CentOS6上にtensorflowをインストールするのにすっかりハマってしまい、諦めてwindowsにインストールした話。
思っていたより簡単に環境構築出来たので方法を共有します。
python (anaconda)のインストール
以下のサイトからwindows用のインストーラをダウンロードし、インストールします。
インストールが終わったら、windowsのコマンドプロンプトからanacondaとpythonのバージョンを確認します。
anaconda -V
#=> anaconda-script.py Command line client (version 1.6.0)
python --version
#=> Python 3.6.0 :: Anaconda 4.3.1 (64-bit)
condaコマンドで仮想環境の作成
以下のコマンドで「tf_env」という名前の仮想環境を作ります。
conda create -n tf_env anaconda python=3.5
- 2017/4/17時点でのpythonの最新版はバージョン3.6ですが、tensorflowが対応していないため、3.5を指定しておきます。
- anacondaを指定すると、いろいろインストールされて時間がかかります。numpyとmatplotlibだけでいいなら、
conda create -n num_env numpy matplotlib python=3.5
という指定もできます。 -
conda info -e
で作成した環境の一覧を表示できます
作成した仮想環境を使う
以下のコマンドで作成した仮想環境に入ります。
activate tf_env
仮想環境内では、pythonのバージョンが指定したものになっているはずです。
python --version
#=>Python 3.5.2 :: Anaconda 4.3.1 (64-bit)
仮想環境から出るときは、deactivate
コマンドです。
tensorflowのインストール&動作確認
pip install tensorflow
コマンドでtensorflowをインストールします。
インストール完了後、python
コマンドで対話モードに入ります(コマンドプロンプトに「>>>」が表示される)。そこで以下のコマンドでtensorflowをインポートします。
import tensorflow as tf
試しに使ってみます。
node1 = tf.constant(3)
node2 = tf.constant(4)
node3 = tf.add(node1, node2)
sess = tf.Session()
sess.run(node3)
#=> 7
問題なく動きました。
- 2017/11/07追記
以下のブログにTensorFlowの入門記事を書きました。
http://www.uosansatox.biz/entry/2017/09/20/190000