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新卒2年目になったのでAWSソリューションアーキテクトを受けてみた

Last updated at Posted at 2018-05-20

背景

タイトル通りですw

新卒2年目になり、仕事にも慣れ、時間も取れるようになってきたので、ここ最近触ってきたAWSのスキルを証明するために資格を取っておこうと思ったのがきっかけです。

周囲の人間が転職(しようとしていたり)して、今の自分の市場価値について考えるようになったのもきっかけの一つだったりします。

というわけで、AWSソリューションアーキテクトのアソシエイトレベルの受験を決意したというのがことの顛末です。

スキル感

半年間ほど事業部のAWSインフラの運用や改善をメインに働いておりました。
その他、Botのような社内ツールの開発もしており、そのツールもAWS上で運用しています。

個人開発でも、クローラの開発やAPIの開発、Reactを使ったSPAの開発などを細々と続けており、そこでもAWSを使っているという感じです。

最近はサーバレスな構成のシステムに興味を持っていていて、Expressで書いたAPIサーバをaws-serverless-expressを使ってサーバレス化したり、Lambdaを使ったサーバレスなクローラを作ったりしています。

(Qiitaでもいくつか記事を書いているので、ご興味のある方は是非...!)

AWSソリューションアーキテクト アソシエイトとは

AWSのサイトから引用したソリューションアーキテクトのアソシエイトレベルの説明です。

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験は、ソリューションアーキテクトの役割を担う個人の下記の能力を認定するものです。

・ 要件を理解し、AWS アーキテクチャのベストプラクティスを用いて構築するソリューションを定義することができる。
・ プロジェクトのライフサイクルを通じて、開発者およびシステム管理者にアーキテクチャのベストプラクティスについて助言できる。

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/

実は、2018年2月にソリューションアーキテクトのアソシエイトレベル試験に改定があり、試験内容が変わりました。

AWS 認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト(新版)(SAA-C01)試験は、ソリューションアーキテクトロールを遂行する人を対象としており、AWS 上でセキュアかつ堅牢なアプリケーションを設計および展開する方法についての理解度を評価するものです。この試験で評価する能力は次の通りです。

・ 顧客の要件に基づき、アーキテクチャ設計原則に従ってソリューションを定義する。
・ プロジェクトのライフサイクル全体を通じて、ベストプラクティスに基づいた実装を行うためのガイダンスを提供する。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/

新版の方は、試験時間も80分から130分に設問数も55問から65問に増えています。

2018年8月12日までは、新版と旧版を選んで受験することができます。

ちなみに、僕は試験を受けた後に新版があることに気がついたので、旧版を受験しました:sweat_smile:

説明の中にもありますが、試験名は長いので、よくSAA(Solutions Architect Associate)と略されます。

2016年の業界の調査によると、SAA取得者の平均年俸は$123,801らしいですね。
日本円に換算すると、年俸13千万円くらいですかね...。

一部の人が引き上げているとは思いますが、高い評価を受けているようです。

メリット

SAA取得者にはいくつか特典があります。

1. Certified Store Benefit

認定取得者向けAWS認定グッズが買えるCertified Storeを利用できるようになります。

2. AWS Certified Practice Exam Benefit

次の試験用に模擬試験を無料で受けられる特典になります。
また、次回試験の際の受験料が半額になるバウチャーもついています。
次回試験はSAAの更新の際だけではなく、別の試験(ex. AWS Developer Assosiate)を受ける際にも適応可能です。

(実は、この特典は試験を受けるだけで貰えるので、SAA取得者の特典ではないかもしれないですね:sweat_smile:)

3. AWS認定資格取得者専用ラウンジの利用

AWS Summitや、Re:Inventなどのイベントで開設されている認定者ラウンジを利用することができます。

AWS Summit Tokyo 2018には3日間とも参加する予定なので、とても楽しみです。

試験までにやったこと

これについては、ほか記事でも沢山触れられているのと、やっている事が大体一緒なので、一応触れるくらいで書きます。

1. 合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト


img1.jpg

よくSAA対策で紹介されている本です。

内容は、基礎的なでしたが、とてもわかり易い内容でした。
ある程度はAWSについて知っているつもりでしたが、細かい部分に関しては、思ったより知らない内容がありました。

大体5~6時間くらいで読めるので、あまり自信がない人は読むことをおすすめします。

2. AWS WEB問題集で学習しよう

このサイトもSAA対策記事で紹介されています。
自分は無料プランでできる問題を解いて模擬試験をしたくらいでした。

無料プランだとできる問題数が少なすぎるので、このサイトを使ってしっかりと対策するのであれば、有料プランに登録した方が良さそうです。

プロフェッショナルを受験する際には、こちらのサイトの有料プランを使いたいと思います。

3. 模擬試験

試験の1週間前くらいになって、AWSが用意しているSAAの模擬試験を受けました。
試験の問題数は20問で、時間は30分でした。

全問解き終わった時点で10分くらい余っていました。
一度見直しをして、時間いっぱい使った結果が以下でした。

総合評点: 75%

トピックレベルスコアリング:
1.0  Designing highly available, cost-efficient, fault-tolerant, scalable systems: 66%
2.0  Implementation/Deployment: 100%
3.0  Data Security: 75%
4.0  Troubleshooting: 100%

終わってみると、Auto ScalingやEBSあたりが、弱かった印象です。

4. AWS Black Belt

模擬試験でわからなかったところは、AWS Black Beltのオンデマンドセミナーの動画を見たり、資料を見ることで補うことにしました。

オンデマンドセミナーの動画はAWSのソリューションアーキテクトの方がスライドの説明をしてくださっているので大変わかりやすい内容になっています。

スライドを見る倍くらいの情報はあるので、個人的にはオンデマンドセミナーの動画を見ることをおすすめします。

ただ、ちょっと長いので、2倍速機能をつけてほしいです... |A・)

試験結果

総合評点: 68%

トピックレベルスコアリング:
1.0  Designing highly available, cost-efficient, fault-tolerant, scalable systems: 60%
2.0  Implementation/Deployment: 50%
3.0  Data Security: 90%
4.0  Troubleshooting: 100%

合格ラインが66%とかなので、かなりギリギリでしたが、なんとか合格することができました。

わからなかったところは、
- AWS Glacier
- S3の細かいところ
- AWS Direct Connect
- アカウントの請求まわり
でした。

実際に使ったことがないサービスが多かった印象です。

試験中は、試験アプリケーションが、2回フリーズして、2回クラッシュするという不運に会い、試験時間が120分くらいになってしまいました:sweat_smile:

まぁ、ギリギリでしたが、結果的に合格できたので良しとしますw

まとめ

SAAを取得して、何かが変わったということはありませんが、少しは自信に繋がりそうです。
試験結果が結果なだけに、なんでも聞いてくれ!とは言いづらいのですが、これからも引き続きにAWSを使って問題解決を続けていこうと思います。

次は、DevOpsとSysOpsも取ろうと思っています。
この2つの認定を取り終わった後にプロフェッショナルに挑戦しようと思います。

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