いきなり1on1とは
@nitt_san が始めた、1on1のフレームワークです。
詳細はいきなり1on1のフレームワーク - エンジニアリング、マネジメント、日常、生活をご参照ください。
経緯
1年のふりかえり
3/14に、社内で1年のふりかえりを実施しました。
この1年のふりかえりでは、基盤セグメントの新人17名を対象に、午後いっぱいを使って、これまで1年間をふりかえってみよう、というものです。
もともと私はファシリテーターとして1年のふりかえりに混ざるつもりはなかったのですが、人数の関係上3人or4人のグループで4ターンまわすと、最終ターンに人が余る。
そこで、私も余っているところに混ざり、1年のふりかえりを行いました。
ここでは、私のここの所(半年ほど)感じ続けている違和感や悩みを新人に打ち明け、色々な意見をもらって、とても有意義だったのですが、私の中での解は見つからず…。そうだ、いきなり1on1で相談してみよう、というアクションを作って、「今度やってくるねー」と新人にコミットしたのでした。
声かけ
割とマジで1on1一度してもらいたいんですけど、待ち行列に入れていただいてもよろしいですか
— びば(森のフレンズ)/技術書典6 お34 ふりかえり読本 学び編 (@viva_tweet_x) 2019年3月21日
3/21にnitt_sanに声かけ。
そしてすぐに実現。
このアジリティの高さ、すばらしいです。
そして1on1
1on1の場へ
こちらの都合により、4/12(金) 夜21:00からご対応いただきました。
遅くからの対応、本当にありがとうございます。
殺しにかかってきてる pic.twitter.com/ByTM6zne06
— びば(森のフレンズ)/技術書典6 お34 ふりかえり読本 学び編 (@viva_tweet_x) 2019年4月12日
いきなり殺しにかかられたり。
移動中にアイスブレイクをされたり。
(1on1やめて花見しましょう、とか言われたら「よし行くかー」という心の準備はあったんですが、そういう会話はありませんでした)
と流石だなーと思いながらガストへ。
が、満席。
マックで飲み物を買って、2時間1on1しました。
コーラL 1本で2時間居座るので中々の嫌な客です。ゴメンナサイ
1on1の始まり
nitt_sanのページでも紹介されていたアンケートから始まります。
5分で書いてくださいねー、という話もあり、意図が気になる自分もいましたが、今回はできる限りそういったことは考えず、自分の意見を吐き出すことに集中しました。
書いているときに、「オッ、森さんスキー趣味なんですね」とか「なるほどなー、xxxがxxxなんですね」という声が聞こえてきて、「これも場作りの一環なんだなー」とか感じながら書きあげました。
「一番話したいものに花丸をつけてください」
「二番目のものに二重丸をつけてください」
「三番目のものに丸をつけてください」
という優先順位付けを行い、1on1開始。
花丸、という表現が前向きでいいなぁとも感じていました。
1on1の進め方
nitt_sanが私の悩みを聞きながら、可視化していってくれます。
私は普段であれば自分で書いて説明したり、相手と対話しながら広げていくのを好むのですが、あえて今回はそういったものを自分から排除。
今回はホワイトボードやノートはおろか、筆記用具すら持っていきませんでした。
すべてをnitt_sanにゆだねて、私は話したい内容を語ります。
nitt_sanのスタイルは他のレポートなどからなんとなく察していたのもあり、私は自分のそのとき感じたことや、思い出したこと、吐き出したいことを隠さずにすべて吐露しつづけるようにしました。
自分で内省しながら言葉にしていくタイプのため、言葉を待ってくれるnitt_sanの姿勢はありがたかったです。
1時間20分、私の話を吐き出し続け、お互いそろそろつらくなって来たのを感じたため、こちらからクローズを提案させていただきました。
二転三転しながらも話の方向を元に戻したり、一歩先を見るような視点を提供してもらったり、とさまざまな観点で自分を見つめなおすことができました。
答えの出ないであろうモヤモヤ・悩みを可視化してもらったことで、根本につながる(かもしれない)原因や、起こりそうな影響などが見えてきたため、終わった時点ではかなりすっきりしました。
やはり答えは見つけられなかったものの、nitt_sanの問いの引き出しによって自分の内省が促される。これは1on1ならではだなぁと感じます。
所感
自分でも分かってはいましたが、半年間悩んでいるものがいきなり解決するものではないですね。
1on1はそういった銀の弾丸ではないことは理解していたものの、どこか期待してしまっていた自分がいたのにも気付きました。
nitt_sanの一貫したコーチングの姿勢から、こだわりや思いを持ってやっていることが見え、私にとっては輝いて見えていました。
色々とアドバイスはいただいたので、確実に一歩進むためにもまずはNext Actionを実現させたいと思います。今年度中には必ず。
私とコーチングのスタイルが違うのもあり、違和感を感じてしまう部分も結構あったのですが、「まぁそこは多様性だよね」と思いつつ、あとでいいところは吸収したいなぁと感じています。
事後アンケートはnitt_sanがきっと公開してくれる、はず。
その他
最後の30分はフィードバックさせていただきながら、お互いに色々雑学もお話しました。
- ザイアンス効果(単純接触効果)
- アレクサンダーテクニーク
- メタ認知
- 心療医学
さいごに
いきなり1on1をすることで、自分ひとりでは見つけることのできない、自分のための一歩を見つけることができます。
ぜひ、興味があったらnitt_sanにお声がけしてみてはいかがでしょうか。
また、私自身もいきなり1on1を行えますので、私の観点が必要でしたら、いつでもお声掛けください。