概要
※この記事は、シフトなどの予定はシフトボードで管理していて、日常的な予定はGoogleカレンダーで管理している人向けの記事です。
シフトボードとは、リクルートが提供するシフト管理に特化したアプリで、iOS版、Android版がありそれぞれで使うことができます。
Android版に関しては使ったことがないのでここでは触れません。
シフトボードは、Googleカレンダーと連携出来ないですが、iOS標準カレンダーとは連携ができます。
なので、GoogleカレンダーのiCloudのシフトボードにチェックを入れて表示すれば、自分のiPhoneからのみシフトボードの予定をGoogleカレンダーから確認できます。
しかし、これだとPC版Googleカレンダーやカレンダーを共有している他の人からはシフトボードの予定が確認できないので若干不便です。
今回作成したiOSショートカットを使うことで、PC版Googleカレンダーやカレンダーを共有している他の人からでもシフトボードの予定を確認できるようになります。
そうすることで面倒なシフトの追加、削除、編集はシフトボードで行い、予定の確認はGoogleカレンダーで、というような完全な使い分けが実現できます。
実際の動き
環境:iOS15.3.1端末:iPhone12 Pro
埋め込み方が分からなかったので外部リンク
https://imgur.com/ggRiJJa
オートメーションのバナーが少し気になるのと、Googleカレンダーに反映されるまで若干ラグがありますが、予定の追加処理はバックグラウンドでもちゃんと動いてくれるので許容範囲内かと思います。
処理の流れ
以下の処理をシフトボードが閉じられるたびに実行させることで常に最新のシフトボードの予定をGoogleカレンダーに同期させます。
1. シフトボードからGoogleカレンダーに同期する予定の範囲は現在の日にちから30日間で設定。
2. 前回のショートカット実行でGoogleカレンダーに追加された予定を全て削除する。
3. シフトボードの予定を任意のGoogleアカウントでGoogleカレンダーに追加する。
追加する予定のメモ欄に「シフトボードから追加」と入れておくことで、ショートカットで追加された予定であることを分かるようにしておきます。そうすることで2.の処理で元からGoogleカレンダーに入力されている予定が削除されないようにしています。
イベントを追加の通知は現状「なし」が選択肢に存在しないので、通知しないという設定はできません。手作業でiOS標準カレンダーで予定を追加するときの通知には「なし」の選択肢が存在しているので、そのうちショートカットの方にも「なし」の選択肢が追加されるかもしれません。
前提
iOS標準カレンダーとGoogleカレンダーを連携する。https://support.google.com/calendar/answer/99358?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DiOS
iOS標準カレンダーとシフトボードを連携する。
https://help.shiftboard.jp/s/article/000012358
設定
1. 下記のリンクからショートカットをダウンロードします。
2. ダウンロードしたショートカットを開き、処理の流れにある画像のとおり「自分のGoogleアカウントを選択」の二箇所を自分のGoogleアカウントに変更します。
3. ショートカットのオートメーションから「シフトボードが閉じられたとき」でオートメーションを作成して、「行う」はショートカット実行でダウンロードしたショートカットを設定します。
ここまで出来たらショートカットを実行させ、シフトボードの予定がGoogleカレンダーに同期されるようになっていることを確認します。
イベントの削除確認を出さないようにする設定
この設定を行うにはショートカットを実行して、イベントの削除確認を1回は出しておく必要があります。
1. 設定>ショートカット>詳細の「確認なしに削除することを許可」をオンにします。
2. ショートカットを長押しで詳細を開き、プライバシーのカレンダーイベントを「確認なしで削除」に設定します。
以上の設定でイベントの削除確認は出なくなります。