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Raspberry Piで開発したプロトタイプを実装する

Last updated at Posted at 2018-02-03

このエントリは「Raspberry Piでスマートロックつくった」の解説7つめになります。
前回までで目的の機能はおおよそプロトタイピングできました。今回はいよいよ仕上げとして鍵マウントの作成やユニバーサル基板への配線などやっていきます。

鍵マウントの作成

サーボモーターを鍵に取り付けるためのマウントを作ります。ウチの鍵は縦でOPEN横でLOCKなので、下のようなマウントを作って90度ずつ回せばよさそうです。
スケッチ.png
マウントの材料には、タミヤの工作シリーズ「ユニバーサルアームセット」を使いました。Amazonやプラモ屋で売っています。やわらかいのでニッパーで簡単に切断加工できます。
これをこうして…
01dbae28414e543a7dec81ea28cc0ed91ee140dd6e.jpg
(色々と試行錯誤したけど)こうじゃ
0144d3c494cdcb8e384e0af6eb4d5305670af79fee.jpg
細いタイラップを使えばネジ止めや接着をしないで済み、後から微調整もし易いのでオススメです。

ユニバーサル基板への配線

次にユニバーサル基板へボタンやコネクタを乗っけて半田付けし、配線します。いきなりやってしまってもいいのですが一応事前に設計図みたいなのを書いておきます。marmeloという回路設計ソフトが無料で使える中ではおすすめです。
00c6d0d1e7c58f46da7888c209886782.png
(後で気づいたけどサーボモーターの配線が間違ってました…)
この設計図をもとにユニバーサル基板に配線していきます。基板はRaspberry PiのサイズにピッタリでGPIOのマッピングも書いてあるヤツがあるので、それを使います。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)用ユニバーサル基板 UB-RPI02 | サンハヤト株式会社
こんな感じで、公式ケースにもピッタリ収まります。ただしケースのフタがmicroSDカードスロット側で干渉してしまうので、切断してヤスリがけする必要はあります。
01509ca6cc2defb23b36964539292566defe138bbd.jpg
抵抗や押しボタンスイッチやコネクタを乗っけるとこんな感じです。かわいいですね。
IMG_1279.JPG
サーボモーターやインジケータのLEDはピンヘッダ用コネクタで接続できるようにして、配線しやすくします。
IMG_1282.JPG

ドアに取り付ける

ドアには強めの磁石でひっ付けてみました。磁石なら後から角度調整が簡単になるし、両面テープでドアを汚したりする心配がありません。サムターンとの高さは、ユニバーサルアームセットの部品を積み上げてネジ止めすることで調整して合わせました。


できあがり!

というわけで長くなりましたがこれにてスマートロックシステムの完成です。



不具合が起きた時や微妙に調整をしたい時にいちいち玄関まで行って電源を引っこ抜かなくてもいいように、SSHやVNCで接続できるようにしておくと良いです。
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