ChatGPTでHTMLツールを作れるようになると、
- ちょっとした計算ツール
- 入力補助ツール
- 文章生成用の補助ツール
- ファイル名整理ツール
- CSV整形ツール
のような、小さな便利ツールを比較的簡単に作れるようになります。
ただ、作ったHTMLを販売しようとすると、少し悩みます。
「HTMLファイルをそのまま配布するのか」
「URLで使えるようにするのか」
「購入者だけが使いやすい形にするにはどうするのか」
「BOOTHで売るのか、noteで売るのか」
といった問題が出てきます。
結論から言うと、個人的には、
URLで使うタイプの自作HTMLツールなら、まずはnoteの有料記事で売るのがかなり楽そう
だと思います。
noteが向いていそうな理由
noteの場合、有料記事の本文内に、
- ツールのURL
- GoogleDrive上のHTML本体のURL
- パスワード
- 使い方
- 注意点
- 更新履歴
- よくある質問
を書けます。
つまり、HTMLツールそのものを売るというより、
Webツールへのアクセス方法と使い方を、有料記事として販売する
という形にしやすいです。
購入者側も、記事を購入して、その中に書かれているURLを開くだけなので分かりやすいです。
特に、ちょっとした便利ツールの場合は、説明文も含めて価値になります。
「このツールは何ができるのか」
「どういう場面で使うのか」
「使うときの注意点は何か」
まで記事内で説明できるので、単にファイルを置くよりも売りやすいと思います。
HTMLツールはライフハック記事と相性が良い
自作HTMLツールは、一見するとプログラミング寄りの商品に見えます。
ただ、実際には、
- 毎日の入力を楽にする
- 面倒な作業を少し短縮する
- テンプレートをすぐ作れるようにする
- ファイル名や文章を整える
- 自分用の小さな作業環境を作る
といった、かなりライフハック寄りの道具でもあります。
そう考えると、noteとの相性は意外と良いと思います。
noteでは、単に「HTMLファイルを売ります」と書くよりも、
こういう作業が面倒だったので、ブラウザで使える小さなツールを作りました
という形で紹介した方が伝わりやすいです。
ツールそのものだけでなく、
- なぜ作ったのか
- 何が楽になるのか
- どう使うと便利なのか
- どんな人に向いているのか
まで記事として説明できるため、noteの読者層とも地味にマッチしやすい印象があります。
そのため、自作HTMLツールは「プログラミング商品」として売るより、
作業を楽にするライフハック道具
として見せた方が、noteでは受け入れられやすいと思います。
BOOTHも売りやすいが、少し準備が重い
もちろん、BOOTHでも自作HTMLは売れます。
むしろ、ファイル販売だけで考えるならBOOTHはかなり向いています。
たとえば、
- HTMLファイル
- 説明PDF
- 使い方テキスト
- サンプルデータ
- ZIPファイル
のようにまとめて、ダウンロード商品として販売できます。
この場合は、HTMLを暗号化しなくても、そのままHTMLファイルを配布できます。
購入者はダウンロードしたHTMLをブラウザで開けば使えるため、仕組みとしてはかなりシンプルです。
ただ、BOOTHで販売する場合は、ショップを作る、商品ページを作る、商品ファイルを用意する、説明文を書く、という流れになります。
難しいわけではありませんが、noteの記事を書く感覚に比べると、最初のアカウント取得やショップ開設まわりが少し面倒に感じる人もいると思います。
そのため、
まず軽く試すならnote
ファイル商品としてしっかり売るならBOOTH
くらいに考えると良さそうです。
BOOTHで売る場合もURLは入れた方が便利
BOOTHでHTMLファイルを配布する場合でも、URL版を用意しておくと便利です。
たとえば、商品ファイルの中に、
- HTMLファイル本体
- 使い方.txt
- Web版のURL
を入れておく形です。
HTMLファイルをダウンロードして使う形式は分かりやすいですが、スマホだと扱いにくい場合があります。
一方、URL版があれば、
- スマホでも開きやすい
- 購入者に案内しやすい
- 更新版を反映しやすい
- 「とりあえずURLを開いてください」と説明できる
というメリットがあります。
そのため、BOOTHで販売する場合でも、
ダウンロード版HTML + Web版URL
の両方を用意すると、かなり親切だと思います。
URLで使うHTMLツールにする方法
URLで使えるHTMLツールにする場合は、静的ホスティングにHTMLを置く形になります。
公開先としては、たとえば以下のような候補があります。
- Cloudflare Pages
- Netlify
- Vercel
- 有料レンタルサーバー
