MP4より圧出画質の良いWebMをFFmpegで変換する手順をまとめました。
動作環境
- macOS 10.13.1
- Homebrewがインストール済み
登場人物
- WebM
- FFmpeg(version 3.4:2017/11/17現在)
WebM
WebM(ウェブエム)は、Googleが開発しているオープンでロイヤリティフリーな動画のコンテナフォーマット。
引用「WebM - Wikipedia」
WebMはMP4とくらべて画質が優れているため、MP4と同等の画質をWebMへ変換するとファイルサイズが小さくなります(参考記事「WebM(VP9)とMP4(H.264)の違い」)。データの転送量にシビアな時代なので、動画を扱うコンテンツではWebMを採用するケースが増えてきています。
FFmpeg
FFmpegは、動画の圧縮などで使うツールです。コマンドライン(黒い画面)で実行します。
作業手順
1. FFmpegのインストール
brew install ffmpeg --with-libvpx
2. 動画ファイルがあるディレクトリへ移動
cd ディレクトリのファイルパス
3. 変換コマンド実行
ffmpeg -i input.mov -strict -2 output.webm
変換元となるinput.mov
をoutput.webm
へ変換するコマンドです。パラメーターも細かく設定できるのですが、理解がふわふわなため詳細はカットします
変換後の比較
- 変換元ファイル:input.mov(音声あり)
- ファイル形式:MOV
- 解像度:853x480
- 容量:249.2MB
▲変換元動画(MOV)
- 変換後ファイル:output.webm
- ファイル形式:WebM
- 解像度:853x480
- 容量:41.6MB
▲変換後動画(WebM)