こんにちは、ふりかえりエバンジェリストのびばです。
今月7月5日に行われたスクラムフェス神奈川で「初心者応援スポンサー」として参加してきました。
「初心者応援スポンサー」という概念がいいよね
この記事で伝えたかったのはそれだけなんです。
「ゴールドスポンサー」とか「会場スポンサー」みたいなよく見るやつではなく「初心者応援スポンサー」。
スクラムフェス神奈川自体が初心者歓迎のイベントでして、テーマが「心に火を灯せ!」です。2年連続でイベントが実施されており、毎年春に開催されているホテルで行われるイベントでは、毎回70人くらいの参加者のうち、3-4割くらいは初めましての方だったりしています。リピートしてくれている人も多い素晴らしいイベントです。
今回は町田という神奈川県…ではなく東京都(境界上にある市)で行われました。コンセプトはこんな感じ。
Scrum Fest Kanagawa 2025 -町田へ出陣- は神奈川内外のプロダクト開発や運営に携わる全ての人が交流し、学び合い、楽しむ場です。
今回は特に 『初心者』 をテーマにイベントを開催します。
「アジャイル/スクラム初心者」「コミュニティ参加初心者」「登壇初心者」など、自身が何らかの初心者だと思う方大歓迎で、『参加者がオフラインで同じ場所に集まり、密度の濃いコミュニケーションを取ることで、共に歩む仲間とつながる』を目的としています!
ここで参加する方法として
- 現地参加する(2,200円)
- 20分枠の登壇参加する(初心者向け)(2,200円)
- 初心者応援スポンサーとして参加する(11,000円)
の3つがあるのですが。スポンサーの位置づけがすごく好きです。
初心者をテーマにしたイベントだからこそのスポンサー。
スポンサー枠もすぐに埋まったようですが、初心者を応援したい!という愛にあふれるLT(5分)ばかり。
いくおさん(スクラムフェス神奈川2024のキーノートスピーカー)からは、「ビギナーであり続ける」という、いつだって初心者だから心配しなくていいというメッセージのこもった話。
piroさん(ふりかえりカンファレンス運営)からは、初心者の次へ、という素晴らしいタイトルで、自身が初心者だったのを伝え、その次の世界を見せるような話を。
長澤さん(サーバントワークス株式会社、Agile Kataを最近リリース)では、PDSA(plan, do, study, action)を交えた、アジャイル初心者でも大丈夫なんだよ、という安心させられるお話を。
※スライドは見つからず
ふりかえり手法を試そう会(nambuさん) からは、初心者向けに行っている「ふりかえり手法を試そう」というイベントの紹介。このイベントもなんと19回も続いているんですよね。nambuさん自身がワークショップやふりかえり初心者で始めたイベントとして、参加者を勇気づけてくれました。
株式会社クレスコからは、社内でアジャイル技術コミュニティをやりはじめたよ!という話。
いろんな人たちが、その場に来てくれた初心者と、その場にいない初心者へもエールを送っているような、温かい場でした。
私が初心者応援として伝えた/伝えたかった話
私は「心と心に橋をかけよう」 というタイトルで登壇しました。裏から「カケハシー!」ってカケハシの小田中いくおさんからコールがかかりましたが無視。
ここの初心者応援スポンサーで話している人たちの中でも多かったのが、「イベントに誰かの影響で参加しようと思った」「誰かに後押しされてイベントを立ち上げた」という点。
piroさんは私が立ち上げた「ふりかえりカンファレンス」が最初のイベント参加だったという話や、nambuさんも「ふりかえり手法を試そう」というイベントを私が背中を押したから、という話とか(どっちも私が原因だったのですが、たまたまですよ!ありがとう。)
かくいう私も、当時の会社の先輩に連れられてイベントに参加して世界が開けたというのが始まりでした。
このイベントには初心者として参加してくれた人たちがいます。そして、初心者を連れてきてくれたという人もいました。
初心者だった人は、次の初心者へと、「橋を架ける」ことで、輪はどんどん広がっていくものだと信じています。
私たちの日常の中では、様々な対立構造が生まれやすいです。ただ、コミュニティという場は対立構造から外れて、近い志を持った人たちが集まる場です。
今は理解できない単語があってもよくて、知らなくてもよくて。きっと初心者じゃない人が、橋を架けてくれたら、初心者がまた次の橋を架けられるようになるんだろうな、恩送りされていくんだろうな、という期待を込めていました。
参加者の方からも勇気づけられた、といった話や、「次は初心者連れてきます!」という風に言ってくれたり、そんなバトンを渡す動きができたのかなと思っています。
裏話
スポンサーLTとしては最後だったので、前の人の登壇を聞きながらネタを追加していっていました。ネタを即興で追加していくのもLTならでは?
最後に裏話をして終わりにします。
このスライドは最初はありませんでした。まさかスポンサーの2人がふりかえりの話をしてくれるとは思わず…!
このスライドも急遽入れました。
いくおさんが露骨な宣伝タイムってやってたのでパクr・・参考にしたくなりました。
ふりかえりに下線が引いているのは、前に登壇した長澤さんが「下線に引いてあったら、せーので叫ぶ」というのをやっていて、私もコール&レスポンスしてみたくなったからです。
「せーのっ」「ふりかえりー!」
ちなみに小田中さんのスライドはこちら。9割似てるとか言わないでください。
スクラムフェス神奈川は初心者もたくさんくる、誰もが迎え入れてくれる温かいイベントです。
是非次の機会にも皆さん参加してみてくださいね。