1. はじめに
“ConoHa Advent Calendar 2015”及び“Nutanix Advent Calendar 2015”の12月19日への投稿となります。
今回は、2015年6月に開催されていた「Nutanix Community Edition - Blogコンテスト」に投稿を検討した際に考えつき、お蔵入りしたネタを書いてみることにします。
年の瀬ということもあり実際に動かして確認する余裕がなく、アイディアメモ程度の内容になることをご容赦ください。
なお「Nutanix Community Edition(以下、Nutanix CE)って何?」と思った方は、“Nutanix Advent Calendar 2015”にあります以下の投稿を参照されることをおススメいたします。
12月1日分
「Nutanix Community Editionの歩きかた 〜必読資料まとめ〜」
12月12日分
「Nutanix CE導入ガイド斜め読み -Nutanix CEをこれからインストールしたい人向け-」
2. Nutanix CE導入のハードル
Nutanix CE導入するにあたり、必要となるソフトウェアは"Nutanix Communityポータル"に登録することで無償で入手が可能である。(2015年12月19日時点)
だたし、必要となるハードウェア要件が高く、下記の最小システム要件をみたさないとインストールすることすら出来ず、これがそのまま導入するハードルの高さとなっている。
最小システム要件
(1) CPU:Intel VT-xに対応をした物理4コア以上のもの
(物理2コアをHyper-Threading機能で4スレッドとするのはNG)
(2) メモリ:16GB以上
(3) ディスク: SSD + HDD を各1つ以上
・SSD 200GB以上
・HDD 500GB以上 ※HDDの代わりにSSDでも可
(4) NIC: Intel製を推奨
3. ConoHaに着目した訳
当時、Nutanix CEが出たばかりで、ちょっとインストールだけでも試してBlogが書ければなぁと思い、いくつか手持ちのハードウェアで検討してみましたが、どれも一つずつ要件がたりないといった状況でした。
そこで、ウケ狙いもありVPSなどのパブリッククラウドサービスでNutanix CE構築ができれば面白いのではないかという発想に至りました。
では、ConoHaに着目した理由は何だったのか?
(1) Nested Virtualizationができそう
VPSサービスを利用するにあたりIntel VT-xに対応しているかが気になりましたが、/proc/cpuinfoの中にvmxという文字列が確認できていた。
(2) SSDが提供されている
ConoHaの売りのひとつですがディスクはSSDで提供されており、追加SSDとして200GB, 500GBもちょうど要件のディスク容量も一致していた。
(3) 時間単位での料金プラン
コア数やメモリ、追加SSDなど組み合わせて要件を満たそうとすると料金コストが増大しますが、時間単価を割り出し計算したところ1日程度、インストールのテストとして個人で許容できる範囲の金額でした。
(4) 単純にConoHa VPSが好き
これ以上の理由はないかと思いますが、一応書いておきます。
4. お蔵入りになった理由
タイミングを逃しました。
言い訳となりますが、当時、Nutanix Communityポータルができたばかりで新規アカウント申請から実際に作成されるまでに数日かかる状況であったこと。また偶々運悪くやっと発行されたアカウントで直ぐにログインできず、サポートとのやり取りをしている間に、本業も忙しくなるなど余裕がなくなり、そのままお蔵入りとなりました。
5. その他、やり残したこと
(1) 起動用のUSBメモリ
Nutanix CEは起動イメージをUSBメモリに書き込んで使用します。
これは標準のSSD 50GBの領域をUSBメモリの代替えとし、イメージの書き込みをLive起動ができるLinuxディストリビューションでやれるのではないかと考えていますが、結局のところ本当にこの方法でよいかは確認がとれていません。
(2) NICの対応
推奨はIntel製のNICモデルですがIntel以外のベンダーNICも動いたとの報告もありますが、virtioのNICモデルをNutanix CEが認識する可能性もありますが確認がとれていません。
6. さいごに
Nutanix CEをクラウド上で動かすというのは、現在サービスとして存在しています。
すでにやる意味を失った感がありますが、また時間があるときにでも再チャレンジできればいいなぁと考えいます。
時間ぎりぎりとなりましたので、以上で締めさせていただきます。