pipenvとは
- プロジェクト毎に、パッケージ管理、仮想環境の構築を行ってくれるツールです。
- 集団で開発する際に、環境を簡単に固定できるので、とても便利ですね。
pytorchとは
- Python向けのオープンソース深層学習ライブラリで、Facebookの人工知能研究グループにより初期開発されました。
- 最近では、日本発祥の深層学習ライブラリのchainerの開発が併合されたことで話題になりましたね。
今回のゴール
- 今回は、python3.8+pytorchの環境をpipenvで構築して、実行確認することを目指します。
- インポートできる程度の確認を行います。runtimeな確認は今回はしません。
実行環境
- OS: windows10 Pro
- python: 3.8
- pipenv: 2020.6.2
pipenvのinstall
$ pip install pipenv
python3.8で初期化
$ pipenv --python 3.8
pytorch準備
実行に必要なライブラリは「torch」、「torchvision」。これらをインストールします。
$ pipenv install torch torchvision
これやると、十中八九エラーになります。多分バージョンの整合が取れないパッケージをインストールしに行くからでしょうか。
パッケージのバージョンを、pythonのバージョン含めて指定する必要があるので、直接パッケージダウンロードサイトから持ってくることにします。
以下のリンクを右クリック⇒リンクアドレスをコピー
cu102/torch-1.6.0-cp38-cp38-win_amd64.whl
cu102/torchvision-0.7.0-cp38-cp38-win_amd64.whl
再度インストール。今度はURLから直接インストールします。
pipenv install https://download.pytorch.org/whl/cu102/torch-1.6.0-cp38-cp38-win_amd64.whl https://download.pytorch.org/whl/cu102/torchvision-0.7.0-cp38-cp38-win_amd64.whl
メッサ時間かかるので待ちます。。。エラーなく完了したら、以下を実行します。
$ pipenv run python -c "import torch; import torchvision; print(torch.__version__); print(torchvision.__version__)"
1.6.0
0.7.0
上記のようにバージョン出力されているので、インストールできました。