
YouTubeチャンネルのデータ分析をやってみる|登録者数だけでは分からない成長ポイント
YouTubeチャンネルを分析するとき、最初に確認する数字は「登録者数」ではないでしょうか。
もちろん登録者数は重要な指標の一つです。
しかし、YouTubeチャンネルの状態を理解するには、登録者数だけでは情報が足りません。
この記事では、YouTubeチャンネルをデータとして見るときに、どのような項目を確認すると分かりやすいのかを整理してみます。
- なぜ登録者数だけでは足りないのか?
例えば、次の2つのチャンネルがあるとします。
項目 チャンネルA チャンネルB
登録者数 100,000 30,000
最近の動画再生数 2,000 50,000
投稿頻度 低い 高い
最近の人気動画 少ない 多い
登録者数だけを見るとAのほうが大きなチャンネルです。
しかし、最近の動画を見るとBのほうが活発に視聴されている可能性があります。
このように、一つの数字だけでチャンネルを判断するのではなく、複数のデータを組み合わせることが重要です。
- 最初に確認したい5つのデータ
YouTubeチャンネルを調査するとき、まず以下の項目を確認します。
① 登録者数
最も基本的な数字です。
ただし、登録者数は「現在どれくらい登録されているか」を示す数字であり、最近の動画がどれくらい見られているかを直接示すものではありません。
そのため、登録者数だけでチャンネルの現在の状態を判断しないようにします。
② 動画の再生数
次に確認したいのが動画の再生数です。
特に、
最新動画
過去30日程度の動画
人気動画
Shorts
長尺動画
などを分けて見ると、どの形式のコンテンツが見られているのか分かりやすくなります。
- 「人気動画」を調べる
チャンネル分析で面白いのが人気動画の調査です。
例えば、100本の動画があるチャンネルで、
「特定の5本だけ再生数が非常に多い」
というケースがあります。
この場合、
「なぜこの5本だけ伸びたのか?」
を考えることで、チャンネルのコンテンツ戦略を理解するヒントになります。
チェックしたいポイントは、
タイトル
サムネイル
動画の長さ
テーマ
公開時期
視聴者の反応
などです。
- Shortsと長尺動画を分けて考える
現在のYouTubeでは、長尺動画だけでなくShortsも重要な動画形式です。
そのため、チャンネルを分析するときも、
Shortsの再生数
と
長尺動画の再生数
を分けて考えると、より正確な分析ができます。
例えば、
「Shortsは大量に再生されているが、長尺動画はそれほど再生されていない」
というチャンネルも考えられます。
逆に、長尺動画を中心に安定した視聴を獲得しているチャンネルもあります。
- 投稿頻度もチェックする
もう一つ重要なのが投稿頻度です。
例えば、
毎日投稿
週3回
週1回
月数回
では、チャンネルの運営方法が大きく違います。
投稿頻度だけで良し悪しを決めるのではなく、
「どのくらいの頻度で、どのようなコンテンツを投稿しているのか」
を見ることが重要です。
- 日本向けチャンネルなら検索キーワードも考える
日本の視聴者をターゲットにする場合、日本語の検索意図を理解することも重要です。
例えば旅行ジャンルなら、
東京 観光
東京 グルメ
京都 観光
大阪 グルメ
日本旅行
など、具体的な検索キーワードがあります。
同じテーマでも、
「Tokyo Travel」
と
「東京旅行 おすすめ」
では検索するユーザーの意図が異なる可能性があります。
そのため、日本向けYouTubeチャンネルを分析するときは、日本語タイトルやテーマにも注目すると面白いです。
- チャンネルを「データセット」として見る
個人的に面白いと思う方法は、YouTubeチャンネルを一つのデータセットとして考えることです。
例えば、スプレッドシートを作って、
Video Views Length Type Topic Published
Video 1 52,000 12 min Long AI Jan
Video 2 8,500 8 min Long Gadget Feb
Video 3 120,000 35 sec Shorts AI Feb
Video 4 4,200 15 min Long News Mar
のように記録します。
これだけでも、
「どのテーマが強いのか?」
「Shortsと長尺の違いは?」
「動画の長さと再生数に関係はある?」
といった疑問を考えられます。
- YouTubeチャンネルを探すときのチェックリスト
チャンネルを分析するときは、次のチェックリストを使うと便利です。
登録者数
最新動画の再生数
人気動画
投稿頻度
Shortsの割合
長尺動画の割合
チャンネルのジャンル
動画タイトル
サムネイル
視聴者コメント
日本語キーワード
チャンネルの過去のコンテンツ
この方法なら、単純に「登録者が多い・少ない」という見方から一歩進んで、チャンネルの特徴をデータから考えられます。
- YouTubeチャンネルの情報を比較するとき
複数のYouTubeチャンネルを調査するときも、同じ項目を使って比較すると便利です。
例えば、
チャンネルA
登録者数
平均再生数
投稿頻度
Shorts比率
チャンネルB
登録者数
平均再生数
投稿頻度
Shorts比率
という形で同じ項目を記録します。
YouTubeチャンネルに関する情報を調べるサービスを利用する場合も、表示されている数字だけを鵜呑みにせず、可能な範囲で一次情報と照らし合わせることが大切です。
チャンネルの売買・譲渡など、より具体的な情報を調べる場合は、サービスの利用規約や権利関係についても事前に確認する必要があります。
参考として、日本向けのYouTubeチャンネル情報を確認できるサービスの一つに TubeYt Japan があります。
- まとめ
YouTubeチャンネルを分析するとき、登録者数だけを見る必要はありません。
むしろ、
登録者数 + 再生数 + 投稿頻度 + コンテンツテーマ + Shorts + 長尺動画
のように複数のデータを組み合わせることで、チャンネルの特徴をより詳しく理解できます。
特に日本向けチャンネルを研究する場合は、日本語の検索キーワードや視聴者の興味も合わせて考えると、さらに面白い分析ができます。
YouTubeを「動画を見る場所」だけではなく、「データを分析できるコンテンツプラットフォーム」として見ると、新しい発見があるかもしれません。