はじめに
マイクロソフト認定資格を取得する際の学習方法や経験談、おすすめ学習リソースなどを紹介しよう!のキャンペーン参加記事です。
Azureの資格全部※取った記念(2ヶ月ぶり2度目)
— ussvgr (@ussvgr) October 12, 2021
※AZ-700を取得して、2021年10月時点でベータ試験のAZ-800/801を除く18個認定になりました。
ベータ試験は今受けても合格判定もらえない(結果が出るのは正式リリース後)ので許して。 https://t.co/KxTSGF2SQq pic.twitter.com/wfPvx1j7lC
Azureの資格の全貌について
認定資格ポスターがあるので見てみましょう。
同じURLで内容がどんどん変わるので、2021/11月版の画像を以下に貼ります。
一番左の「Azure」列についてを記載します。
とりあえず入門編
「Azureまったくわからん」状態の人は、
AZ-900: Microsoft Azure Fundamentalsから受けることをお勧めします。
試験対策本もたくさん出版されていますし、Microsoftが無料トレーニングを開催してたりもします。
MSのトレーニングでは無料試験特典が貰えることもあるので、「ちょっとAzure興味あるんだけど、試験代かかるのはなぁ」という方にもお勧めです。
その他、
- Azureのデータベース系をざっくり知りたい → DP-900: Microsoft Azure Data Fundamentals
- Azureの機械学習系サービスをざっくり知りたい → AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals
と、Fundamentalsが各ジャンルの基礎の位置付けです。
入門のその後に
資格の数が多すぎて「どういう順番で受ければいいの?」と悩むところですが、ご自身のロールや進みたい方向に向けてRole-basedのカテゴリからチョイスしていくのが良いと思います。
FIXER社のブログやA Cloud Guruのブログで紹介されている画像がわかりやすいかと。
Specialityカテゴリのものはかなり特殊なジャンル(SAP・IoT・AVD)ですが、Azureの基礎としてAZ-104: Microsoft Azure Administrator程度は取った後だと多少ラクかと思います。
参考までに私(インフラ・アーキテクト寄り?)の取得した順番は以下の通りでした。
- AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals
- AZ-104: Microsoft Azure Administrator
- DP-900: Microsoft Azure Data Fundamentals
- DP-300: Administering Relational Databases on Microsoft Azure
- AZ-500: Microsoft Azure Security Technologies
- AZ-204: Developing Solutions for Microsoft Azure
- AZ-400: Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions
- AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals
- DP-100: Designing and Implementing a Data Science Solution on Azure
- AZ-303: Microsoft Azure Architect Technologies
- AZ-304: Microsoft Azure Architect Design
- DP-203: Data Engineering on Microsoft Azure
- DA-100: Analyzing Data with Microsoft Power BI
- AZ-220: Microsoft Azure IoT Developer
- AZ-120: Planning and Administering Microsoft Azure for SAP Workloads
- AZ-600: Configuring and Operating a Hybrid Cloud with Microsoft Azure Stack Hub
- AI-102: Designing and Implementing a Microsoft Azure AI Solution
- AZ-140: Configuring and Operating Microsoft Azure Virtual Desktop
- AZ-700: Designing and Implementing Microsoft Azure Networking Solutions
近いジャンルでFundamentals→Associateとレベルを上げていきながら幅を広げExpert系へ、その後Speciality/固有サービス系を攻めていった感じです。
(日本語で受けれなかった試験や正式リリース前の試験を後回しにしたりしたので、上記の考え方通りでない部分もありますが)
各試験の勉強法(公式コンテンツ編)
各試験のページに出題範囲についてのPDFが掲載されているので、まずはそれを確認します。
「試験スキルのアウトラインをダウンロード」のリンクです。
ざっと出題範囲を確認したら、ラーニングパスを順番にこなしていきます。
「準備する2つの方法」の「オンライン - 無料」の部分です。
ドキュメントを読むだけでなく、簡単な選択問題やサンドボックス環境を利用した演習など、相当充実した内容です。
学習コンテンツの中に参照すべき公式ドキュメントへのリンクが貼ってあったりするので、それらにも目を通しておきます。
以下の「詳細情報」のような感じです。
各試験の勉強法(公式コンテンツ以外編)
MS公式の学習コンテンツがかなり充実しているので、合格ラインに持っていくだけであれば正直これだけで十分だと思います。
それだけだと不安な場合は、MeasureUpの模擬テストが良いのではと思います。
英語しかないのは辛いですが、実際の試験に近い形で模擬試験を受けれるのが良かったです。
あとはMS社員の方やMicrosoft MVPの方、Azureを積極活用されてる企業のサイト・ブログは参考になります。
私がよく見ているのは以下サイトです。(試験に関係なくAzure情報収集に使わせていただいてます。謝謝。)
AWSの試験ほど数はないのですが、AZ-900/AZ-104あたりは日本語の対策本も出版されているので、それらを買ってみるのもいいかもしれません。(未読なのでオススメできるものがないですが…)
試験受験時のアドバイス
受験時には日本語試験であっても英語表示に切り替えてみることをお勧めします。
日本語の翻訳がちょっとアレな場合があり、解けない問題が出題されたりします。
「選択肢の中に正解がない!」と思ったら英語に切り替えてみましょう。
おわりに
AWSに比べてAzureの資格はあんまり流行ってない感じですが、皆さんもぜひ。