2025年4月にネットワークスペシャリスト試験(NW)を受験し、無事に合格できました。
自分の備忘録も兼ねて、勉強法や気づきをまとめます。これから受験する方の参考になれば幸いです。
受験履歴
- 2019年頃: 基本情報技術者試験 合格
- 2023年4月: 応用情報技術者試験 合格
- 2023年10月: プロジェクトマネージャ試験 不合格(午後ⅡでC判定)
- 2024年4月: ネットワークスペシャリスト試験 不合格(午後Ⅱで47点) ※60点以上で合格
- 2024年10月: PM試験申し込み → 友人の結婚式と重なり受験できず
- 2025年4月: ネットワークスペシャリスト試験 合格 🎉
前回の反省点
- 勉強時間不足 → 根本原因だが言い訳にしてはいけない
- 参考書をなぞるようなインプットが多かった。午後Ⅱの対策のためにも、得た知識を説明できるようにアウトプットが重要
- 過去問の振り返りが浅い。間違えた部分の知識を仕込み直したつもりだったが、午後Ⅱを完答できるようになるほどの振り返りではなかった
午後Ⅱの採点までたどり着けたのは「運が良かった」感覚。本来の実力以上の上振れでした。
今回の方針
午後Ⅱ対策を最優先
- 午後Ⅱは長文読解+知識のアウトプット力が試される
- 「DNS」「OSPF」「BGP」などの技術用語を自分の言葉で説明できることを意識する
→ 生成AIとの対話で理解を深め、アウトプット力を鍛えるのをメイン対策とした。
参考書は辞書的に活用
去年一通りやったので、知識の確認程度に使用。
主に過去問を解いたあとに、不足している知識を深掘りするために活用した。
KOUDO動画サービス
- 会社の補助でKOUDOの講義を受講
- 講師は所持していた参考書の著者と同じでシナジーはあった
- 技術的なことを学ぶと言うよりは、合格のためにやるべきことや身につけるべき知識の整理に役立った
過去問の戦略的活用
- やみくもに解かない
- 分野ごとに分類して、出題傾向が高い分野や知識を中心にカバーする
- 出題傾向が高い分野を優先、捨てる勇気も必要→ 自分の場合はDNS、OSPF、BGP、IPsecなど、元々理解が浅い自覚があり、また理解を深めたいと思える分野を注力。それ以外は広く浅く。
- 午後Ⅱは論文試験ではないので、午後Ⅰと午後Ⅱの対策に大きな違いはない → 用語やトラブルシューティングに対するアウトプット力を鍛えればOKと判断した
試験当日レポート
- 午前Ⅱ: ほぼ対策しなかったが、思ったより難しかった。過去問道場などで演習することは重要。
- 午後Ⅰ: 想定通り。特に波乱なし。
- 午後Ⅱ:
- 選択問題が「IPv6」と「CoAP」で、どちらも捨ててる分野だったので、全てを捨てて逃走したくなった。
- 流石にネットワークの勉強はしてるからIPv6か。。と思ったが、問題文をよく読むとCoAPは本文に答えが書かれているものが多いと気づき、CoAPを選択。苦しい戦いだったがフルに脳みそを使ってなんとか戦い抜けた。
結果
合格発表までの3ヶ月ほどはとても長く感じた
学び・まとめ
- テスト中は自身の「知識不足」を呪わない
→ 知識不足を痛感するのはみんな同じ(というかそういう問題の作り方がされている)
→ 自分の手持ちの知識でどう部分点を取るかを死ぬ気で考える。
これから受験する人へ
- 午後Ⅱは「論文試験」ではないため、問題文にある系の部分点をどれだけ拾えるかが重要
- AIとの対話でアウトプットを増やすのも有効
✅ 結論: 最後まで諦めない。自分の手札で1点でも多く取ることを考える
秋季はプロジェクトマネージャー試験を受けていたが、考えが変わり情報処理安全確保支援士取得を目指します。