はじめに
アドベントカレンダー12/1 = 1記事目
記念すべき?第1記事のテーマは 「64Bit」「ARM64」 のお話です
未経験からエンジニアに転職し、会社の説明を受けた後は早速PCのセットアップ!
色んなツールのダウンロードを進めていく中で、ダウンロードしてくるものの中に「64Bit」「ARM64」を選択するモノがありました。
ここでふと疑問が生じました
「同じ「64」だけど、いったい何がどう違うのか?」
では早速調べた内容を述べていきたいと思います。
x64(またはAMD64)とは?
設計思想:CISC(Complex Instruction Set Computing)アーキテクチャ
主な用途:デスクトップPC、ノートPC、サーバーなど
代表的なプロセッサ:IntelのCoreシリーズ、AMDのRyzenシリーズなど
- x64は、従来のx86アーキテクチャを拡張したもの(つまり、昔のx86(32ビット)方式をパワーアップさせた、64ビット対応の方式のこと)
- 昔の方式(32ビット)のソフトでも動かせる「互換性」が残されている
- 主にデスクトップやサーバー向けのコンピュータで使用
- これらのプロセッサは、高い演算性能と互換性を持ち、広く普及している
ARM64(またはAArch64)とは?
設計思想:RISC(Reduced Instruction Set Computing)アーキテクチャ
主な用途:スマートフォン、タブレット、組み込み機器、軽量ノートPCなど
代表的なプロセッサ:AppleのM1/M2チップ、QualcommのSnapdragonシリーズなど
- ARM = パソコンやスマホの CPU(頭脳)の設計の一つ
- 昔の 32ビット ARM(AArch32)の次の世代として、2011年ごろから登場
- ARM64は、低消費電力と高効率を重視した設計が特徴で、モバイルデバイスや組み込みシステムで広く採用
近年では、AppleのM1/M2チップなど、高性能なARM64プロセッサも登場し、デスクトップPCやノートPCにも使用されている
🔍 主な違いのまとめ
| 特徴・用途/得意・苦手 | x64(AMD64) | ARM64(AArch64) |
|---|---|---|
| 設計思想 | CISC(複雑な命令セット) | RISC(シンプルな命令セット) |
| 主な用途 | デスクトップPC、ノートPC、サーバー — 高性能を必要とする場面 | スマートフォン、タブレット、軽めのノートPC、組み込み機器、電池で動く機器 など — 省電力・効率重視の場面 |
| 消費電力・発熱・効率 | 高め。性能重視なので電気を多く使いやすく、冷却が必要になることも多い。 | 低め。命令がシンプルで効率よく動くから、電池もちがよく、発熱も少ない。 |
| ソフトの互換性・対応ソフトの豊富さ | とても高い。古くから使われてきたソフト・ゲーム・ツールなど、多くが対応済み。 | 徐々に対応が増えてきてはいるが、特に古い x86/x64 向けソフトはそのままだと動かないことがある(エミュレーションが必要な場合もある) |
| 得意 — 大きなデータ処理、高性能作業 | ◎ 高性能な処理・複雑な処理、ゲーム、動画編集、大きなソフト、複数ソフトを同時に使うような重たい作業に向いている | ○ 最近の ARM64 は性能があがってきていて、軽〜中くらいの作業なら十分。特に「たくさんのバッテリーを使わず」「静かに」「電気をあまり使わず」に使いたい機器に得意。 |
| 得意 — 長時間利用・省エネ、携帯性 | △ パワーはあるが、電気をたくさん使いやすいため、ノートPCやモバイル機器では電池もちや静かさが気になることも。 | ◎ 電気をあまり消費しないから、スマホやタブレット、バッテリー式ノートPC、軽いモバイル機器で、とても使いやすい。 |
| 苦手 — 古いソフト・特殊ソフトの互換 | △ 基本的には幅広く対応。ただし古すぎる「16ビットソフト」などは動かないことがある | △ x64(x86_64)向けに作られたソフトは、そのままじゃ動かないことが多く、「エミュレーション」や「対応版ソフト」が必要になることがある。 |
| 苦手/注意 — 重たい処理・高負荷作業 | —(むしろ得意) | △ とても重たい処理や、数値計算・動画編集など「高パワーが必要な作業」では、x64 のほうが得意な場合がある。最近は改善されてきているが、ソフトや用途によって差が出ることもある。 |
その他参考記事
💡CISCとRISCについて
ツールやソフトをダウンロードする時に「x64(AMD64)」か「ARM64(AArch64)」を選ぶ場面で、どちらを選べばいいか
どちらを選べばいいかは使っている機器がどのCPU/アーキテクチャによるかによってきまります。
調べ方(Windowsを例に)
Windows を使っているなら、
「設定 → システム → 情報(About/システム情報)」を見ると、“System type(システムの種類)” に「 x64-based processor」または「 ARM-based processor」と書かれている
さいごに
今回のツールのダウンロードをきっかけに、ARM64 用・x64 用で分かれているかについて少し理解する事ができました。
ARM64 用・x64 用さえわかれば特段困ることはないと思うのですが、少しでも背景?を知っておくことで見方が変わるのかな。。と思いました。
本記事が何か参考になれば幸いです。