Obsidian Web ClipperとGemini連携による効率的な情報収集設定
このドキュメントでは、Obsidian Web Clipper を使用してWebページをクリップし、Google AI (Gemini 1.5 Flash) を活用してMarkdown形式に変換、さらにMicrosoft Visual Studio CodeのMarkmap拡張機能でマインドマップ風に表示する方法を説明します。
1. Chrome拡張機能のインストール
- Chrome ウェブストアを開きます。
- Obsidian Web Clipper を検索します。
- Chromeに追加 をクリックして拡張機能をインストールします。
2. Obsidianの保管庫設定
- Obsidian Web Clipper のアイコンをクリックします
- 一般設定 を選択します
-
保管庫 欄に、Obsidianで使用する保管庫名を入力します(例:
2025
)- 既存の保管庫を使用する場合は、正確な名前を入力してください
- 新しい保管庫を使用する場合は、ここで名前を設定できます
- Enter キーを押して保管庫を追加します
3. Google APIキーの取得
-
Google Cloud Platform にアクセスし、APIキーを取得します
- 詳細は以下の「Google Gemini APIキーの取得」を参照してください
- 取得したAPIキーをメモします
Google Gemini APIキーの取得手順
- Google AI Studio にアクセスします
- Googleアカウントでログインします
- 左側のナビゲーションパネルから Get API key をクリックします
- Create API key in new project をクリックします
- 生成されたAPIキーをコピーします
4. インタプリタの設定
- Obsidian Web Clipper の設定画面を開き、インタプリタ タブを選択します
- プロバイダー セクションで、+プロバイダーを追加 をクリックします
-
プロバイダーを編集 ポップアップで、以下の情報を入力します
- プロバイダー: Google Gemini を選択
-
ベースURL:
https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/chat/completions
- APIキー: 取得したGoogle Gemini APIキーを入力
- 保存 をクリックします
- 次に、モデル セクションで、+モデルを追加 をクリックします
-
モデルを編集 ポップアップで、以下の情報を入力します
- プロバイダー: Google Gemini を選択
-
モデル名:
gemini 15f
(任意の名前) -
モデルID:
gemini-1.5-flash
- 保存 をクリックします
- gemini 15f モデルの右側にあるトグルスイッチをオンにします
5. テンプレートの設定
- Obsidian Web Clipper の設定画面を開き、テンプレート タブを選択します
- 複製:デフォルト2 をクリックして、既存のテンプレートを複製します
- 動作 セクションで、新規ノートを作成 が選択されていることを確認します
-
ノート名 欄に
{{date}}-{{title}}
を入力します -
ノートの場所 欄に
80_clips
を入力します - 保管庫 欄は 最後に使用 を選択します
-
ノートの内容 欄に以下を入力します
{{ページの内容をメタ認知した上で、Markdown記法の見出し2/見出し3、本文を2レベルの箇条書き、文末にハッシュタグを付与}}
- 保存 をクリックします
設定完了
上記の手順で Obsidian Web Clipper の設定は完了です。Webページから情報をクリップする際、設定したテンプレートが適用され、指定した場所にノートが保存されます。
この設定により、Obsidian Web Clipper を Google Gemini を活用した効率的な情報収集ツールとして利用できます。