Web記事を読んでいて、「本当に正しいのだろうか?」「どこか怪しい部分はないだろうか?」と感じたことはありませんか?
そこで今回、効率的にChatGPTで、誤り・怪しい箇所を列挙させるChrome拡張を作成しました。
拡張のソースコードは下記に公開しています。
この記事では、
- 拡張の概要
- インストール方法
- ショートカット設定方法(Alt+G)
- 実際の使い方
を順番に説明します。
拡張の概要
この拡張は、今開いている記事の信憑性チェックを、可能な限り効率化する Chrome 拡張です。
Alt+G で実行すると、次の処理を行います。
- ページ本文を抽出
- 指定プロンプトと結合
- クリップボードにコピー
- ChatGPTを新しいタブで開く
ChatGPT側では、貼り付けて送信するだけで、
- 誤りの可能性がある箇所
- 論理的に怪しい部分
- 情報源としての信頼性評価
- 良い点の整理
- 総合的な信憑性の結論
が出力されます。
ChatGPT は、開いた時点で入力欄にフォーカスされており、Enter で実行できるため、プロンプト実行までに必要な手順は
Alt+G → Ctrl+V → Enter
だけです。(その後結果を待って、結果を閲覧して、タブを閉じる必要があります)
インストール方法
- GitHubリポジトリをダウンロードします
https://github.com/uni928/chatgpt-article-audit
悪意はないと私自身は宣言はしますが、情報を外部に送信する等、怪しいコードが無いか、全コードを ChatGPT で確認してから使う事を推奨します。(ChatGPT の調査に網羅性があるとは限りませんが、将来的にこの習慣により危険を回避する事も考えられますので、個人的には この習慣 をつける事を推奨します)
-
Chromeで以下を開きます
chrome://extensions/ -
右上の「デベロッパーモード」をONにします
-
「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックします
-
ダウンロードしたフォルダを選択します
これで拡張のインストールは完了です。
ショートカット(Alt+G)の設定方法
Chrome拡張のショートカットは、拡張側から自動設定することはできません。ユーザー側で設定する必要があります。
-
以下のURLを開きます
chrome://extensions/shortcuts -
本拡張の「ページをコピーしてChatGPTへ遷移」を探します
-
ショートカット入力欄をクリックします
-
Altキーを押しながらGキーを押します
もしAlt+Gが設定できない場合は、
- Ctrl+Alt+G
- Alt+Shift+G
などに変更してください。
他の拡張や機能と競合している場合は設定できませんので、その場合は別のキーに変更します。
使い方
- 調査したいWebページを開きます
- Alt+G を押します(または拡張アイコンをクリックします)
- ChatGPTが新しいタブで開きます
- 入力欄に貼り付けます
- 送信します
すると、以下の観点で分析結果が返ってきます。
- 事実誤認の可能性
- データや統計の不自然さ
- 論理飛躍
- 出典の曖昧さ
- 情報の信頼性評価
- 記事の良い点
- 総合的な妥当性
この拡張を作った理由
近年、AI生成記事や誇張的なWebコンテンツが増えています。情報の真偽を自分で検証する力がより重要になってきました。
しかし、毎回プロンプトを入力するのは手間です。
そこで、
「今見ているページを、そのまま批判的視点でチェックできる」
というコンセプトで本拡張を作成しました。
注意点
- ChatGPTの回答は絶対的な正解ではありません
- 元記事の一次情報を確認することが重要です
- 極端に長いページは一部のみ送信される場合があります
まとめ
この拡張を使うことで、記事の信頼性チェックを素早く行うことができます。
- 3回のキー操作で OK
- 自動で本文抽出
- 即座に批判的分析
情報過多の時代において、効率よく「怪しい箇所」を見つけたい方におすすめです。
ぜひお試しください。
下記の記事の誤り・怪しい箇所を列挙して下さい。次に、評価できる点も挙げて、最後に「どの程度正しい、もしくは信憑性のある記事か」と「どの程度有用性のある記事か」を結論として述べて下さい。どの程度というのは 0~100 パーセントの表記も教えて下さい。(80~85%など)誤字脱字など、誤り・怪しい箇所・信憑性に直接関係しない指摘は控えて下さい。
というプロンプトが background.js にあります。この内容を変えれば、プロンプトを自分好みにできますし、極論記事本体に対して好きなプロンプトを実行する事も可能です。要約ならばコパイロットの方が楽な場面があると思うので、信憑性の調査以外に使い道があるかは、申し訳ありませんが不明です。
ダウンロード先再掲:
https://github.com/uni928/chatgpt-article-audit
おまけ
