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OpenCV3.2インストール方法(ビルドなし)

注意

この記事に書いてあるインストール方法は,OpenCVの公式サイトに置いてあるEXEを展開してからOpenCVのテストコードを書いて試すところまで紹介しています.
初心者がサクッと設定して,OpenCVに触れてもらうことを意識して書いていますが,
わかりにくいところがあれば徐々に編集していきます.

なので,ビルドしてインストールする方法やContlibをインストールしたい場合などは,他のサイトを参考にしてください.

環境

・Windows 10 64bit
・Visual Studio 2015 community(日本語化済)
・Python 2.7
・OpenCV 3.2(今回インストールするもの)

OpenCVダウンロード

まずは,OpenCVをダウンロードします.
公式サイトへアクセスして,DOWNLOADSから,VERSION 3.2の[OpenCV for Windows]をクリックします.
クリックするとダウンロードが始まるので,待ちます.

無題.png

EXEの展開

ダウンロードしたEXEファイルを展開します.

002.png

ダブルクリックすると,インストール先を指定するウィンドウが開くので,インストール先を指定します.指定後に「Extract」ボタンを押すとインストールされます.

003.png

指定したインストール先へ行くと「opencv」というフォルダができています(今回はDドライブ直下にインストールしました).
※個人的な設定ですが,別バージョンを入れることもあると思うので,フォルダ名を[opencv320]などバージョン番号を追加して,バージョンがすぐにわかるようにリネームするほうが良いと思います.

Pathの設定

Visual Studioなどで使用できるように環境変数の設定を行います.
デスクトップの左下のウィンドウズマークを右クリックして,[システム(Y)]を左クリックしてください.

004.png

システムウィンドウが開くので,以下の順に進みます.
「システムの詳細設定」->「環境変数(N)」->「システム環境変数(S)」->「Path」の選択->「編集(I)」

編集をクリック後に,OpenCVの実行ファイルのあるパスを設定します.

D:\opencv320\build\x64\vc14\bin

005.png

Visual Studioの設定

Visual Studioを起動して,プロジェクトを作成します.
例えば,[ファイル(F)]->[新規作成(N)]->[プロジェクト(P)]->[Visual C++]->[空のプロジェクト]->[名前(N)]にプロジェクト名を記入(今回はOpenCV_Testと)します.

006.png

プロジェクトを作成したら,今回は64bit OS用のプログラムを行うので,以下の赤枠の部分をクリックして「x64」に設定しておいてください.

007.png

次に,OpenCVのインクルードファイルとライブラリファイルを読み込む設定をします.
[プロジェクト(P)]->[プロパティ(P)]->[VC++ ディレクトリ]を開きます.

インクルードディレクトリの設定

以下の画像に示す赤枠部分をクリックして,「編集」をクリックします.

008_1.png

編集画面が開くので,以下のOpenCVのincludeファイルのパスを設定します.

D:\opencv320\build\include

008.png

ライブラリディレクトリの設定

インクルードディレクトリと同じように,ライブラリディレクトリの欄の右端をクリックして,「編集」をクリックします.

D:\opencv320\build\x64\vc14\lib

009.png

リンカーの設定

[リンカー]タブ->[入力]タブ->[追加の依存ファイル]を設定します.
デバックモードでは,「opencv_world320 d.lib」を設定します.
リリースモードでは,「opencv_world320.lib」を設定します.

以下の画像はデバックモードの例です.

011.png

あとは,すべて[OK]でプロパティページを閉じます.
以上の設定がすべて完了すれば,OpenCVが使用できる状態になります.

プログラム

実際にサンプルコードを打って試してみます.
ソリューションエクスプローラーのソースファイルを右クリックして,「追加」->「新しい項目」でcppファイルを作成します.

作成したcppファイルに以下のソースコードを打ち込みます.
作成したサンプルは,opencv320のサンプルに入っているlena.jpgをウィンドウ表示するというサンプルです.

//OpenCVのインクルード
#include<opencv2\opencv.hpp>

int main(void) 
{
    cv::Mat img = cv::imread("D:\\opencv320\\sources\\samples\\data\\lena.jpg");

    cv::imshow("View",img);
    cv::waitKey();

    return 0;
}

結果

ちゃんとレナさんが表示できれば完成です.

image

おまけ(Python版)

Python2.7へのインストールは一瞬で終了します.

D:\opencv320\build\python\2.7\x64\cv2.pyd

上記の「cv2.pyd」を

C:\Python27\Lib\site-packages

へコピーするだけです.
C++と同じサンプルが実行したければ,コードは以下のようになります.

import cv2
img = cv2.imread('D:\opencv320\sources\samples\data\lena.jpg')
cv2.imshow('View',img)
cv2.waitKey()

参考にしたサイト

[1] Visual Studio 2015 Community の日本語化
[2] win7にpython2.7+opencvをインストール