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プログラミング歴ゼロの個人開発者が、GA4・UTM・サーチコンソールと格闘した1ヶ月の記録

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Last updated at Posted at 2026-03-22

TL;DR

  • 筆者は一級建築士(40代)。プログラミング経験ゼロでWebアプリをリリースした(前回記事の続編)
  • リリース後、一番時間を費やしたのはコードではなく計測だった
  • 1ヶ月で犯した失敗と、リアルな数字を全部公開する
  • サーチコンソールの「クロールされない問題」は未解決。知見ある方、助けてください

「作れた。でも、その後どうする?」

前回の記事で、こう書いた。

正直に言うと、「作れた」と「使われている」は全然違います。

あれから1ヶ月。この言葉が毎日突き刺さっている。

リリース直後、昔の知人にLINEで一斉告知した。65人くらいに送ったと思う。

反応は——

「LINE乗っ取られた?」と噂になった。

そりゃそうだ。何年も連絡していなかった疎遠の友達から突然「アプリ作ったんで使ってください!」ってURL付きで来たら怪しすぎる。自分が受け取る側だったら確実にスルーする。

ちなみに本業の知り合いには一切告知していない。身元を隠して運営しているので。

LINE告知はそれっきり。それ以外の告知手段?ないです、友達いないので。

1ヶ月で犯した3つの失敗

先に失敗から書く。同じことをやりそうな人は、ここだけでも読んでほしい。

失敗①:名刺にもSNSにもUTMをつけなかった

名刺を作ってフライヤー代わりに配った。QRコードを印刷して。SNSでもURLを投稿した。

問題は、そのどちらにもUTMパラメータをつけていなかったこと。

UTMっていうのは、URLの末尾にパラメータを足して「どこから来たか」をGA4で追跡する仕組み。

https://example.com/?utm_source=meishi&utm_medium=offline&utm_campaign=launch

こうしておけば「名刺から何人」「Xから何人」が一発でわかる。でも自分は素のURLをそのまま使ってしまった。

結果、名刺経由のアクセスはGA4の「direct」に紛れて永遠に判別不能。後述するが、directが312セッションもある。名刺組がいるのかもしれないし、いないのかもしれない。永遠にわからない。

後から /go/xxx というショートURLの仕組みを自前で実装して、チャネルごとにUTMを自動付与するようにした。

  • fami-kan.com/go/qiita-article → Qiita経由
  • fami-kan.com/go/x-profile → Xのプロフィール経由

UTMは公開初日から入れてください。 後からだと取り返しがつかない。

失敗②:Googleアナリティクスのオプトアウトを入れなかった

GA4を設定したのはいいが、自分のブラウザにオプトアウトを入れていなかった

つまり自分がテストするたびにGA4にカウントされる。おかげで1ヶ月間ずっと「今日のユーザー5人」のうち何人が自分なのかわからなかった。

解決策はGoogleアナリティクス オプトアウト アドオン。自分のブラウザにインストールしておけば、自分のアクセスがGA4に計上されなくなる。

👉 Google Analytics オプトアウト アドオン

個人開発者にとっては「プライバシー配慮」以前に、自分のデータをきれいに保つための実用ツール

ただ正直に言うと、自分のテストが混ざって数字が大きく見えていたおかげで、心が折れずに続けられた面もある。最初からリアルな数字だけ見ていたら、たぶんもっと早くしんどくなっていた。

ちなみにプライバシーポリシーに「Google Analyticsを使用している」旨を書いてオプトアウトのリンクを貼るのは、ユーザーへのマナーでもある。個人開発でも省略しない方がいい。

失敗③:サーチコンソールを放置していた

Google Search Console。存在は知っていたけど、よくわからなくて後回しにしていた。

登録してみたら——ほとんどのページがインデックスされていない。

  • サイトマップは送信済み
  • ブログ記事を60本以上公開している
  • なのに大半のページが**「検出 - インデックス未登録」**

Googleのクローラーが来てくれない。せっかく記事を書いても、検索にひっかからない。Google検索で「ファミカン」と打てば1位に出るのに、「割り勘 アプリ」みたいな一般キーワードでは影も形もない。

