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Djangoでデバッグしたい

Last updated at Posted at 2024-09-25

Djangoわからない
デバッグどうするの?
と思っていた頃、生き残りをかけた戦いの末、有用だった小技をまとめました。

show_urls | プロジェクト内で定義されているURLパターンを一覧表示

標準のDjangoには含まれておらず、django-extensionsパッケージを導入するか、カスタム管理コマンドとして実装する必要があるのですが、Djangoプロジェクト内で定義されているURLパターンを一覧表示できるのでめちゃくちゃ便利です。

ブロジェクトの処理の流れを追う時やAPIのエンドポイントを追うときに非常に役立ちます。

django-extensionsパッケージをインストール

$ pip install django-extensions

settings.pyにdjango-extensionsをインストール済みアプリとして追加します。

INSTALLED_APPS = [
    # 他のアプリ
    'django_extensions',
]

インストールできたらターミナルで以下のようにshow_urlsコマンドを使って、DjangoプロジェクトのすべてのURLパターンを一覧表示できます。そのままだと本当に定義されている全てが出てきてしまってターミナルがすごいことになりますが、grepと一緒に使って自分の調べている処理に使っているurlモジュールを絞り込み検索するとすごく便利です。

$ python manage.py show_urls | grep 検索キーワード

出力結果は以下のように出てきます。

^admin/                              django.contrib.admin.sites.admin_view
^$                                   myapp.views.home_page
^about/$                             myapp.views.about_page
...

Django Debug Toolbar | Djangoテンプレートが調べられる

DjangoってHTMLの代わりにDjangoテンプレートを使用すると思うのですが、どのテンプレートが使われてるのかわからない時、このツールを使うと簡単に調べられます。

多分、基本的にはプロジェクトにすでに入っていると思いますが、入っていない時は公式ドキュメントを参考に設定しましょう。

入っているかどうかは'debug_toolbar',をエディタの全コード検索で検索してみてください。settings.pyINSTALLED_APPS =に入っていると思います。

他にも以下を調べられます。

  • SQLクエリの詳細
    ページのレンダリング中に実行されたすべてのSQLクエリが表示され、どのクエリがどれだけの時間を消費したかも確認できます。重複したクエリや非効率なクエリを見つけるのに役立ちます。

  • リクエストとレスポンスの情報
    HTTPリクエストやレスポンスのヘッダーや内容、セッション情報、GET/POSTデータなどが確認できます。
    キャッシュのヒット/ミス情報:
    キャッシュされたデータが適切にヒットしているかどうかの情報を確認できます。

  • ミドルウェアの実行時間
    どのミドルウェアがどれだけの時間を消費しているかが確認でき、パフォーマンス改善に役立ちます。

  • 静的ファイルの詳細
    静的ファイルに関連する情報や、適切に読み込まれているかの確認が可能です。

  • Djangoテンプレートのレンダリング情報
    使用されたテンプレートや、それぞれのテンプレートでどのデータが渡されたか、レンダリングにかかった時間などが表示されます。

本当にこのメソッドを使ってるのか?を調べる

return を使う

    def hoge_method(self, request):
      print("使われているのはhoge_methodでした")
      return  # 処理をここで終了する

HTTPメソッドを行っているviewメソッドだと、以下のように書くとエラーみたいな出力がされないで、いい感じにHttpResponseの引数に入れた文字列が画面に表示されます。

    def hoge_method(self, request):
    print("使われているのはhoge_deleteでした")

    # 処理を中断し、デバッグメッセージを表示した後、ダミーのレスポンスを返す
    return HttpResponse("デバッグ用: この時点で処理が停止しました。")

exit() を使う

さっきのexitは、エラーぽくログ出力されて怖いので、returnの方が気持ちも楽かもしれません。
exitを使って処理を止める為に、exit()を入れ込む

    def hoge_method(self, request):
        exit()  # ここで処理が終了する

exit()を入れると以下のようにDjangoサーバーを動かしてるターミナルに以下のように出力がされます。

"honntara.py", line 610, in member_delete
    exit()  # ここで処理が終了する
  File "_sitebuiltins.py", line 26, in __call__
    raise SystemExit(code)
SystemExit: None
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