オンライン講義の「板書」に書画カメラを利用する,というお話です.
オンライン講義で厄介なのは**「板書をどうやって学生に見せるのか?」**ですね.
ごく普通の講義風景をカメラで録画するのは,実は結構準備・テクニック・装置・人的資源が必要です.
「講義している講師を撮さなくてはならない」と考えてしまうと,特に準備・環境が整っていない場合は,かなりのテマヒマカネがかかると考えていいでしょう.
どうやってそれを簡便に済ませるのか.その方法の一つとして,「書画カメラ」を使うことを提案します.
書画カメラはOHC:下向きカメラ
書画カメラはこんなやつです.↓(EPSON ELPDC21)
**「パソコンに接続できるOHC」**と考えて差し支えないでしょう.
これをパソコンにつなげると,「外部カメラ」として認識します.Window10では「カメラ」アプリが標準でありますから,それを使えば,PCの画面に書画カメラが捉えた,机上のもの(書類やメモや,特に実物)を映すことができます.
これを利用します.
要するに「書画カメラをPCつないでカメラアプリで提示したのを共有配信」です.
やり方は簡単です
書画カメラをPCに接続して,PCがカメラとして認識することを確認します.これができなければ始まりません.
Window XPなど古いOSだと,それ用のデバイスドライバが必要かもしれません.ちゃんとしたメーカーだと古いOS向けのドライバを配布していることが多いので確認しましょう.
Window10はたいてい,USB接続すればデバイスを用意してくれるので,大丈夫だと思います.
PCとの接続構成図はこんな感じ.↓
以下,手順です.
- 書画カメラとPCを接続 → PCは外部カメラとして認識させる
- カメラアプリを起動,書画カメラを提示(内蔵カメラがあると切替必要かも)
- Google MeetなりTeams会議なりZoomに接続し,会議を始める
- ☆ポイント☆会議用のカメラは大抵はインカメラだが,書画カメラを接続したことで切り替わっているかもしれない.会議カメラはインカメラにする.書画カメラのほかになければOFFにしておく.
- 会議画面で画面共有→ウィンドウ共有でカメラアプリのウインドウを選ぶ
- → これで書画カメラの映像が全員に配信される
- あとは講義をしながら書画カメラに写った紙資料を提示したり,白紙に板書したり,説明のためになにか(例えば回路)の実物を見せたり.
これなら,板書代わりに白紙に手書きしながら講義ができます.
簡易スタジオを用意する際にも,一つあれば結構役に立つシロモノです.ぜひ導入ご検討を.すでにお待ちの職場では活用をご検討ください.
※注意事項があるとすれば……
- 書画カメラはUSBでPCに接続できるタイプでないとダメ
- 紙と書画カメラの関係は配信前に調整しておく.
- 紙の文字が小さすぎると解像度の関係でぼやけて見えなくなります.
- カメラにはたいていズーム機能がついていますが,
- ズームIn/Outをやりすぎると,見ている人の気分が悪くなりますのでご注意.
- 書画カメラは静止画向け設計でシャッタースピードが遅い.なので,カメラに映っているものを動かすときはゆっくり.
おまけ:
書いていて,思いつきました.
教室備え付けの書画カメラ+ PCで授業配信できないかしら.
なんらかの改良は必要かも知れませんが……

