キムシンさんとbitflyerの代表加納さん
超雑にICOカンファレンスの内容メモを最速であげてみる。
##メモ
bitflyerの事業内容
ブロックチェーン技術:to B
取引所:to C
sh : 就職のときOB訪問とかしてたから感慨深い。なぜ仮想通貨の世界に?
K : 2010年からビットコイン知ってた。13年の10月にバーナンキが容認発言。そこで暴騰した。それでこれだと思った。価値の移転、保存、尺度という3つの要件はもともと満たして居た。でも政府とかの賛同が得られないと思って居た。そこで始めた。14年4月くらいから開始?
sh : 当時VC回っても断られまくって居た。なぜいけると思った?
K : 14年はMt. Goxのせいでかなりしんどかった。ブロックチェーンもビットコインも必ずくる。この二つは必ずメジャーテーマになる、と確信していた。ビットコインに価値がつくかどうかは難しい。ハッキングが難しい、ということが勝ちの根拠にはなっているものの、人々がビットコインの価値を認めるかどうか、というのは別の話だった。だから価値がつくかどうかは難しいと思った。システムは信用できた。
sh : 価格はどのくらいが適正だとか、今後どうなっていくと考えている?
K : 長期的には伸びると思っている。基本的には買いからしか入れない。ユーザーが増えると価格が上がる。発散系。ある値に収束する要素というのがあまりない。株とかは配当の率とか金額で原点に回帰する力が生じる。でも仮想通貨は発散系。上に跳ねるか下に暴落するか、というふうに動きやすい。今までフェアバリューを探そうとした人はいる。Gマン、バンカメ、Merrill Lynchとかのレポート。Gマンが$1300くらいじゃないか、と試算していた。
sh : JP モルガンの発言は正しくない?
K : Gマンの人が言ったのは、「まだ結果は出ていない」。好きな言葉は「金が紙幣に変わった時も、人々はやはり懐疑的だった」。新しい通貨が生まれる瞬間というのは人々は信じづらい。その上で、まだ答えは出ていないんだろうなと思っている。
sh : ビットコインはゴールドなのか通貨なのか?それとも両方の性質を持っているのか?
K : これは同じことを言っていると思っている。ゴールドは物として使えないと仮定する。CPUの配線とかには使われているけど。ビットコインには実用価値は基本的にはないけど、コモディティなのか、通貨なのか。
sh : 使われ方としては価値保存として使われるのか、決済・送金として使われるのか?
K : 価値保存はされるという前提で、決済なのかスペキュレーションなのかという話で言えば、最初はスペキュレーション。投機。でも投機が行われるのは決済で使えるという前提があるから。でもtxサイズだったり、既存の仕組みをディスラプトできるのか、というのはまだ課題。
sh : bitflyerの話に。こないだ1.5兆円とか取引あったけど、2年前はどれくらいでしたか?
K : 一ヶ月何十億とかだったかな。
sh : 取引所としてどういうポジションを取っていきたい?日本の中でどういうことをやっていきたい?
K : 取引所だけでなく、いろいろやっていきたい。ユニバーサルというカテゴリ。取引所はメインエンジン。そこに付随する決済サービス、ポイントとの交換、資金移動、etc...取引所をエンジンとしたグローバルユニバーサルカンパニーにしたい。売上もほぼなく、メンバーも6人くらいでユーザーもいないのにアメリカで子会社立てたり前のめりだった。グローバルに。横展開しやすいし、横展開しないと意味ない。今までの銀行業とかは規制産業だった。でも仮想通貨は誰がやろうが一緒。手数料競争になるのは目に見えてる。それを横展開して新たなサービス乗っけてバリュー出すっていうふうにしていかないと勝ち抜けないと思う。ビットコインで言うと世界シェアの10~20%。bittrex、polo、韓国などある中で、どういう攻め方を考えている?ビットコインとETHはやるとして、アルトコインはどうするかは国によって変わるかと。日本のアルトコインのホワイトリストが割とゆるい。pepeキャッシュもあるし。この辺は面白いと思う。この辺が緩いといろんなことができる。トークンとかがどう広がっていくかにも注目している。国によって規制が違うのでその国に合わせたものしか提供できない。
sh : アルトコインがだいぶ増えてきて、どういう攻め方をするのか?というのが気になる。ビットコイン一本槍というのもあるし。今後取引所で規模を拡大していく中で、銀行があって証券があって色々な金融の機能がある。仮想通貨の世界にはまだ取引所くらいしかない。ウォレットもあるけど。今bitflyerは法定通貨と仮想通貨の間にいるけど、仮想通貨の世界でどういう金融の仕組みを作り上げていこうと思っていますか?
K : ICO面白い。既存の投資手段では証券会社、銀行、主幹事証券、投資家、取引所、監査法人etc...関与する人が多くて、いろんなコストがかかっている。icoでは投資家保護されていないので危ないですけど。投資が民主化されるというのはいいですよね。証券のシステムは面白いことできるんだろうな。と。銀行は送金とかローンとか。保険もいろいろ。システムとしてブロックチェーンを使うというのもあるけど、ブロックチェーンじゃないとできないことも出てくると思う。単にブロックチェーンを使う、というのもあるけど。ブロックチェーンでしかできないことというのはエンドユーザーに直接アクセスできて、契約がまけて、お金も徴収できるという仕組み。
sh : マイニングは考えてない?
K : マイニングは実は内緒でやっている。ずっとテストしている。どっかでマイニングハッシュパワーを売りたいなと。その辺もいじっている。国内は電気代高いので無理ですね。
終了〜。
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