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ふりかえりを拡張する「ふりかえりチートシート」

はじめに

あなたのふりかえりを拡張するふりかえりチートシートを公開いたします!

この記事では、技術書典7以降配布している「ふりかえりチートシート」の説明を行います。

ふりかえりチートシートは、ふりかえりの手法84個とその特徴を網羅した一覧表です。下記画像はイメージです。
無題.png

pdfはBoothで無料DLできます。
DLはコチラ => (DL版)ふりかえりチートシート

ふりかえりチートシートとは

ふりかえりの様々なシチュエーション(ひとり、チーム、プロジェクト、組織)で利用可能なふりかえりの手法をまとめたチートシートです。
ふりかえりの各手法を「ふりかえりの5つの流れ」と「ふりかえりの8つの型」に沿って分類しています。
B5の2ページ分のpdfファイルで、両面印刷したものをイベント等で配っています。
DLしていただいたものは、ご自由に印刷&ご利用ください。

ふりかえりチートシートの想定利用対象者

主に、チームやプロジェクトなど、複数人でのふりかえりを行う人であれば、誰でも有効に活用いただけるはずです。特に、「アジャイル」「スクラム」という単語に聞き覚えのある方には、最も有効に活用いただけます。(聞き覚えのない方でももちろん大丈夫です)

普段からふりかえりを行っており、別の手法を知りたい・試したいという方や、ふりかえりをこれから始めてみようという人のリファレンスとして活用いただけるかと思います。

ふりかえりチートシートの読み方

このチートシートは、3つの区分で左から順に内容が記載されています。

区分1. ふりかえりの情報

ふりかえりの「手法名」「概要」「出典」がそれぞれ記載されています。
「手法名」は、その名の通り、ふりかえりの手法名を記載しています。出来る限り原典の手法名の通り記載していますが、原典に英語・日本語名が併記されている場合は、スペースの都合上、日本語名を優先して記載しています。

「概要」はふりかえりの手法の概要を示します。主に、ふりかえりの中で行う「問い」(KPTであればKeep, Problem, Tryなど)の内容や、進め方について簡単に紹介しています。

「出典」は、ふりかえりの手法について詳しく載っている書籍やWebサイトについてです。
出典は以下の6分類です。

手法は複数の出典がある場合がありますが、①②③で詳しく説明しているものは、①②③の記載を優先としています。また、3つ以上の出典があるものに関しては、最大2つまでを記載しています。

区分2. 「ふりかえりの流れ」との相性

ここでは、5つの「ふりかえりの流れ」と、「各手法の相性」を2段階で表します。

「ふりかえりの流れ」は、以下の5つです。

  • 場を設定する
  • データを収集する
  • アイデアを出す
  • アクションを決定する
  • ふりかえりを終了する

この流れは、アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引きが原典です。
拡張した10つの流れとしてふりかえり読本 場作り編~ふりかえるその前に~や、ふりかえりのファシリテーションを考えてみるで紹介しています。
原典または、Qiita記事をご参照いただくとより理解が深まります。

「各手法の相性」は、2段階の色で表現しています。
濃い色であれば、該当する「ふりかえりの流れ」との相性が良いことを表します。薄い色は相性が悪い、というわけではありませんが、該当する「ふりかえりの流れ」の中で活用するには、工夫が必要となるでしょう。

区分3. 「ふりかえりの型」との相性

ここでは、8つの「ふりかえりの型」と、「各手法の相性」を3段階で表します。

「ふりかえりの型」は、ふりかえり読本 実践編~型からはじめるふりかえりの守破離~が原典です。
ふりかえりの目的に応じて、8つの型があることを定義しています。

  • 短期間をふりかえる
  • 良いところを伸ばす
  • 問題を解消する
  • 学びを最大化する
  • 関係の質を高める
  • 多角的に捉える
  • 長期間をふりかえる
  • 未来を描く

ふりかえりは本来、ふりかえりをするたびに、チームやプロジェクトのどんな面に着目するかが異なります。その目的を体系的に8つに分類し、目的別にふりかえりの進め方を体系化したのが上記の型です。
ふりかえりの8つの型について詳しくは(無料お試し版)ふりかえり読本 実践編~型からはじめるふりかえりの守破離~で無料でDLしてお読みいただけます。詳しくは、上記の本をご参照ください。

