最近、開発環境周りを刷新してやろうと、色々とゴニョゴニョやってたら、
いつのまにかtmux上で

$ rbenv global xxx(rbenvでインストールしたrubyバージョン)

が実行できなくなっていた。

環境

環境	バージョン
MacOSX	10.9.5
Homebrew	0.9.5
tmux	1.9a
rbenv	0.4.0

現象

具体的には現象はこう。

$ rbenv versions
  system
* 1.9.3-p125 (set by /Users/uryu/.rbenv/version)
  2.0.0-p576
  2.1.3
  jruby-1.7.3

$ rbenv versions
* system (set by /usr/local/opt/rbenv/version)

systemしかない…
しかも、set by の部分が「/usr/local/opt/rbenv」になってる。
(rbenv を Homebrew でいれてるからだと思う。）

そのまま無視して、ruby のバージョン切り替えようと実施しても

$ rbenv global 2.1.3
rbenv: version `2.1.3' not installed

で、ですよね…
PATHは下記の通り。

$ echo $PATH
/Users/uryu/.rbenv/shims:/Users/uryu/.rbenv/bin:...(snip)...

$ echo $PATH
/usr/local/opt/rbenv/shims:/Users/uryu/.rbenv/bin:/Users/uryu/.rbenv/shims:...(snip)...

/usr/local/opt/rbenv が先頭に来てますね。
$HOME/.rbenv/shims tmux上でもロードされてるのは.zshrcにこのパスだけベタで書いてるからです。
tmux上でもrbenvのパスを固定できるようにできないのかな。

tmux環境でrbenvによるバージョン変更が出来ない現象
tmux + rbenv の環境で指定した Ruby が使われない件

ここらへん参考にしてみても原因が違うのか解決にいたらず。
ぐぬぬ…orz

解決に至ったら追記します。

追記(2014/12/16 18:30)

~/.zshrcに下記のように RBENV_ROOT を追加すれば解決しました。

~/.zshrc

$ cat ~/.zshrc
...(snip)...

export RBENV_ROOT=$HOME/.rbenv ← 追記
eval "$(rbenv init - zsh)"

解決に向かった要因

$ eval "$(rbenv init - zsh)"

こいつが怪しいんじゃないかと思い、
=> ~/.zshrc から上記コマンドを消してパス見てみたら、rbenvのパスが追加されていない
=> じゃあ、パスに~/.rbenv/shims のパスをベタで書いて、eval 実行しなかったらどうなるんだろう。
=> パスは通ってるけど、現象は変わらず。（しかも補完も効かなくなった…）
=> eval が /usr/local/opt/rbenv/shims のパスを追加してるんだ。
=> こいつを~/.rbenv/shims に固定することできないかな… ← 追記前まで

調べても出てこないし、rbenv-initスクリプトの実装を見てみました。

/usr/local/Cellar/rbenv/0.4.0/libexec/rbenv-init(l.74-76)

...(snip)...

mkdir -p "${RBENV_ROOT}/"{shims,versions}

echo 'export PATH="'${RBENV_ROOT}'/shims:${PATH}"'

...(snip)...

お、echo だけど、こいつ怪しいな。
$RBENV_ROOT ってなんだよ…

$ echo $RBENV_ROOT

$ echo $RBENV_ROOT
/usr/local/opt/rbenv

tmux 上では設定されるのね。
(これがどこで設定されているかまでは追えませんでした…)
んで、今度は/usr/local/Cellar/rbenv/0.4.0/libexec/rbenv の実装を見てみると

/usr/local/Cellar/rbenv/0.4.0/libexec/rbenv(l.23-28)

...(snip)...

if [ -z "${RBENV_ROOT}" ]; then
  RBENV_ROOT="${HOME}/.rbenv"
else
  RBENV_ROOT="${RBENV_ROOT%/}"
fi
export RBENV_ROOT

...(snip)...

となっている。
$RBENV_ROOT が既に設定されていたら、そこをルートディレクトリにすると。よくあるパターンですね。

ってことは、$RBENV_ROOT を常に~/.rbenv にしておけば、
tmux 上でも$RBENV_ROOT は変わらないよね！(ﾄﾞﾔｧ

※

~/.zshrc

export RBENV_ROOT=""

でもいける気がするけど、なんか気に食わかなったのでやりませんでした。