はじめに
未経験からのエンジニア転職を模索中。33業種それぞれでエンジニアはどのような働き方をしているのかが気になったので調べたことをまとめてみます。実際に現場で働いている方から見たらぬけ等あるかと思いますが、あたたかいめで見守ってください
水産・農林業×エンジニアの働き方の例
精密農業（スマートファーミング）エンジニア
- 役割: ドローンやセンサーを用いたデータ収集、GPSを利用したトラクターの自動運転、IoTデバイスを活用した土壌のモニタリングなどを担当。
- 具体例: ドローンを飛ばして作物の健康状態を空からモニタリングし、病気や害虫の早期発見を行う。
- 該当企業：クボタ株式会社、株式会社ウプシロン
水産養殖エンジニア
- 役割: 水質モニタリングシステムの開発、魚の成長管理システムの構築、自動給餌システムの導入など。
- 具体例: センサーを使って水中の酸素濃度や温度をリアルタイムで監視し、適切な環境を維持するためのアラートを出すシステムを構築。
- 該当企業：マルハニチロ株式会社、株式会社eFishery
森林管理システムエンジニア
- 役割: 森林のデジタル地図作成、リモートセンシング技術を使った森林資源のモニタリング、災害予測システムの開発。
- 具体例: 衛星画像を分析して森林の健康状態や植生の変化を監視し、伐採や病害虫の影響を評価する。
- 該当企業：株式会社JForest（日本森林技術協会）、株式会社グリーンシステム
農業機械エンジニア
- 役割: トラクターやコンバインなどの農業機械の設計・改良、スマート農機具の開発、機械の自動化システムの構築。
- 具体例: 自動運転機能を備えたトラクターの開発に従事し、GPSやAIを使って正確な耕作を実現。
- 該当企業：ヤンマー株式会社、ジョン・ディア（John Deere）
アグリビジネスITエンジニア
- 役割: 農業経営のためのソフトウェアやアプリの開発、データ分析を通じた収益管理システムの構築、Eコマースプラットフォームの運営。
- 具体例: 農家向けのアプリを開発し、収穫スケジュールの管理や市場価格のリアルタイム表示を提供。
- 該当企業：株式会社アグリノート、株式会社データドック
水産・農林業における課題
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自然環境の変化
気候変動や天候の急激な変化が作物や水産物に大きな影響を与えるため、これらを予測し対応する技術が求められる。 -
データの信頼性と量
センサーやドローンから得られるデータの信頼性と量が多いため、データの精度を保ちながら効果的に分析する必要がある。 -
インフラの整備
農村部や沿岸部などインフラが整っていない地域での技術導入には、ネットワーク環境や電力供給などの問題がある。 -
高額な初期投資
最新技術の導入には高額な初期投資が必要なため、小規模農家や漁師にとっては経済的な負担が大きい。 -
技術の普及と教育
新しい技術やシステムの操作方法を農家や漁師に理解してもらうための教育やトレーニングが必要。
向いている人
- 自然に興味がある人
自然環境や生態系に対する関心が高く、現場でのフィールドワークを厭わない人。 - 問題解決能力が高い人
環境や生産条件の変化に柔軟に対応し、新しい解決策を見つける能力が求められる。 - 技術に強い関心がある人
IoT、AI、機械学習などの最新技術に興味があり、それらを活用して問題解決に取り組む意欲がある人。 - コミュニケーション能力が高い人
農家や漁師との連携が必要なため、現場のニーズを理解し、技術をわかりやすく伝える能力が求められる。 - 持続可能な発展に関心がある人
環境保護や持続可能な農業・漁業に対する意識が高く、エコロジカルな技術の導入に関心がある人。
さいごに
水産・農林業におけるエンジニアの役割がこんなにもあることは知りませんでした。食の問題も騒がれている昨今、水産・農林業のエンジニアとして食の未来を救えたらかっこいいな、なんて思っています。
ほかの業種についても記事を書いていきたいと思います。