「各手法の相性」は3段階で表現します。
◎は該当する型と手法の相性が最適、〇は利用しやすい、空欄は利用するには工夫が必要、の3段階です。

ふりかえりチートシートの使い方

利用シーン別に、想定している使い方をいくつか紹介します。

共通. オフィスに置く

これから共有する全シーンに共有します。ふりかえりチートシートを活用する場合は、オフィスに印刷して置いておくことをお勧めします。毎回電子データで見るよりは、印刷して本棚に立てかけて置いたり、壁に貼っておくことで、会話の1つのネタとしてご活用ください。
ラミネート加工した物理版のふりかえりチートシートが欲しい場合は、著者の参加するカンファレンスやコミュニティイベントでお声がけいただくか、技術書系イベントにて幣サークル(プロジェクトマネージャ保護者会)に来ていただけると、無料でお渡しできます。

シーン1. ふりかえりの新しい手法を知るきっかけとして使う

ふりかえりを毎週同じ手法で行い続けると飽きが来たり、新しい手法にチャレンジしてみたい、という欲が沸いてくることもあるでしょう。そんなときに、ふりかえりチートシートを使って、新しい手法を探してみてください。これまで使っている手法と同じような属性を持つ手法を探して、代わりにやってみたり、面白そうだと思った(惹かれた)名前の手法を調べてみて実践してみたり、という風に、新しい手法を見つけるためのきっかけとして使います。
手法にはそれぞれ出典が書いてありますので、出典を参考にしたり、Google検索でも手法の進め方については載っているものは数多くありますので、調べながらご活用ください。
出典が「ふりかえり読本シリーズ」になっているものは、著者が何度も自身で・様々な現場で実践した内容をもとに改良を加え、詳細な進め方を書いてありますので、そちらも併せてご活用いただけますと幸いです。

シーン2. ふりかえりのリファレンスとして使う

ふりかえりに慣れている方であれば、「ふりかえりチートシート」を辞書・リファレンスのように活用いただけます。一度実践した手法でも、すべての手法の名前を暗記して覚えておくことは難しいでしょう。実際のところ、私も手法の名称すべてを暗記しているわけではありません。ただ、手法の名称や概要が分かれば、一度経験済みの手法であれば、手法の進め方を思い出すことが容易です。思い出すための1つのリファレンスとしてお使いください。

シーン3. みんなでふりかえりの手法を選ぶ

ふりかえりをファシリテーターがデザインするだけでなく、チーム全員でデザインしてみてください。「今週のふりかえりは何をしようか」という話題を全員で話し合い、ふりかえりチートシートを見ながら、「今週はこれをやってみよう」という会話に繋げると、ふりかえりそのものが楽しく、実りのある活動へと変わっていくでしょう。2~4回に1度の頻度で、新しい手法にチャレンジしていき、自分たちのふりかえりの進め方へと取り込んでいくことで、チームのふりかえりの練度が向上していきます。

ふりかえりチートシートの利用上のお願い

是非、色んな所で利用いただきたいので、「よい」と思ったら色んな所でリンクを展開・共有いただけますと幸いです。また、利用する際には、このQiita記事またはTwitter(@viva_tweet_x)に「使ったよ報告」をいただけますと、私の励みになります。(もちろん強制ではありません)
また、誤字脱字等見つけましたら指摘をお願いいたします。取り込み、Boothでのpdfを更新させていただきます。
そして、フィードバックや質問も歓迎しています。「この手法について知りたい」というのがございましたら、Twitter宛てに連絡いただければ、TwitterまたはQiita記事(もしくは書籍)といった形で答えさせていただきます。

物理版を手に入れたい方へ

直近では2019/12/14に開催される技書博2で頒布を予定しています。また、技術書典8への出典も予定しておりますので、併せてお楽しみください。

注記

※この記事は、ヲレの話を聞け〜! 技術の薄い本、著者からのオススメ Advent Calendar 2019の5日目の記事として書かれています。

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