Glideを使うにあたって勉強したことのメモ書き
雰囲気で書いているので,間違いも多いかもしれないです
基本の使い方
ライセンスを使う必要がある.
スクリプトファイルにこのような形で所有するライセンスのある場所とコマンドの場所を取得しておくと実行時に楽
例.sh
...
# 変数に格納
export SCHROD_LICENSE_FILE="[ライセンスキーの場所]"
export SCHRODINGER="[シュレディンガーのライブラリがある場所]"
...
# 実行例
$SCHRODINGER/ligprep -ismi smiles.smi -omae smiles.maegz -WAIT -NJOBS 2 -TMPDIR $TMPDIR
もちろん/.bashrc
ファイルに直接書き込むでもOK(初回は書き込んだあとsource .bashrc
コマンドを実行する必要あり?)
.bashrc
...
SCHROD_LICENSE_FILE="[ライセンスキーの場所]"
SCHRODINGER="[シュレディンガーのライブラリがある場所]"
(追記)
TSUBAME利用の場合,個人のライセンスを使う場合でも,TSUBAMEの無料利用枠のライセンスキーを通しておく必要があるとかないとか.なのでライセンスキーはこのようにしておくと無難かも
SCHROD_LICENSE_FILE="[ライセンスキーの場所]:27010@lice0"
SMILES(.smi
ファイル)から3Dファイル(.maegz
ファイル)を作る
例.sh
$SCHRODINGER/ligprep -ismi smiles.smi -omae smiles.maegz -WAIT -NJOBS 2 -TMPDIR $TMPDIR
-
-ismi smiles.smi
-
-ismi
:インプットファイルが.smi
ファイルであることを指定する -
smiles.smi
の形式は[SMILES 名前(数字とかでもなんでも良い)]が何行も書いてある感じsmiles.smic1ccccc1 benzene ...
-
-
-omae smiles.maegz
-
-omae
:アウトプットファイルが.maegz
形式であることを指定する - ファイル名は
smiles.maegz
になる - おそらくアウトプットの形式は以下のように変更可能じゃないかと踏んでいる
-
-osd
:SDF形式 -
-omae
:maegz/mae形式 -
-omm
:Macro Model形式(?)
-
-
-
-NJOBS 2
- ジョブの並列数が2個であることを指定する
- 使えるライセンス数がこれより少ないとうまくいかない
.sdfファイルと.maegzファイルの変換
maegz->sdfへの変換例.sh
$SCHRODINGER/utilities/sdconvert -imae input.maegz -osd output.sdf
-
-imae
でインプットファイルが.maegz
ファイルであることを指定 -
-osd
でアウトプットファイルが.sdf
ファイルであることを指定 - それぞれ,
-i
+[sd,mae,mm]
,-o
+[sd,mae,mm]
で変換前後のファイル形式は変えることができそう
ドッキング
例.sh
$SCHRODINGER/glide config.in -OVERWRITE -NJOBS 2 -HOST "localhost:2" -TMPDIR $TMPDIR -ATTACHED -WAIT
config.in
GRIDFILE [ドッキングに用いるタンパク構造のzipファイルへのパス]
LIGANDFILE [ドッキングに用いる化合物構造のmaegz(多分sdfでもいい...?)ファイルへのパス]
PRECISION HTVS
WRITE_RES_INTERACTION True
POSES_PER_LIG 1
-
PRECISION HTVS
- ドッキングモードをHTVSモードに指定している.
- 他にはより遅い代わりに精度が高い?PVモードとかもある
-
WRITE_RES_INTERACTION True
- 相互作用について計算するかどうかの設定
- 必要なければ多分Falseでもいい?
-
POSES_PER_LIG 1
- 1化合物あたり1つのドッキングポーズを採用する...?
ライセンスの使用状況の確認
$SCHRODINGER/utilities/licutil -available
または
$SCHRODINGER/utilities/licutil -used
- 1ライセンスあたり30秒にジョブ1個まで(?)みたいな制限があるっぽいので,連投する時は注意