NoteBookLM×Notioで試験対策を効率化した話
はじめに!
みなさんこんにちは!Unityメンターのさとたいです!
Unityメンターといいつつ…今回はC#には関係なく、AIとかツールを使って大学の試験に向けてどんなことをしているのか紹介したいと思います!
NoteBookLMとかNotionとか知ってるけど…って人もこういうツールを触ってみるきっかけになれば幸いです!
何をしたいのか
さとたいは法学部に通っています!
日本の大学の法学部の中には、二つの系統があり法律系と政治系が分かれています。いわゆる弁護士を目指すような法律の勉強(憲法民法刑法刑訴法民訴法…)ではなく、例えば比較政治とか、比較法とか、社会科学系の講座を主に取っています。
そのなかで、友人たりと試験勉強をするにあたり、ノートなどを共有したりするにはどうすればよいか…と試行錯誤していたものを紹介したいと思います!
論述式の筆記試験対策ということで、
ちょっと特殊な「試験対策」かもしれません!
やったこと
準備編
Notionを整備する
様々な情報を集約する土台として、Notionを選びました。
今まではGoogleDcumentを共有して、科目ごとのテスト範囲範囲などを共有していたのですが、
大量のテキストデータを共有するのは向いていない、と判断しました。
また、GoogleDocumentは限定公開でリンクを配布していたのですが、Notionのシステムと扱うデータの性質上、メールアドレスを共有し、登録した人のみ閲覧可能にしています。
まず、科目ごとのNotionを作りました。最終的に落ち着いたのは以下のような形。
書く講義のページを作成したうえで、デフォルトで、
講義資料、ノート、過去問がそれぞれデータベースとして入っています。
資料を載せる前のページを参考までに貼っておきます。
資料共有のためのDropBoxを整理する
音声や文章をどのように共有するのかも課題でした。LINEや無料のドライブだとすぐに要領がいっぱいになってしまいます。また、音声があっても、文字起こしをして共有するというのも手間になってきます。
これを一部効率化するために、DropBoxの自動化の機能を活用しました。
上記の画像には3つのオートメーションがあります。
まず、ファイルに特定のキーワードを付けておきます。上記の場合は「日本政治史」
ファイルが移動するフローとしては、
全科目アップ用、にファイルをアップロード
→キーワードを検知して該当する教科の場所へ移動
→ファイルの種類を検知し、PDF、音声などに分類して移動(このとき、音声ファイルは指定の形式にエンコード)
という形です。
NoteBookLM
NoteBookLM活用編①音声の文字起こし
NotebookLMをデータベースを導入するにあたり
NoteBookLM→Notion→NotebookLMでCSV化することでバックアップを確保しつつ、活用できるようにしました。
最終的には、すべての講義のデータをNoteBookLMに入れておき、疑問に思ったことや過去問などを入れると完璧な回答を出すことを目的にしています。
※音声ファイルはリネームをしておく。科目名+日付など
Notionに音声をアップロードします。
注意!
アップロードには通信環境に関係なく時間がかかります!
できるだけファイルサイズを小さくできるとベター!
プロンプトを入力し、整えます。
このファイルは、文字起こししたものです。以下の条件に従い、文字起こしの修正を行ってください。
・省略せず提示しなさい
・フィラーは除去しなさい
・読みやすいように、改行しなさい
プロンプトには正解は無いと思います。上記のものは、省略したものを出してきた、フィラー(えーっとなど)がそのままでてきた、とっても読みにくいものが出てきた、などの結果、落ち着いたものです。
注意!
アップロードには通信環境に関係なく時間がかかります!
できるだけファイルサイズを小さくできるとベター!
ここで作成したテキストはNotionに入りつけます。![比較法 2025_12_06 23_05_16.png]
NoteBookLM活用編②運用の準備
NotionからフィルターでNotebookLMに入れたい部分を選択しエクスポートからCSVで出力します。
注意
NoteBookLMには読み込ませるデータの数の上限があります。
あまり多くならないように!
NoteBookLMのソースを追加、から該当するCSVファイルをアップロードすれば完了!
なぜNoteBookLMにテキストを入れないの?
直接NoteBookLMに読み込ませるのではなく、テキストデータをNotionに貼りつけ、CSVで出力してから、NotebookLMに入れている理由は
①Notionの検索機能も併用したい(ctrl + G)
②データのバックアップをとりたいから
NoteBookLM活用編③活用する
このような過程を経て、こんな感じのNoteBookLMができあがります。
(このNoteBookLMは実際に活用したものではなく、投稿するにあたり調整したものです
以下のページからNoteBookLMへ
このページは、主に比較政治に関する論点の一部をまとめたもので、内容の一部については中南米の政治的状況に焦点を当てています。
例えば
「ハンナピトキンの理論を教えて」
「福祉レジーム論とは」
「民主化の手続き的定義とは」
などとチャットに入力すると回答が返ってきます。
授業資料だけではなく、過去問を分析したもの、先生の最近の研究なども含めるとこのNoteBookLMの価値は上がると思います。
Googleアカウントを追加することで手軽に友人と共有できるのも便利です。
さいごに
大学生が実際にAIやデジタルツールを活用している具合を少し紹介できたかと思います!
このようにNoteBookLMを活用することは、特に論述式の筆記試験に向けた知識の確認などに有効だと感じています。みなさんの参考になれば幸いです。
補足:Google、DropBox、Notionは有料プランまたはこれに準ずる形のものを使用しています!無料版には無い機能を使っているかも…!





