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Slack認定管理者試験の振り返り

Last updated at Posted at 2022-06-21

先日、Slack認定管理者試験に合格しました。
これもひとえに、皆様からの応援のおかげです!ありがとうございました!
(と、勝手に感謝)

Slack認定管理者

今回は、その内容について振り返ってみたいと思います。
これから、Slack認定管理者試験を目指される皆様の参考になれば幸いです。

■試験前のレベル

試験前の私の知識レベルは、小規模なチームのワークスペース管理者
といったところです。

  • ワークスペース管理者権限を持っている
  • Google Drive、Salesforce、ワークフロー等の連携アプリをインストール
  • チームメンバーのコミュニケーションは基本はSlack
  • 一部の顧客と、Slack Connectでコミュニケーション(先方がホスト)

定番の機能は使ったことがあるものの、セキュリティ設定やID管理について、本格的な実務経験はありません。

■試験時間と問題形式

試験はオンライン形式で、90分間で、60問を解いて65%(39問正解)すれば合格です。(※オンライン形式の罠は後述)

申込みは、こちらのサイトから行います。
Slack 認定管理者コース + 試験

試験は39問正解したところで終了します。私は51問目を回答したところで終了しました。
(まぁまぁ間違えました)

試験は全て選択式です。
選択肢を選んで、Submitボタンを押しながら進めます。

即時に採点されるため、前の問題に戻ることは出来ません。
正解の選択肢の数も明示されるため、複数選択肢の問題でも基礎を押さえていれば取れると思います。

■教材と勉強時間

教材は、Slackの公式サイトにある「Slack認定管理者準備コース」を使うことをオススメします。
Slack 認定管理者コース + 試験

約1万5000円と、少し高いですが、日本語で学習出来る教材は恐らくこれだけです。
勉強時間は、おおよそ40時間ほどでした。

■教材と勉強方法について

「Slack認定管理者準備コース」では、様々な形式の問題が出てきますが(キャラクターが出てきて、会話形式で回答するなど)
image.png

そうした形式の問題は試験には出てきません。

あれは、勉強を飽きさせない工夫だったのでしょうか…

問題の内容は、実際の試験でも類似問題が出ましたので、準備コースの問題は全て正解出来るくらいに勉強しておくことがオススメです。
試験内容を今後に活かす意味でも、「もし自分が、誰かに質問を受けたらどう答えるか?」を意識しながら解くと理解が進むと思います。

特に、プラン毎の違い、プロジェクト規模による違い等が問われるため、準備コースの内容を表にして整理するのも効果的でした。

■勉強範囲

Slack認定管理者準備コースの章立ては、以下のようになっています。

  • 基礎
  • ワークスペースの管理
  • チャンネルとユーザーグループの管理
  • ユーザーライフサイクル管理
  • アプリの管理
  • セキュリティ
  • 成功に向けた問題解決

それぞれで、よく問われていたと感じたのは以下の内容です。

(出題される全てではありません。詳しくは公式サイトや教材等を御覧ください)

①基礎

  • ビジネスニーズに合ったSlackプランの選択と、各プランの違い・主要機能
  • Enterprise Grid と他のプランの違い

②ワークスペースの管理

  • 主にEnterprise Gridの場合のワークスペース運用シナリオ
  • ドメインによる制御、ワークスペースの統合、表示制御、作成申請の運用フロー
  • マルチワークスペースチャンネル

③チャンネルとユーザーグループ

  • チャンネル・DM・グループDMの違い
  • Slackコネクトを使ったシナリオ
  • 削除、アーカイブ、チャンネル名のガイドライン等、運用ルール

④ユーザーライフサイクル管理

  • 認証方式、事前セットアップと適切なプラン
  • アカウント解除に関連するシナリオ
  • ゲスト

⑤アプリの管理

  • アプリを使った効率化と、承認フロー
  • 仕事効率化のニーズに合った技術選択(ワークフロー、アプリ、ボット、カスタムアプリ)

⑥セキュリティ

  • 暗号化、アクセスコントロール、モニタリング、ロギング、モバイルデバイスの制御など
  • インポート・エクスポート/データの保存と破棄、法令遵守にたいする対応

⑦成功に向けた問題解決

  • Slack導入を成功させるための考え方(ビジョン、目的)の設計と周知
  • 統計情報を使った利用状況の分析と改善策

■注意事項(特に英語)

最後に、試験の注意事項です。

試験問題は日本語で出題されます。
しかし、試験開始前の監督官との会話は英語で行う必要があります。
実は、これが一番キツかったかもしれません。

内容は、「身分証をカメラに向かって見せてください」
「タスクマネージャーで他のアプリが動いてないか見せてください」
「試験申込みの際に登録した質問の3番めの答えを教えてください」
「説明を読んだら、チェックを付けてボタンを押して進んでください」
といった定型的なものですが、ネイティブスピードで言われるため聞き取りからして大変でした。

試験後に、英会話を勉強しようと感じること請け合いです。

ただ、内容はオンライン試験申し込みの際に書かれていた注意事項(英語)に添ったものになりますので、事前に読んでおくことをオススメします。
(内容を推測出来ます)

■まとめ

以上が、Slack認定管理者試験の振り返りになります。
Enterprise Grid等、普段なかなか使うことのないプランについての知識も多く求められますが、社内情報を扱うWebサービスを利用するにあたって、一般的に意識するべきポイントも整理されているため、Slack以外にも参考になると思います。

この記事が、勉強されている皆様の参考になることを祈りつつ…

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