのですが、Nefry BTライブラリの次回更新時に扱えるようになる予定です。
#可視化サービス
IoTといえばセンサでとったデータを可視化して分析してみるところが大切だと思います。
その可視化を簡単な手順で確認することができるサービスを紹介します。
FastSensing
Nefry BTのクラウドファンディングを支援していただいたFastSensingさんのサービスで、写真上にデータを表示できたりとほかではできない機能をもっているのがすごい面白くて大変良いサービスです。
もちろんグラフ化やデータを蓄えることもできます。
Nefry BTのライブラリにサンプルコードが同封されているのでぜひ試してみてください。
NefryBT向けFastSensingライブラリ紹介
実際の使い方の記事はないので早く用意しないといけないんですが…余裕があれば書いてみてもらえると嬉しいです。
Ambient
Ambientはグラフ化するのに特化したサービスで、簡単な登録で使えるようになるので初心者でも扱える良いサービスです。
Nefry v2とNefry BTにそれぞれ対応しています。
Nefryで取得したセンサーデータをAmbientで簡単にグラフ化しよう!
ThingSpeak
ThingSpeakはただのグラフ化のみならず他のサービスとの連携や定期実行させる機能などが充実しているサービスです。
こちらもサンプルコードはNefry BTライブラリに含まれているのですが、紹介記事などはありません…(記事の充実頑張ります…)
連携サービス
簡単な手順で様々なWebサービスやIoTデバイスとの連携ができるサービスになります。
FacebookやTwitter、LINEなどと連携することができます。
IFTTT
570以上(12/1調べ)ものサービスと連携させることができる連携サービスの最大手!
日本じゃ見かけないようなサービスやマイナなサービスも載っており連携できる先を見ているだけでワクワクしてきます。
Nefry v2とNefry BTどちらでも接続することができます!
Nefry BTとIFTTTでスイッチを押したらLINEを送る仕組みを作ってみよう
myThings
日本のYahooが開発しているIFTTTに似た自分で組み合わせることで目的の動作をさせることができるサービス。
日本の製品が多いことや説明が日本語なので始めやすいと思います!
Nefry v2では動作を確認していますが、Nefry BTでの動作は確認していないので不明です。近いうちにライブラリサポートをしたいと思っています。
連携方法については去年の記事があるのでそちらを参照してもらうのもありかと(最近の状態が不明なので簡単にできるようになっているかもしてません。(簡単になったって聞いたけど、最近試せてない…))
【写真で解説】自作デバイス(ESP8266)をmyThingsにつなぐまで!
デバイスの機能
サービスとは異なりますが、Nefry BT単体でできることを紹介していきます。
BLE
Nefry BTにはBluetoothの機能が搭載されています。
その機能を使ったライブラリを2種類公開しています。
Eddystone
まず一つ目はEddystoneというGoogleが発表した規格のURLを配布する機能をサンプルコードで公開しています。
通りかかったひとのスマホにURLを教えることができます。
iBeacon
こちらはAppleが発表したiBeaconというビーコンのデータを配布する互換機能をサンプルコードで公開しています。
Beaconなのでそれ自体に意味はありませんが、スマホがiBeaconの信号を受け取ることで何かに近づいたのか遠くになったのかを取得することのサポートができます。
ディスプレイ
こちらはNefry BTにつけることができるI2Cのディスプレイとなっています。
あまりドキュメントの公開ができていませんが、サンプルコードを参考にいろんなものを作ってくださっている方がいるのでぜひそちらもご覧ください。
@ctw_yamadaさんのNefry BT専用小型ディスプレイに文字を表示する
ぽきおさんのNefry BTのディスプレイをサクっと触ってみる
m2wasabiさんのNefry BTのディスプレイに好きな画像を表示させる
#まとめ
Nefryで繋げられるサービスも大変増えてきて、いろんなものつくりができるのではないかなと思います!
まだまだライブラリが不安定やドキュメントの整備が間に合っていないなどありますが、皆さんで盛り上げていただけると大変うれしいです。
ソースコード自体はGithubで管理しているので問題があればプルリクなどでどんどん改善していけると大変助かります!
ぱぱっと紹介しましたが、これからもNefryをよろしくお願いいたします!