マイコンや電子工作から始まった人にとってC言語は当たり前かもしれませんが
フロントエンドから始めた方にC言語は敷居が高いようです。
そんな中で組み込み系のPythonとしてMicroPythonがあります。
今回は、ESP-32でMicroPythonを始める方に向けて導入部を説明します。
なお、日本語ドキュメントがありますので、こちらを参照ください。
https://micropython-docs-ja.readthedocs.io/ja/latest/esp32/tutorial/intro.html
環境
・Windows10
使用ソフト
・コマンドプロンプト
・TeraTerm
・pip (python3)
ターゲットボード
ESP-32 Devkit-C
Macの人は、こちらが良いかと
https://qiita.com/moomooya/items/ea30fe1113b21ebc9329
バイナリファイルのダウンロード
以下サイトからバイナリファイルをダウンロードします。
http://micropython.org/download/esp32/
ご自身の環境に合わせて適切なファイルを選択します。
私は、こちらです
バイナリファイルの書き込み
まずは、起動します
検索窓でCMDと打てばコマンドプロンプトが起動します。
コマンドプロンプトで
pip install esptool
なお、pipが入っていない人は、
Python環境から構築する方が良いようです。
https://gammasoft.jp/python/python-library-install/
(pipまたはpip3など・・・)
esptool.pyを使います
ファイルは、Pythonフォルダの下になります。
Python3.7の場合こちらです。
C:\Python37\Lib\site-packages
MicroPythonを書き込む前にerase_flashします、
次に、write_flash します。
COMxはご自身のCOMポートを
ファイルは、先ほどダウンロードしたファイルを指定します。
cd C:\Python37\Lib\site-packages
esptool.py --chip esp32 --port COMx erase_flash
esptool.py --chip esp32 --port COMx write_flash -z 0x1000 ファイル名.bin
erase_flash
erase_flash後にリセットすると(TeraTerm)
ファーム書き込み
起動
TeraTermがこの画面になれば正常に起動したことになります。
なお、接続は、
ビットレート:115200
です。
プログラミング
クイックリファレンスを参考にプログラムを書いていくことになります。
https://micropython-docs-ja.readthedocs.io/ja/latest/esp32/quickref.html#
起動時の画面を対話モード(MicroPython REPL)と言うそうです。
なお、ファイルを書き込みしていない為、リセットすると初期化されることになります。
別途ファイルを書きこむ手法があります。
MicroPythonは、プログラムを書く際に、スペースやインデントを付け間違えると動かないケースもあります。
専用のエディタを使用するか、ファイルを転送などがあります
専用のエディタとしては
uPyCraftなどがあるようです。
以上、導入についての解説でした。