私の作った別の記事 に対して行った結果を置いておきます。どんな出力になるかの参考にして頂けたならば幸いです。(今回はこの出力というだけです。あくまでも視点の一つとして活用しましょう)
ご提示の本文には、明確な論理破綻はありません。
ただし、技術的な前提に対して過度に単純化している箇所や、実効性に疑問が残る表現がいくつか見受けられますので、以下に整理いたします。
■ 誤り・怪しい箇所・技術的に疑問がある点
1. 「送信直前にキャンセルできる」という表現の実効性
content script で送信をフックする構成
Chrome Extension(Manifest v3)において content script から
fetch
XMLHttpRequest
sendBeacon
フォーム submit
を「確実に」「送信直前」で横取りできるかは状況依存です。
特に:
ページ内で既に関数参照がキャプチャされている場合
他のスクリプトが先に上書きしている場合
WebWorker 内通信
iframe(特に cross-origin iframe)
Service Worker 経由通信
CSP の影響
などはカバーできない可能性があります。
そのため、「最後の保険」としては妥当な表現ですが、
読者が「かなり広範囲を止められる」と誤解する可能性があります。
→ 網羅性は限定的である点が十分に説明されていない
2. sendBeacon への対応
sendBeacon(一部制限あり)
sendBeacon は非同期・非ブロッキングであり、
通常の fetch や XHR と比べてフックが難しいケースがあります。
実装次第では:
送信自体は止められない
返り値だけ偽装している可能性
サイズ判定が不正確
などの懸念があります。
ここは技術的にかなり難しい領域であり、
本文では深掘りされていないため信頼性は不明です。
3. 「強い権限を持つ」という表現
非常に強い権限を持ちます
content script ベースであれば、
拡張自体が「強い権限」を持つかどうかは
host_permissions
activeTab
webRequest API の使用有無
に依存します。
content script 単体では、
ブラウザレベルの通信制御権限を持つわけではありません。
やや誇張的な表現の可能性があります。
4. ヒューリスティックの妥当性
挙げられている基準:
クロスオリジン書き込み
password / token / auth キー検出
サイズが大きい送信
これらは
正常動作でも頻出する
SPA では一般的
API 通信では普通
という特性があります。
そのため:
誤検知が非常に多くなる可能性
実用性が低下する可能性
が考えられます。
精度や誤検知率についての言及がない点はやや不十分です。
5. 「ChatGPT にコードレビューさせればよい」という示唆
ChatGPT に確認させるくらいの慎重さでちょうど良い
これは技術的保証になりません。
AI によるレビューは完全ではない
セキュリティ検証には専門的監査が必要
この部分はやや軽率な印象を与える可能性があります。
6. 実装内容の詳細がない
Qiita 記事本文にコードがなく、
具体的な実装方式
パフォーマンス影響
例外処理
回避可能性
が不明です。
評価の根拠が GitHub 側に依存しており、
記事単体の検証可能性は低いです。
■ 評価できる点
1. 誇張していない
「絶対に安全ではない」と明示
「信頼度は低め」と自己申告
「最後の保険」と位置づけ
これは誠実です。
2. 限界を明確にしている
万能ではない
完全検知ではない
動作検証不足
をはっきり書いている点は評価できます。
3. コンセプトとしては妥当
「ブラウザレベルで最後のガードを入れる」という発想自体は合理的です。
特に:
セキュリティ実験
自己責任用途
技術検証
としては一定の価値があります。
4. 過度な安全性アピールをしていない
セキュリティ系記事にありがちな
「これで守れる」
「完全防御」
のような危険な表現がない点は好印象です。
■ 総合評価
① どの程度正しい/信憑性があるか
65~75%
理由:
技術的に不可能なことは書いていない
ただし実効性の範囲が曖昧
カバー範囲に誤解の余地がある
検証不足を自認している
コンセプトは妥当だが、
実装の完成度や防御力は未知数です。
② どの程度有用か
50~65%
理由:
実験用途としては有用
実運用セキュリティ対策としては限定的
誤検知リスクが高い可能性
回避されやすい設計の可能性
「学習・研究用途」としては一定の価値がありますが、
一般ユーザー向けの実用ツールとしては中程度以下です。
■ 結論
この記事は、
技術的に大きな虚偽はない
ただし実効性は限定的
セキュリティ製品としては未成熟
実験的取り組みとしては妥当
という位置づけです。
信憑性:65~75%
有用性:50~65%
過度に信用すべき記事ではありませんが、
危険な誤誘導をしている記事でもありません。
実験的・啓発的な記事として読むのであれば、一定の妥当性はあります。