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翻訳レビュー体験記: カンバンガイド

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Summary

カンバンガイドの英語版から日本語版への翻訳レビューに初めて参加した際の経験を簡単にまとめました。
誰かの挑戦を後押しすることに繋がると嬉しいです。

Who

わたしは、合同会社DMM.comで同人事業のエンジニアリングマネジメントに携わっています。
英語が特別に得意な訳では無く、翻訳の仕事や翻訳のレビューに携わった経験はこれまでありませんでした。

What

無償のボランティアとして、以下3つのドキュメントの英語版から日本語版への翻訳レビューに参加させて頂きました。

Why

Twitterのタイムラインに以下のツイートが流れてきました。

実は、長沢さんのことを従来からフォローや存じていた訳では無かったのですが、他にフォローしていた方のいいねによりタイムラインで偶然発見し「こんなにカジュアルに募集されていることもあるんだ」と興味を持ち、すぐに対象のGoogleフォームから応募しました。

丁度ゴールデンウィーク前で、GW中の予定が詰まってもいなかったのでタイミングが良かったのと、カンバンに対する色々な習熟度の方を対象としている点が翻訳レビュー未経験の自分でも何か1つでも貢献できる余地がありそうと感じた事、ある程度のボリューム感が明示されていたので必要なおおよその時間が見積もれたことが応募のキッカケです。

この他、スクラムガイドは以前から馴染みがあり何回も読んだことがあったけれど、カンバンガイドは存在すら知らなかった事、普段の業務においてJiraやZenhubなどでカンバン方式を採用しているのでカンバンガイドが参考になりそうで翻訳レビューするとなると必然的に精読することになるため一石二鳥だと感じたのもモチベーションになりました。

How

応募

対象のGoogleフォームに必要事項を記入し応募しました。
面識が無いため、カンバンに対する知識が垣間見える文章と英語の理解度がある程度分かるアピール文言(過去のTOEIC点数やDuolingo学習中など)を付記しました。
仮に応募者が多数だと先着順もあり得ると考え、ツイートを目にしてからすぐに応募しました(確かツイートされてから3時間以内くらい)。

翻訳レビュー

翻訳者の長沢さんから期待されていたことは「誤字脱字、読みやすさ、わかりやすさを中心に、できれば誤訳やもっとよい訳をコメントいただきたい」という観点でした。

最終的にはGoogleドキュメントに提案モードでコメントしていく形ですが、文章のチェック方法は自由なため、以下の形で工夫しました。

  • 集中力を切らさないため、ある程度のブロック(3行程度の文)単位で進める
  • DeepLで原文を翻訳する
  • チェック範囲の原文を全て音読する
  • DeepLの翻訳結果(日本語)と、レビュー対象の文章を、全て音読する
  • (意訳の場合) 表現の違いが意図的な意訳なのかどうかGoogle検索する
  • 馴染みの薄い日本語だった場合に別の辞書で翻訳の候補を探す
  • 前後の文と比較して抜け落ちているニュアンスが無いか考える

また、指摘コメントを書く際には以下の点に気をつけました。

  • 敬意と礼儀を重んじる(断定しすぎたり強い主張は控える)
  • 自らが誤って解釈したり読み違えていないか改めて確認する(実際にコメントを書いた直後に誤りに気付いて削除したものが1つあった)

Fun

すでに翻訳が完了したドキュメントや書籍を見るだけでは分からない、翻訳者の苦労(どの部分で翻訳を悩んだか、候補はあったが不採用にしたなど)が分かった事、他のレビューアの観点/指摘コメントをリアルタイムで拝見できたことが楽しかったです。

Done

3つのドキュメントに対して、合計レビュー時間が約15時間、合計14件ほどコメントさせて頂きました。

Learn

  • 読点での読みやすさ向上は、主観によるところが大きいため挙げない方が良さそう
  • ドキュメントの要旨(本題)を超える補足は、やりすぎない方が良い
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