前提条件
Visual Studio 2017
Windows Server 2016
サーバー側の準備
管理ツールのインストール
サーバーマネージャーの「機能と役割の追加」で、「Webサーバー(IIS)」内にある「管理ツール」をインストールする。
Web配置ツールのインストール
- https://www.iis.net/downloads/microsoft/web-deploy を開く
- ページの下の方に日本語版インストーラがあるので、ダウンロードする。
- サーバーでインストーラを起動する。
- インストールする機能のうち、「リモートエージェントサービス」がインストールされるようにすること。(標準インストールだとインストールされない)
IISの設定
- IIS マネージャーを起動する。
- サーバーの機能の中に、「管理サービスの委任」があることを確認する。(これがあれば、Web配置ツールが正しくインストールできている)
- 「管理サービス」を選択し、サービスが起動していることを確認する。停止している場合は起動する。
- 「IISマネージャーユーザー」を選択し、ユーザーを追加する。
- ここで追加したユーザーを、Visual Studioから発行するときに使用する。
- Webサイト(既定だとDefault Web Siteになるところ)を右クリック→「展開」→「Web配置による発行の有効化」を選ぶ。(Web配置ツールがインストールされていると表示される)
- 「発行アクセス許可を付与するユーザーを選択します」のところで、先ほど作成したIISマネージャーユーザーを選択する。また、設定ファイルの保存先がログオンユーザーのデスクトップになっているので、適切な場所に変更した方が良い。
ファイアウォールの設定
受信の規則で「8127(デフォルト値)」を許可する。Web管理サービスをインストール済みであれば、すでに許可されているかもしれない。
Visual Studioから発行する
- サーバー:発行先のサーバー名
- サイト名:「Default Web Site/任意のアプリケーション名」
- ユーザー名、パスワード:IISマネージャーユーザーの情報
- あとはダイアログに従って構成を選択したりして発行する。
参考サイト
https://blogs.msdn.microsoft.com/osamum/2011/03/10/visual-studio-2010/
https://qiita.com/sugasaki/items/914eb0f2fa4e9337614e