re:Invent2017に参加して来ました。
各セッションのまとめなどは、classmethodさん中心にかなり情報がありますし、新製品の発表に関してはawsの公式サイトでチェックすることができます。
aws公式サイトのニュース
classmethodさんのre:Invent情報
ということで、内容に関する情報は十分だと思ったので、自分は現地で感じたことをつらつらと書いてみることにしました
コンテナ・サーバーレスが人気!
今回の新サービスの発表でも、EKS(Amazon Elastic Container Service for Kubernetes)やFargateが登場しましたが、セッションの数や新サービスの発表順からみても、AWSがコンテナに力を入れているのは間違いないようです。
また、参加者側からみても、大ホールでやってるセッションでさえ行列ができすぎて入れないケースも多く、ユーザーの関心も高いみたいです。移動中のバスの中でも「コンテナって何がいいの?」って話を隣に座った人としてるのをいくつか見聞きしました。
サーバーレスに関してもコンテナ同様、セッション数も多く、行列で入れないのをたくさん見かけました。人気の講演は大ホールで複数回行われるケースもありました。
自分もコンテナの良さをあまりわかってなかったのですが、なんとなくec2とサーバーレスの中間くらいな存在なんだなぁなんて気づきもありました(間違ってたらすいません)
ちなみに、バスで僕の隣に座った中東系の人は「コンテナはマイクロサービス化がしやすくていいんだよ」と言ってました
エコーは思ったほど盛り上がってなかった
米国では発売されてからしばらくたち、市場占有率も高いエコーですがエコーに関する講演は意外に盛り上がりに欠けてました。セッションも毎日してるのはしてるんですが基本的に小さな会場で行われていて、予約なしでも入れる感じでした。
エコーに関しては言ってもまだ出たばかりなのと、アマゾンが求めているのが特定の大サービスの提携だったり、物理デバイスとの連携だったりするのでre:Inventの参加者とはターゲットが少し違ったのかもしれません
日本のAWS Summitとの違い
日本でも6月ごろ品川でAWS Summitが行われますが、AWS Summitとre:Inventでは以下の点が違いました
1. セッションの種類の割合が違った
セッションの種類として
A. AWS未利用者に対してAWSへの移行を促すセッション
B. AWS利用者に対してAWSをもっと効率的に使ってもらうためのセッション
C. AWSの新サービスについて説明するセッション
があるとすると、
AWS Summit = A: 70, B: 30, C: 0
re:Invent = A: 30, B: 60, C: 10
くらいだった気がします。
(イベント会場の大きさやセッション数を参考にはしてますが、統計ではなく雑感です)
keynoteもAWS Summitは「xxxが東京リージョンでも利用可能になりました」という発表ですが、re:Inventは完全に新サービスの発表なので盛り上がりが全然違いました。
2. 料金が違った
AWS Summitは基本的に参加者無料ですが、re:Inventは参加料で約20万円かかりました。移動費・滞在費合わせると約40万円でした。その代わり、朝食と昼食はビュッフェスタイルor弁当でかなりちゃんとしたものが出て来たので、ご飯代はほとんどかかりませんでした。
3. 規模が違った
AWS Summitはプリンスホテルだけでやっていて同時に行われるセッション数も10-20程度ですが、re:Inventは主に3つのホテルでセッションが行われていて同時に行われるセッションは40-50になることも。
ただ、ホテル間はバスで移動しても20-30分かかるくらい離れてるのでそこはネックでした。
最後に
re:Inventはとてもexcitingで学びの多い会でした。
AWS Summitと違ってすでにAWSを利用している人の方が楽しいと思います。
興味ある方は来年是非いってみてください。
※ 上記は完全に個人の雑感ですので、正確な情報ではありません。事実は各人で調べていただければ幸いです。