- その他の静的ホスティング
GitHub Pagesも静的サイトを公開できる便利な仕組みですが、販売用ツール本体の置き場として使う場合は注意が必要です。
GitHub Pagesは、オンラインビジネス、ECサイト、商取引の促進、商用SaaS提供を主目的とする無料ホスティング用途には向かない可能性があります。
そのため、有料ツールとして販売する場合は、GitHub Pagesを前提にしすぎず、利用規約を確認したうえで、Cloudflare Pages、Netlify、Vercel、有料レンタルサーバーなども検討した方が安全です。
HTMLのパスワード化に使うページ
自作HTMLをパスワード付きで開ける形にするには、以下のページを使えます。
このページにHTMLを入れて、パスワード付きで開ける形にします。
URLの後ろに ?key=PASSWORD のような形でパスワードを付けると、自動でアクセスできます。
このとき、
ログインに成功した場合のみIndexedDBに保存して、次回からパスワード不要にする
はONにしておくのがおすすめです。
毎回パスワード入力が必要だと、購入者側の体験が少し悪くなります。
一度ログインに成功したブラウザでは次回から使いやすくなるため、低価格の小さなWebツールとしては便利です。
noteで売る場合の書き方
noteで売る場合は、無料部分と有料部分を分けると分かりやすいです。
無料部分には、
- ツールの概要
- 何ができるか
- どういう人向けか
- 注意点
- スクリーンショット
- 更新予定
を書きます。
有料部分には、
- ツールのURL
- パスワード
- 詳しい使い方
- 禁止事項
- 更新履歴
- トラブル時の案内
を書きます。
たとえば、商品説明は次のようにできます。
この記事の有料部分に、WebツールのURL、パスワード、使い方を記載しています。
ブラウザでURLを開き、パスワードを入力すると利用できます。
この形なら、ファイルを直接配布しなくても、購入者はURLからツールを使えます。
BOOTHで売る場合の書き方
BOOTHで売る場合は、HTMLファイルをそのまま配布できるのが強みです。
商品ファイルとして、
tool.html
使い方.txt
Web版URL.txt
のように入れておくと分かりやすいです。
商品説明では、たとえば次のように書けます。
購入後にダウンロードできるHTMLファイルをブラウザで開くと利用できます。
スマホや別端末で使いやすいように、Web版URLも同梱しています。
BOOTHの場合は、暗号化せずにHTMLを配布できるため、かなりシンプルです。
ただし、HTMLファイルを購入者が再配布できてしまう点には注意が必要です。
再配布を防ぎたい場合は、利用規約として、
購入者本人の利用に限ります。
ファイル、URL、パスワードの再配布は禁止です。
のように書いておくと良いと思います。
向いている販売物
この方法は、大規模なWebサービスよりも、小さな便利ツール向きです。
たとえば、
- 文章テンプレート生成ツール
- SNS投稿補助ツール
- 商品説明文作成ツール
- CSV整形ツール
- ファイル名作成補助ツール
- 計算ツール
- チェックリスト作成ツール
- 入力フォーム補助ツール
のようなものと相性が良いです。
「アプリを作るほどではないけれど、URLで使えると便利」くらいのHTMLツールが向いています。
注意点
この方法は、強力な認証システムではありません。
HTMLをパスワード付きにしても、URLやパスワードを購入者が他人に渡してしまえば、その人も使えてしまいます。
また、BOOTHでHTMLファイルを配布する場合も、購入者がファイルを再配布できてしまいます。
そのため、高額商品や厳密なライセンス管理が必要な商品には向きません。
どちらかというと、
数百円〜低価格帯の便利ツールを、軽く販売する方法
として考えるのが現実的です。
また、HTML内にAPIキー、個人情報、秘密情報などを直接書くのは避けた方が安全です。
特に、外部APIを呼び出すツールの場合、APIキーをHTMLに直接埋め込むと購入者側から見えてしまう可能性があります。
必要に応じて、サーバー側で処理する仕組みを別途用意した方が安全です。
Google Driveでダウンロード配布する方法もある
もう1つの方法として、Google DriveでHTMLファイルを配布する方法もあります。
この方法は、
URLでWebツールとして開く
というより、
HTMLファイルをダウンロードしてもらい、購入者の端末で開いてもらう
という形式です。
Google Driveは、HTMLをWebサイトとして公開する場所というより、ファイルを保管・共有する場所として使う方が自然です。
