構築するビデオ通話システムによっては管理システム側で保持している名前などの情報を画面に出力するケースがあります。
agora.ioは基本的に個人情報等をPaaS上に保存しない仕組みになっています。
では、どのように保持している情報を連動させるかを解説します。
想定されるUIと実装方法
想定UI
実装方法
具体的なAPIは以下のようになります。(WebSDKの場合。NativeSDKでも同様の事が可能です。)
join methodの第2引数にuser_idを指定します。
client.join(<token>, user_id, null, function(uid) {
console.log("client" + uid + "joined channel");
}, function(err) {
console.error("client join failed ", err);
// Error handling
});
他拠点が入室したイベントは以下で取得可能です。
user_idが取得できるので、独自の管理システムに問い合わせる事で名前などの情報が取得できます。
client.on('peer-online', function(evt) {
console.log('peer-online', evt.uid);
//Get user information from original system
});
シーケンス
その他ユーザーID活用例
ユーザーの利用制限
・特定量以上の利用があったユーザーを制限したい
・違反のあったユーザーをチャネルから追い出したい
このようなケースでは以下の記事にあるようにユーザーIDを利用して制限をかけたり、追い出したりする事が可能です。
ユーザーの入室制限
接続状況の調査
ビデオ通話やライブ配信のサービスを提供していると、事後に不調などの問い合わせがくる場合があります。
その際はこのユーザーIDから接続の品質調査を実施する事が可能です。
Call Searchについて