はじめに
wslが入っていない状態からarchlinuxのwslをインストール、初期設定するまでに必要な最低限のコマンドをまとめました。
インストール
管理者権限でPowershellを起動し、wsl2をインストールします。
wsl --install
PCを再起動し、スタートメニューからubuntuを開きます。
archのbootstrapをwgetします。定期的に更新されるので、適宜archで最新バージョンのファイル名を確認します。
wget https://mirrors.edge.kernel.org/archlinux/iso/latest/archlinux-bootstrap-2024.07.01-x86_64.tar.zst
展開し、ミラーリストを編集(Japan付近をコメントアウト)してからroot.x86_64
内のファイルを圧縮し、わかりやすいところに移動します。
apt install zstd
tar -Izstd -xvf archlinux-bootstrap-2024.07.01-x86_64.tar.zst
cd root.x86_64/
vim etc/pacman.d/mirrorlist
tar -Izstd -cvf root.tar.zst *
mv root.tar.zst /mnt/c/Users/Utyujin/root.tar.zst
再び管理者権限でPowershellを起動し、インポートします。この例では、$User\Documents\wsl
下にディスクファイルがおかれます。
wsl --import Archlinux C:\Users\Utyujin\Documents\wsl C:\Users\Utyujin\root.tar.zst
これでArchlinuxが利用できるようになりました。お疲れ様でした。
設定
PowershellにてArchlinuxをデタッチします。
wsl -d Archlinux
起動するので、初期設定を行っていきます。
pacman-key --init
pacman-key --populate archlinux
useradd -m -g wheel -G users username
passwd
passwd username
sudo pacman -S vi sudo vim
visudo
このままだとデフォルトで起動時にroot
ユーザとなってしまうため、/etc/wsl.conf
に設定を追加します。
vim /etc/wsl.conf
[user]
default=username
wsl
を再起動すると、一般ユーザでログインできます。
wsl -t Archlinux
wsl -d Archlinux
Ubuntuの削除
Archを入れたらもうUbuntuはいりませんよね?削除しましょう。
まず、Powershellにて、登録を解除します。
wsl --shutdown
wsl --unregister ubuntu
その後、設定アプリからアンインストールを選択することで、完全に削除できます。