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(レポート)N-Agile(仮) #4 コミュニケーションの質を高める心理的安全性ゲーム~チームに大事な「心理的安全性」を考える~

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はじめに

社内アジャイルコミュニティ「N-Agile(仮)」の第4回目企画として、N-Agile(仮) #4 コミュニケーションの質を高める心理的安全性ゲーム~チームに大事な「心理的安全性」を考える~を実施しました。
今回はそのレポートです。

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N-Agile(仮)とは

NRI社内でのアジャイルを実践する/したい人たちが集まり、とにかく色んなことを「やってみよう」という趣旨のコミュニティです。なかなか社内に広がらないなと苦戦しており、エレベーターホールにバカでかい広告を出したら、皆さん興味を持って見てくれていました。(集客には繋がりませんでしたが)
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心理的安全性ゲームとは

今回はXP祭り2018でやっとむ(@yattom )さんがワークショップをしていただいた、「心理的安全性ゲーム」をやってみました。
このゲームは、心理的安全を高める/低めるコミュニケーションの仕方とはどういうものなのか、を経験することのできるゲームです。
まず、「場を乱す人」が「状況カード」を使って、心をこめて「チームの場を乱す発言」をします。
「顧客の大事なアポをすっとばしちゃった!」

つぎに、残りの「発言者」が、乱された場に対して、手持ちの「発言カード」を使って心をこめて発言をします。
「大丈夫だよ」
「私に言わないで」
「(舌打ちする)」
などなど。

こういった、どんな場(発言)に対してどんな発言を返すと、心理的安全性が高まるかどうかを見るゲームです。

ゲームの詳細はこちらで確認・DLできます。カードも素敵ですので、興味がある方は是非手に入れてみてください。
今回は参加者が8名でしたので、カードを2組用意して行いました。

イベントレポート

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場に応じて、「これかな」「これを発言したらどうなるかな」というのを想像しながら、心をこめてロールプレイします。場の空気によっては一見ネガティブな発言もポジティブにとられることもあれば、逆もありえるということを体験できました。

たとえば、以下のような場合。

場「今話題のアレやりたい」
発言①「自分もやりたい」
発言②「あなたの責任だ」
発言③「自分はやりたくない」
発言④「よかったね」

①は一緒にやりたいということを表明することで、仲間がいるんだ、ということを感じた人もいれば、「誰か一人しかやれるチャンスがない仕事で表明されたら困る」というようなことを感じた人もいます。
②は一見突き放す発言に見えますが、「あなたの責任でがんばってね」というニュアンスにとられれば、応援されているように感じます。
③はこの場ではそぐわない発言ですね。わざわざ発言する必要はないかもしれません。
④はそもそも場に不適切(会話の文脈が謎)です。(こういったこともゲーム上だとままありますが気にしない)

こうして、発言を分析しながら、どんな発言をすると、どう思ったかを分析しながら進めていくわけです。
分析をしながら、どのようなジャンルで心理的安全性が高まったかをチェックしていきます。そうして、ゲームの最後に「どのような状態のチームが心理的安全性が高いか」をふりかえりします。
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ふりかえりを全員でしてみて、以下の状況が心理的安全性を高める/低めることがわかってきました。
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  • 共感をまず先に行う(共感ファースト)と心理的安全性を高める
  • 言葉のコンテキストをしっかりと伝えないと、逆の意図で伝わっているかもしれない
  • 「よかったね」も共感がないとマイナスに伝わる場合もある
  • 感情面での会話のやりとりが心理的安全性を高める
  • 大変だ!⇒落ち着いて という会話
  • 「ほがらかに言う」はいつでも使えそう。一緒にやってくれそうな気がする
  • 会話の中で、ネガティブな発言があったとしても、途中にポジティブな発言を交えることで、最終的にポジティブに終わる流れを作れる

ゲームに対してのフィードバックは以下のとおりでした。

  • 発言が端的なのでイメージの仕方が難しい
  • 心理的安全性を低めたのはどこか、という分析ができるシートがあってもよいかも

最後にふりかえりを実施して、フィードバックを全員にもらって終了です。
今回は前回のイベントふりかえりで「ふりかえり共有の時間があったほうがいい」というのを実践できたので、なかなかいい感じに意見共有できました。
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今後の予定

年内開催分は予定が確定しています。
直近二回は以下のイベントです。
12/14(金) N-Agile(仮) #5 価値観ババ抜き大会 in 東京
12/21(金) N-Agile(仮) #6 アジャイル・スクラムの悩み共有OST~実践者達の話を聞き、現場でTryしよう!~
興味のある方は、ぜひご参加ください!
また、社外の方も、生暖かく応援のほどよろしくお願いいたします。

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