JavaScript の undefined
と null
について、違いを解説している記事はいくつかありますが、具体的な使い分けには触れられないことが多いようです。
そこで、私が意識している 違い・使い分け を表にまとめてみました。…
の部分には undefined
や null
が入ると思ってください。
undefined |
null |
|
---|---|---|
意味 | 変数・プロパティが未設定 | 値が無効(利用可能な値がない) |
変数: variable = …
|
variable を未初期化の状態にする 1
|
variable が有効な値を持たないことを表す |
プロパティ: object.prop = …
|
object.prop の値をクリアする 1 2
|
object.prop が有効な値を持たないことを表す |
関数の返り値: return … 3
|
関数から値を返さずに戻る | 関数の結果として、無効な値を返す |
関数の引数: func(…) 3
|
引数の省略を表す | 引数として、無効な値を渡す 4 |
これが絶対というわけではありませんが、迷った時に参考にしてみてはいかがでしょうか。