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できるリーダー(テックリード)になるためのトレーニング法②

Last updated at Posted at 2019-02-24

はじめに

うめりんです。前回は概算見積もりのためのトレーニングでした。
まだご覧になっていない方は、記事に順序性は無いので後からでもご参考にして頂ければと思います。

②すぐに決断ができるように、普段から裁量の範囲を意識し影響範囲を把握しておく

考え方はエンジニアに限ったものでは無く、誰でも身につけられるものです。

なぜ必要なのか?

リーダーになると何かにつけて
「どうしましょう?」と相談されたり
想定外の調査依頼や不具合対応などによる割り込み作業が圧倒的に多くなります。

その際、時間をかけても質や内容が変わらないものの決断を先延ばしにしてしまうと、その間にも後から来た相談・依頼が更に積まれることになり、精神的にも辛くなりがちです。

具体的に何をすれば良いのか

まずは、決断には以下の種類があることを知って下さい。
端的に表現するなら、ルール把握と言えます。
・自分独りで決められる(決めても良い)正解があるもの
・自分独りで決められる(決めても良い)正解がないもの
・自分独りでは決められない(決めてはいけない)正解があるもの
・自分独りでは決められない(決めてはいけない)正解がないもの
・他者が決断するために情報を提示するもの
迷いがちな方は、上記の種類のどれに当てはまる事象なのかを自身で整理が出来ていない時が多いので、「決めるべき人(決断主体)は誰か」「正解の有無」を常に考えるようにして下さい。

次に、何を聞かれているのか(求められているのか)を正しく理解する(確認する)癖を付けて下さい。
端的に表現するなら、状況把握と言えます。
特にメンバーや他職種や上司から、やりたいことの手段だけを提示された場合、その手段が実は最適では無いことが往々にしてあります。
「本当にやりたいこと(実現したいこと)は何か」を簡易な言葉で明確にすることで、求められていることの誤解が避けられます。

そして最後に、シミュレーションする癖を付けて下さい。
端的に表現するなら、先読みと言えます。
何かの方針や基準を決める時、その決定の影響は誰がいつまで受けるのか。やることを決める時、増やす・減らす・変えるのどれかになると思いますが、関連して変化するものが無いのか。これらを答えられないとすれば、それは事前に調査・把握しておかなければなりません。
自身の頭の中で(書き出しても大丈夫ですので)時間を進めてみて、決定した内容がインプットになり次に何が起こるかを想像してみて下さい。将棋で相手の打ち手を読む時の感覚が分かりやすいかも知れません。次の自分の手番も含め多くても5手先までを読むようにすれば、十分なことが多いです。

おわりに

ルール把握⇒状況把握⇒先読み、これらを習慣づけることで決断内容の正確性向上とスピードアップが期待できますので、お試し下さい。

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