試したこと:

  • サイトマップの再送信
  • robots.txt の確認
  • 個別ページごとの「インデックス登録をリクエスト」

まだ試していないこと:

  • 内部リンク構造の見直し
  • ページ表示速度の改善(Core Web Vitals)
  • 外部サイトからの被リンク獲得

ここは正直お手上げの状態。 同じ症状を経験して解決した方がいたら、コメントで教えてもらえるとめちゃくちゃ助かります。

それでも1ヶ月の数字を晒す

失敗だらけだけど、計測自体はしていた。隠してもしょうがないので全部書く。2月16日〜3月17日の28日間。

指標 数値
総セッション 529
エンゲージのあったセッション 337
エンゲージメント率 63.7%
平均エンゲージメント時間 22分17秒

流入元の内訳

流入元 セッション エンゲージメント率 平均エンゲージメント時間
direct(直接アクセス) 312 62.2% 85分29秒
Google 検索 88 72.7% 6分30秒
t.co(X経由) 66 65.2% 59秒
vercel.com 16 75.0% 58秒
Qiita 記事 11 90.9% 1分24秒
Qiita リファラル 9 88.9% 7秒
Yahoo 検索 5 80.0% 2分01秒
chatgpt.com 4 50.0% 8分33秒
search.google.com 4 75.0% 43秒
Facebook 3 0% 5秒

directの312セッション、平均85分。これは大半が自分のテスト(失敗②参照)。名刺組もここに紛れている(失敗①参照)。こういうことになる。

それを差し引いても、いくつか面白いことがわかった。

Qiita経由のエンゲージメント率が90.9%。 圧倒的。Qiitaで記事を読んでからアプリに来た人は、ほぼ全員がちゃんと触ってくれている。

chatgpt.comからの流入が4セッション。 誰かがChatGPTに「割り勘アプリ」とか聞いて、FAMI-KANを紹介されている。自分では何もしていないのに。ちなみに自分はGemini派。ライバルAIが送客してくれるのは複雑な気持ちだけど、ありがたい。

Google検索が88セッションで2位。 前回の記事でSEO対策をAIに丸投げしたと書いたけど、それが地味に効いている。

逆にFacebookはエンゲージメント率0%。来ただけで誰も使ってない。妻がSNSを手伝ってくれているんだけど、正直まだ手応えがない。

1ヶ月やって、わかったこと

GA4の解説記事を読むと「コンバージョン率を改善しましょう」「ファネル分析で離脱ポイントを特定しましょう」って書いてある。月間何万人も来ているサービスの話であって、1日5人のアプリには関係なかった。

1日5人。少ない。正直しんどい。GA4のリアルタイム画面で「現在のアクティブユーザー:0」が表示されるたびに、地味にくる。

でも失敗だらけでも計測していたおかげで、見えたものがある。Qiita経由のユーザーはちゃんとアプリを触ってくれている。Facebookは完全に空振り。そしてChatGPTが、こちらが何もしていないのに勝手にユーザーを送り込んでくれている。

数字が小さくても、見えていれば次の一手が考えられる

今日もGA4を開いた。リアルタイムのアクティブユーザーが「1」になっている。

自分じゃない。どこかの誰かが、今、このアプリを触ってくれている。

もう少し、続けてみる。


先輩方へのお願い

正直に言うと、マーケティングより先にやるべきことがある気がしている。 でもそれが何なのかが見えていない。

個人開発でサービスを軌道に乗せた経験のある方、あるいは同じフェーズで苦戦中の方。「自分のときはこうだった」「それよりまずこっちをやれ」みたいなアドバイスがあれば、コメントで教えてもらえると本当に助かります。

🔗 FAMI-KAN(家族・友人向け割り勘精算アプリ)
https://famikan.tetras-ltd.com/go/qiita-article2

🔗 FAMI-KAN Smart(傾斜配分特化の割り勘アプリ)
https://famikan.tetras-ltd.com/go-smart/qiita-article2

📝 割り勘アプリの比較記事も書いています → 【2026年版】割り勘アプリ徹底比較

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