Google DriveのWebホスティング機能は、2016年8月31日に停止されています。そのため、HTMLをWebアプリとしてURLで開ける形にしたい場合は、Cloudflare Pages、Netlify、Vercel、有料レンタルサーバーなどの静的ホスティングを使う方が向いています。
一方で、HTMLファイルを配布するだけなら、Google Driveは選択肢になります。
たとえば、
tool.html
使い方.txt
のようなファイルをGoogle Driveに置き、共有リンクをnoteの有料部分に記載します。
購入者は、Google DriveのリンクからHTMLファイルをダウンロードし、自分のPCで開いて使います。
HTMLを直接置けるなら、基本はそちらを優先したい
ただし、HTMLをWebページとして直接置ける環境があるなら、基本的にはそちらを優先した方が便利です。
たとえば、
- Cloudflare Pages
- Netlify
- Vercel
- 有料レンタルサーバー
- 静的HTMLを置けるレンタルスペース
のような場所にHTMLを置けるなら、購入者はURLを開くだけで使えます。
この方が、
- スマホでも使いやすい
- ダウンロード操作が不要
- 更新版を反映しやすい
- 「URLを開いてください」と案内しやすい
というメリットがあります。
そのため、優先順位としては、
1. HTMLを直接置ける静的ホスティングに公開する
2. 難しい場合は、Google DriveでHTMLファイルをダウンロード配布する
くらいに考えると分かりやすいです。
noteでGoogle Drive配布を使う場合
noteで販売する場合は、有料部分にGoogle Driveの共有リンクを書きます。
たとえば、次のような形です。
この記事の有料部分に、HTMLファイルのダウンロードリンクと使い方を記載しています。
Google DriveからHTMLファイルをダウンロードし、PCのブラウザで開くと利用できます。
この方法なら、HTMLを暗号化しなくても配布できます。
ただし、HTMLファイルを購入者が再配布できてしまう点には注意が必要です。
そのため、説明文には次のような注意書きを入れておくと良いです。
購入者本人の利用に限ります。
HTMLファイル、ダウンロードURL、パスワード等の再配布は禁止です。
また、Google Driveの共有設定は、必要に応じて「リンクを知っている全員が閲覧可能」にしておく必要があります。Google Driveではファイルやフォルダの共有設定を変更して、リンクを知っている相手に共有できます。
Google Drive配布のメリット
Google Driveでダウンロード配布する方法には、次のメリットがあります。
- HTMLを暗号化しなくても配布できる
- ファイルを差し替えやすい
- noteの有料部分にリンクを貼るだけで案内できる
- BOOTHのように商品ファイルをZIP化しなくても始めやすい
- 購入者が手元にHTMLを保存できる
特に、PC向けの小さなHTMLツールなら、Google Driveからダウンロードして使う形式でも十分な場合があります。
Google Drive配布の注意点
一方で、Google Drive配布には注意点もあります。
- スマホではHTMLファイルを扱いにくい場合がある
- ダウンロード後にどのブラウザで開くか分かりにくい場合がある
- 更新版を出したとき、購入者が再ダウンロードする必要がある
- 購入者がHTMLファイルを再配布できてしまう
- WebアプリとしてURLで開く形式より、購入者の手間が増える
そのため、購入者の使いやすさを重視するなら、やはりHTMLを直接置ける静的ホスティングを優先した方が良いです。
Google Driveは、
Web版を用意するのが難しい場合の、簡単なダウンロード配布方法
として紹介するのがちょうど良いと思います。
まとめ
ChatGPTでHTMLツールを作れるなら、それを販売アイデアにできます。
特に、最初に試すなら、
- HTMLツールを作る
- パスワード付きで開ける形にする
- 静的ホスティングに置く
- noteの有料記事でURL・パスワード・使い方を販売する
という流れがかなり楽そうです。
BOOTHも、HTMLファイルをそのままダウンロード商品として販売できるため、販売方法としてはかなり強いです。
ただ、最初のアカウント取得やショップ開設、商品ファイルの準備を少し面倒に感じる場合は、noteの有料記事から始める方が気楽です。
結論としては、
URLで使うWebツールならnote
HTMLファイルを配布するならBOOTH
BOOTHで売る場合もWeb版URLを入れると便利
という使い分けが良さそうです。
厳密なログイン管理やライセンス管理には向きませんが、低価格の自作HTMLツールを販売する入口としては、かなり試しやすい方法だと思います。